らんすぴらしよぉん(l'inspiration) 

田窪与思子のインスピレーション
(L'inspiration de Yoshiko Takubo)

「わたしが一番きれいだったとき」 by  茨木のり子

2015-07-31 | 本・文学

茨木のり子さん(1926-2006)の詩には、「青春を戦争の渦中に過ごした若い女性の、くやしさと未来への夢」(岩波文庫)を書いたものがある。

 

「わたしが一番きれいだったとき」

 

<わたしが一番きれいだったとき

街々はがらがら崩れていって

とんでもないところから

青空なんかが見えたりした

 

わたしが一番きれいだったとき

まわりの人達が沢山死んだ

工場で 海で 名もない島で

わたしはおしゃれのきっかけを落としてしまった

 

わたしが一番きれいだったとき

だれもやさしい贈物を捧げてはくれなかった

男たちは挙手の礼しか知らなくて

きれいな眼差だけを残し皆発っていった

 

わたしが一番きれいだったとき

わたしの頭はからっぽで

わたしの心はかたくなで

手足ばかりが栗色に光った

 

わたしが一番きれいだったとき

わたしの国は戦争で負けた

そんな馬鹿なことってあるものか

ブラウスの腕をまくり卑屈な町をのし歩いた

 

わたしが一番きれいだったとき

ラジオからはジャズは溢れた

禁煙を破ったときのようにくらくらしながら

わたしは異国の甘い音楽をむさぼった

 

わたしが一番きれいだったとき

わたしはとてもふしあわせ

わたしはとてもとんちんかん

わたしはめっぽうさびしかった

だから決めた できれば長生きすることに

年とってから凄く美しい絵を描いた

フランスのルオー祖父さんのように

               ね      >

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


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あちゅいねぇ・・・・・・

2015-07-30 | スケッチ

汗を拭きながら歩いていると、

 

向こうから、ベビーカーを引いた素敵なママさんが歩いて来た。

 

ツバの広い帽子にしゃれたサングラス・・・・・・

 

すれ違う時、ベビーカーの幼児が、わたしに、あちゅいねぇ、と言った。

 

わたしも、あちゅいねぇ、と応じると、ママさんが笑った。

 

ベビーカーには屋根がなく、幼児は帽子も被らず、汗びっしょりだった・・・・・・

 

 

 

 

帰宅して、スーパーで貰ったドライアイスを水の入ったサラダボールに入れたら、モクモクと涼しげな煙が出てきた・・・・・・(よい子はマネをしないでください・・・・・・)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


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わたし達は、今、戦前にいるのでしょうか・・・・・・

2015-07-29 | ポエム

戦争を起こしたいミナサマ、

 

ミナサマは、

 

空襲にあったことがあるのでしょうか?

 

猛火の中を逃げ惑ったことがあるのでしょうか?

 

焼けただれた遺体を見たことがあるのでしょうか?

 

焦土に佇んだことがあるのでしょうか?

 

軍隊の理不尽な暴力を知っているのでしょうか?

 

子が戦死した母の涙を見たことがあるのでしょうか?

 

戦争孤児の気持ちが分かるのでしょうか?

 

飢えたことがあるのでしょうか?

 

戦争は、ゲームではありません。狂気です。

 

同じ所から顕れた人間たちが戦うのです。

 

正義なんてありません。

 

愛もありません。

 

自由もありません。

 

あゝ、わたし達は、今、戦前にいるのでしょうか・・・・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


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「一週間」の歌

2015-07-27 | 色々な思い

また、月曜日。最近は、一週間があっという間に過ぎてしまう。

 

ロシア民謡に、「一週間」という歌がある。

 

行ったことはないけれど、たぶん、歌声喫茶では人気があったのではないかしら・・・・・・

 

歌詞を読むと、とても不思議なのだ。

 

<日曜日に 市場へでかけ

糸と麻を買ってきた

テュリャ テュリャ テュリャ

テュリャ テュリャ テュリャリャ

テュリャ テュリャ テュリャ

テュリャ リャ

 

月曜日に おふろをたいて

火曜日は おふろにはいり

テュリャ テュリャ テュリャ

テュリャ テュリャ テュリャリャ

テュリャ テュリャ テュリャ

テュリャ リャ

 

水曜日に ともだちが来て

木曜日は 送っていった

テュリャ テュリャ テュリャ

テュリャ テュリャ テュリャリャ

テュリャ テュリャ テュリャ

テュリャ リャ

 

金曜日は 糸巻きもせず

土曜日は おしゃべりばかり

テュリャ テュリャ テュリャ

テュリャ テュリャ テュリャリャ

テュリャ テュリャ テュリャ

テュリャ リャ

 

ともだちよ これが私の

一週間の 仕事です

テュリャ テュリャ テュリャ

テュリャ テュリャ テュリャリャ

テュリャ テュリャ テュリャ

テュリャ リャ  >

 

 

原文もこの通りなのか、訳文でこうなってしまったのか・・・・・・(ネットでは、ともだちよ が 恋人よ になっている訳もある)

 

縄文人も真っ青の呑気な歌だ。

 

忙しいお父さんお母さん、せめて夏休みだけでものんびりしてください。

 

 

 

 

山口県で、「アグリアート・フェスティバル 2015」が開かれ、イベントの一つに、農作業着コレクションのファッションショーがあったそうだ。

 

そこで、赤いモンペ姿の夫人と腕を組み、満面の笑顔でうれしそうにキャットウォークを歩く首相の写真がネットのニュースに載っていた・・・・・・

 

はぁ???・・・・・・

 

首相は、憲法も安保関連法案も戦争の悲惨さも理解していないような気がする・・・・・・

 

夫人は、戦争も原発も反対というウワサ。新国立競技場が見直しになった時もフェイスブックに、よかったです、と書いたらしい。憲法を守るように、ご主人を説得できないかしら・・・・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


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パラドックス

2015-07-26 | 色々な思い

最近、変なことが多い。

 

現代美術家の会田誠さん一家が、東京都現代美術館の企画展に展示した作品、「檄文」に対して都民よりクレームがあり、都庁の担当部署の圧力で、現代美術館は、会田さんの作品を撤去することにした。

 

ネットで見ると、作品の白い布には毛筆で「文部科学省に物申す」と大きく書いてあるが、<大したことのない><不平不満>が並んでいるだけだ。

 

しかも、<芸術を使って政治的アピールはするべきではない>というのが、会田さんの方針。

 

何百何千のクレームがあったのか、と思ったら、クレームは、美術館の友の会会員一名からのみ。

 

あゝ、パラドックス。このことが報道されることによって、現代美術館の度量と包容力が疑われ、逆に会田さんが有名になった。

 

そもそも、現代美術の作品は、わたし達凡人から見ると、コンセプチュアルでわけが分からないものなのに・・・・・・

 

 

 

 

ニッポンの首相は、中国を仮想敵国とし、安保関連法案を通すことを政治生命をかけたミッションとし、酔いしれているような気がする。

 

けれど、あゝ、パラドックス。アメリカとカナダと中国は、年に数回、共同軍事演習をし、イタリアは地中海で中国海軍の応援をしている。その上、欧米の軍事産業界にとって、中国は大のお得意様とか。

 

世界は複雑に絡み合い、戦争で利益を得たい企業や国が戦争を仕掛けるんじゃないかしら・・・・・・戦争に正義などなくて、犠牲になるのは一般市民・・・・・・

 

先日、首相と仲の良い作家を招いた、自民党の勉強会で、広告収入を枯渇させて新聞社を懲らしめる、などとマスコミを威圧する発言が出た。

 

けれど、あゝ、パラドックス。そのことが話題になることで、彼らの本音や体質が白日の下にさらされた。

 

選挙の時は、TPPは反対、と言っていた自民党の議員さんが大勢いた。けれど、今、ニッポンは、市場開放に慎重なカナダに対してアメリカなど各国との協議を急ぐように要請したとか・・・・・・いったい、どうなっているのかしら・・・・・・

 

 

 

 

まだ読んでいないが、<日本はなぜ、「基地」と「原発」を止められないのか>の作者、矢部宏治さんの、「戦争をしない国ー明仁天皇メッセージ」には、天皇の憲法を守る平和な国への思いが載っているそうだ。あゝ、パラドックス。天皇を崇める右翼の人たちが戦争をしたがる・・・・・・

 

マスコミは、天皇のお言葉より、アイドルと化した佳子さまのニュースを流すことに熱心な印象を受ける。

 

 

 

 

ちょっと変が、積み重なって、とても変になり、気づいたら、手遅れ・・・・・・そうならないように祈ります。平和、平和、平和・・・・・・

 

 

 

 

 P.S.

7月31日、東京都現代美術館は、開催中の子供向け企画展で、現代美術家・会田誠さん一家による作品の展示を続行することになった。館は、詳細な理由は明らかにしていないそうだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 


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ミニマリスト的シンプル・ライフ

2015-07-25 | 色々な思い

昔、パリに住んでいた頃、アートやファッションの世界では、装飾を最小限度に抑えた、簡素なミニマリズムが流行っていた。

 

小説でも、たとえば、ジャン=フィリップ・トゥーサンのように、短く乾いた文体で淡々と日常生活を綴ったものが話題になっていた。

 

ミニマムであること、シンプルであることで、逆に、豊かさを感じ、ミニマリストのシンプル・ライフに憧れた。

 

けれど、帰国して、ニッポンの大量生産・大量消費・大量破棄に疑問を抱きながらも、デパートのセールやユニクロなどに繰り出して無駄な物を買う「わたし」がいた。

 

それでも、一軒家からマンションに引っ越す時、かなり狭くなるので所有物は三分の一に減らした。

 

そして、3.11で、テレビが映し出すツナミの映像を見て、もう、物はいらない、と思い、断捨離に精を出すようになった。

 

そして今年、タイム誌の「世界で最も影響力のある100人」に選ばれた、片づけコンサルタントの近藤麻理恵さんの「人生がときめく片づけの魔法」を立ち読みして(ドミニク・ローホーの「シンプルに生きる」などその類の本をブックオフに持っていったばかりだったので買わなかった)、

 

彼女が説くように、「触ったときに、ときめく」物を残し、そうでないものは、かなり処分した。

 

食事も、材料や調味料にはとてもこだわるが、シンプルだ。

 

外ではお肉以外何でも頂くが、家では基本的に玄米菜食で、タンパク質は豆腐や豆やベジミートやスモークサーモンやエビから、そして、ミネラルは雑穀類から取る。

 

洋服も、麻や木綿の物が多くなった。

 

CDやDVDも、まずツタヤで借り、気に入ったものを買うことにした。

 

ミニマリスト的シンプル・ライフはとても心地よい。

 

部屋やクローゼットがいつもきれいだから、心が穏やかだ。

 

シンプル イズ ザ ベスト!!!

 

戦争をしなかったといわれる縄文人たちは、環境に優しいシンプル・ライフを営んでいたのだろう。

 

現代でも、和室はシンプルで機能的だ。

 

床の間に掛け軸を飾れば客間になり、押入れから布団を出せば寝室となる。

 

ニッポンの着物は折り畳めば箪笥に収まり、2代3代と着ることが出来、最後は丹前や布団にもなり、とてもエコだ。

 

ニッポン人にはシンプル・ライフが合うような気がする。

 

原発や安保関連法案やTPPなどというものは、わたし達の生活をシンプルさから遠ざけ、複雑にする。

 

原発は、反対派と賛成派で地域を二分し、事故が起きれば取り返しがつかない。

 

安保関連法案は、戦争に直結する可能性がある。

 

TPPは、国家の上にグローバル企業がきてしまう。

 

 

日経新聞が、1600億円で、欧米のビジネスマン御用達の、英国のFT(フィナンシャル・タイムズ)を買収した。

 

昔のイメージで、FTの方が格が上だと思っていたので、とても、驚いた。

 

今の日経新聞は、政権や経団連におもねるような気がするが、はたして、フクシマの原発問題などの記事でFTの編集権の独立性は保たれるのかしら・・・・・・

 

 

憲法第21条<集会、結社及び言論、出版その他一切の表現の自由は、これを保障する。    

検閲は、これをしてはならない。通信の秘密は、これを侵してはならない。>が守られ、FTが、ニッポンのマスコミが、真実を報道することができますように・・・・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


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ボタンを掛け違う。

2015-07-22 | ポエム

オーバーのボタンを、掛けた。

 

上から、順番に、掛けた。

 

何だか、変だった。

 

ボタンを、掛け違えていた。

 

ゆっくり、掛けなおした。

 

最初に掛け違うと、全部、違ってくる。

 

人生と、同じ。

 

人生も、やり直せる。

 

気づいた時点で、やり直せる。

 

いつだって、やり直せる。

 

詩集、<みんな、「わたし」。>より

 

 

 

 

 

 

 

首相が、テレビで集団的自衛権を火事に例えたそうだが、火事と戦争は違う。

 

ウエブ版、ロイター7月21日に、<日本の平和主義後退の「暗い影」>というコラムが載っていた。

 

<多くの日本国民はいまだ、日本が攻撃的軍事力を放棄する唯一の現代国家となった憲法第9条を誇りに思っている。安倍政権下で日本がこの功績から背を向けることは、第2次大戦から生まれた戦後の偉大な理想が終わることを意味する。安倍氏は自国民の国家観を鼻であしらって無視するのも同然だ。>

 

<安倍氏はこれまで長く、第2次大戦に対して過度に保守的な見方を持ってきた。例えば、戦争犯罪に問われた日本の指導者たちは「日本の法律の下では犯罪者ではない」と表明したこともある。安倍氏の祖父である岸元首相は、戦争被疑者としてGHQによって逮捕・抑留された。一部では、岸氏が孫である安倍氏に、日本を軍事大国としてつくり直し、戦後憲法を破棄するという自身の夢を注入したとの見方もある。>

 

<多くの国民が考える正当な安全保障に必要なものとはかけ離れ、安倍氏は、自分の考えに従って行動できると自覚した政治家だ。安倍氏はどうやら、自身のイデオロギーのためには、けんかを売り、政権をリスクにさらし、国民を怒らせるのもいとわないらしい。>

 

 

また、20日付けNYタイムズ社説も、<安倍総理が戦後日本の平和主義への痛切な誓いを尊重するのか大きな不安を引き起こした>、<日本とアジア地域では、安倍総理が、長く平和主義をとってきた日本を戦争に導くことが心配されている>と非難しているそうだ。

 

 

しかし、ネットで知ったのだが、アメリカ軍の新聞、STARS & STRIPES 5月13日には、<US defense budget already counting on Japan self-defense plan>という見出しで、

 

アメリカのホワイト・ハウスとペンタゴンは今回の安全保障関連法案を歓迎し、2016年の国防省の予算にもあてにされていることが載っていた。

 

ニッポンは、ずっとずっとアメリカの属国なのかしら・・・・・・

 

 

憲法学者の石川健治教授(東大)は、今回、安倍政権が、憲法を改正しないまま、長年にわたり憲法によって禁じていると解されてきた集団的自衛権を容認する法解釈と法整備を強行したことによって、「法秩序の連続性が切断された」と考える。

 

そして彼は言う。<国民を置き去りにした状態で法秩序の連続性を破壊する行為を法学的には「クーデター」と呼ぶ>。

 

平和なニッポンで起きた、現政権による「クーデター」。

 

安全保障関連法案に反対する学生たちと共同行動をする学者たちを応援せずにはいられない・・・・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


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のれん

2015-07-19 | スケッチ

デパートのエスカレーターの脇で、雑貨のバーゲンセールが行われていた。

 

のれんが目に入った。

 

きれいなピンクのレース。

 

ポリエステルで中国製だったから、とても安かった。

 

のれんを探していたので、迷わずに購入。

 

洗濯をし、干す前に、鏡の前で頭に巻いた。

 

と、わたしは、ブルカを被ったウイグルの人。

 

脳内では、あちらの音楽がこだまする・・・・・・

 

 

現政権に物申しても、のれんに腕押し。

 

その上、自分たちに同調しない専門家は、ショロウト呼ばわり。

 

新国立競技場の見直しはよいことだが、違憲である安保関連法案・強硬採決に対する「目くらまし」のような気がする・・・・・・

 

そもそも、フクシマはアンダー・コントロール、と嘘をついてまでオリンピックを開催してよいのだろうか。

 

カヌーの競技が行われるであろう海やマラソン会場は放射能汚染されている・・・・・・ドイツあたりがそれを問題にしなければよいけれど・・・・・・

 

原発事故も、新国立競技場のゴタゴタも、責任の所在がはっきりせず、誰も責任を取ろうとしない・・・・・・

 

フクシマ関連でも、不都合な情報は隠ぺいされ、政府は原発再稼働に舵を切ってしまった。

 

政府は、良識のある知識人や若者たちを抑え込もうとやっきになってマスコミも牛耳っているが、戦前と違って、インターネットがあるのだ。

 

オバサンも応援する。「# 絶対止める」!!!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


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「明日戦争がはじまる」  by 宮尾節子

2015-07-18 | ポエム

今日は、宮本節子さんの詩を引用させて頂きます。

 

<まいにち

 

満員電車に乗って

 

人を人とも

 

思わなくなった

 

 

インターネットの

 

掲示板のカキコミで

 

心を心とも

 

思わなくなった

 

 

虐待死や

 

自殺のひんぱつに

 

命を命と

 

思わなくなった

 

じゅんび

 

 

ばっちりだ

 

 

戦争を戦争と

 

思わなくなるために

 

いよいよ

 

明日が戦争が始まる             >

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


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あきらめない

2015-07-15 | ポエム

あきらめない。

 

原発の鎮静化を、あきらめない。

 

被災地の復興を、あきらめない。

 

美しいニッポンを、あきらめない。

 

絶対に、あきらめない。

 

あきらめないぞ。

 

 

 

詩集、<みんな、「わたし」。>より

 

 

15日、お昼ごろには、安保法案が採決されるそうだ。

 

いったいどうしてこんなことになってしまったのだろうか。

 

ほとんどの憲法学者が違憲だという。

 

世論も、おそらくは天皇皇后両陛下も、反対だと思う。

 

もはや、三権分立も、民主主義も、マスコミも機能しなくなったのだろうか。

 

ニッポンでは、外交・防衛・エネルギー・食糧などの重要な政策はアメリカの承諾が必要だという。

 

けれど、そのアメリカもグローバル企業に牛耳られ、いずれ、アメリカという国家も、かつてのローマのように衰退するだろう。

 

そんなアメリカのために「戦争のできる国」になってどうするのだろうか・・・・・・

 

それでも、あきらめない。

 

ニッポンの平和を、世界の平和を、あきらめない。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


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微笑

2015-07-14 | ポエム

放射能がじゃじゃ漏れでも、微笑む。

 

政局がぐじゃぐじゃでも、微笑む。

 

不安が押し寄せても、微笑む。

 

微笑むと、身体が安らぐ。

 

心が落ち着く。

 

深刻にならないように、微笑む。

 

真剣に、微笑む。

 

微笑みながら、踏ん張る。

 

微笑で取り戻す、ニッポン人の底力。

 

 

 

 

詩集、<みんな、「わたし」。>より

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


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映画「沖縄 うりずんの雨」 

2015-07-11 | アート・映画・演劇

ジャン・ユンカーマン監督のドキュメンタリー映画、「沖縄  うりずんの雨」を観た。

 

「うりずん」とは、「潤い初め」が語源とされ、冬が終わって大地が潤い、草木が芽吹く3月頃から、沖縄が梅雨に入る5月ぐらいまでの時期を指す言葉なのだそうだ。

 

4月1日から始まった沖縄地上戦がうりずんの季節に重なり、戦後70年たった現在も、この時期になると当時の記憶が甦り、体調を崩す人もいるとか。

 

原題は、「OKINAWA  The Afterburn」。

 

監督は、<「アフターバーン」とは、炎が消えた後も火傷が深くなっていくことです。沖縄戦を体験した人々は、まさにそうしたトラウマとともに生きてきました。元米兵もそうです。元日本兵もそうです。そしてとくに、4人に1人が亡くなった沖縄の人々にとって、沖縄戦は今も続いているのです。>という。

 

沖縄では、過酷な地上戦の後、敗戦後もアメリカによる植民地化、そして日本に復帰した後も基地をめぐる問題が続いている。

 

日米双方からの差別と抑圧・・・・・・沖縄は、ニッポンの捨石なのだろうか・・・・・・

 

映画には、沖縄の人たちだけでなく、元日本兵や元アメリカ軍兵士や元捕虜やレイプの犯人のインタービューに加えて、アメリカ軍の撮影した記録映像がふんだんに使用されていて、沖縄の人々に寄り添いながらも公平さを保っている。

 

 

 

沖縄には行ったことがない。

 

ある種のうしろめたさがあり、南国旅行の時も沖縄よりハワイを選んだ。

 

それでも、宮古島や石垣島で老後が過ごせたら素敵だろうな、とのん気なことを考えていた。

 

けれど、最近、辺野古や普天間の基地問題の記事を読む度に、沖縄の人たちが引き受けている理不尽さに胸を痛める。

 

その上、宮古島までが自衛隊を受け入れて軍事要塞の島になるかもしれないという。

 

沖縄には、アジアの非武装地域になり、アジアの平和の象徴となって欲しい。

 

映画の中で、真宗大谷派 僧侶の知花昌一さんの言葉が印象的だった。<いわゆるアメリカの屈辱的な支配から逃れるというのは、もう日本に行くしかないと思っていました。日本というのは僕からすると非常にすばらしい国でした。なぜかというと日本国憲法があって、戦争もしない、軍隊も持たない。そして基本的人権が保障されている。経済的な発展をとげている。ちょうど1964年だと思うんですが、沖縄は日本じゃなかったけれど聖火が入ってきたんです。東京オリンピックの聖火。それを熱烈に私たちは迎えたんです。(中略)ところが、基地はそのまま残ると。「なあんだこんな復帰だったのか」ということで、あれほど求めていたですね、復帰運動が祖国じゃなくて反戦復帰という形になっていくんですね。>

 

<沖縄のこの場で自分たちが被る、その基地の状況を取り払うための運動を続けていくしかないんだろうなと。それを、続ける。沖縄の人たちが負けない限り。いわゆる”基地反対だ”というこの思いがめげない限り、基地をなくすチャンスは、ずっと続くと思う。それが何年後かはわからない。でも必ず人間が、”これはおかしい”と”なくそう”という思いがある、そういう人たちが増え続ければ、その状況は必ず改善できると思う。そういう風に僕は期待をしていますね。>

 

わたしも、期待する。

 

沖縄、がんばれ!!!!!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


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おじいさんの溜息

2015-07-08 | スケッチ

急行電車に乗った。

 

隣の隣に座っていたおじいさんが、溜息をつき、隣に座っている友人に言った。あゝ、嫌な時代になったね。

 

友人が同調すると、おじいさんは続けた。バカが権力を持つととんでもないことになる。昔の自民党はまだましだった・・・・・・

 

おじいさんは、再び、深いため息をついた。

 

 

多くの人たちが、今の政権の驕りに違和感を覚えてたり怒ったりしている。

 

けれど、宗主国さまからの脅しがあるのか、戦争で一儲けしたい軍事産業のサポートがあるのか、現政権は、安保保障関連法案を通したいために国会会期を95日も延長した。

 

敗戦から70年も経つが、未だにニッポンの重要な政策決定にはアメリカの許諾が必要、という現実・・・・・・

 

いっそ、沖縄はニッポンから、そしてニッポンはアメリカから独立すればいいのに、と思ってしまう。

 

 

フクシマでは危機的状況が続いているのに、鹿児島県の川内原発1号機再稼働の準備が最終段階に入り、原子炉に核燃料が入ってしまった。

 

なんだか、溜息が出てしまう・・・・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


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2015-07-04 | ポエム

川の水は、流れる。

 

清水も、濁水も、大海に出る。

 

大きな川も、小さな川も、海に出る。

 

上流の水も、下流の水も、海に出る。

 

人間は、流れに逆らいながら、

 

上流をめざす。

 

 

 

 

詩集、<みんな、「わたし」。>より

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


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Think

2015-07-03 | 色々な思い

父が亡くなって20年以上が経つが、彼のライティングビューローの上には、何十年も、「Think」という標語の書いた置物があった。

 

たぶん深く考えないで、誰かに頂いたものをそのまま置いていたのだろう。

 

頑丈でまだまだ使えるそのライティングビューローが捨てられかけた時、「Think」という標語とともに貰ってきた。

 

パスカルは、「人間は一本の足であり、自然のうちでもっとも弱いものにすぎない。しかし、それは考える葦である。」といった。

 

が、スピリチュアル・ピープルは、「考えるな、直感を信じろ」とか「考えないで、感じるのだ」というから、「Think」は本箱の隅に置いた。

 

ところが、最近、ネットで、「考えろ」、という天才がいることを知り、凡人はこんがらがっている。

 

TEDという世界的な講演会で、ジェイコブ・バーネットという数学・物理の天才が、2012年に(当時13歳)、<「学ぶこと」は人間を発展させない。「考えること」こそが人間の進化を進める。>と語ったそうだ。

 

彼はこうも言ったそうだ。<ニュートンもアインシュタインも(自分も)天才ではない。天才なんていない。学ぶことをやめて、考えて、創りだしてこそ成し遂げられる。>

 

そうか、知識を詰め込むより、「考える」方が大事なのか・・・・・・

 

けれど、悪い頭で考えても・・・・・・

 

今、「Think」は、再びライティングビューローの上に鎮座している。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


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