神融心酔 

中国茶・台湾茶を中心とした素敵な出会いの数々を綴っていきます

第8回地球にやさしい中国茶交流会 ~イベント~

2012-10-27 | 茶にまつわる文化・芸術
去年までの「地球にやさしい中国茶交流会」では
空き時間にワンコイン茶席に座ったり、買い物をしたくらいで
セミナーなどのイベントに参加する時間は持てなかったのですが、
今年は少しまとまった時間をいただいて、2つのイベントに参加しました。


まずは20日(土)のセミナー「アジア 紅茶の旅」。

講師はアジアンウォッチャーでコラムニストの須賀努さん。
金融機関在職中の中華圏駐在経験を活かして
現在はお茶をキーワードにアジア各地を旅していらっしゃいます。
(旅のブログ「寺子屋チャイナ」は必見!)

セミナーでは紅茶にスポットを当て
ダージリン、香港、台湾、ベトナム、トルコ、そして湖南のお話を伺いました。



お茶はトルコ紅茶(写真左)、ダージリン、安化紅茶(写真右)をいただきました。
安化紅茶は初めて飲みましたが、とても綺麗な茶葉で、美味しかった!

セミナー後は'須賀式お茶の旅'に魅せられた聴講者の皆さんが
須賀さんの元へ挨拶や質問に並び、
「私もそういう旅をしてみたい」なんて声も聞かれました。


21日(日)は今年から新しく始まった企画、ミニ品茶会に参加。
テーブルマスターはCraze4"T"LAB主宰のまうぞうさん、お題は「ある凍頂茶農の半年」。



年に数回台湾に飛び、生産地をバイクで回るまうぞうさんが今回スポットを当てたのが凍頂のとある茶農さん。
この茶農さんが作った春茶、紅水、龍眼焙煎、蜜香、夏茶を飲み比べ、
そのポテンシャルを探りながら凍頂茶の実力について熱く論じてくれました。

一人の茶農さんがひとつの畑からこれだけバラエティに富んだものを作り分けるのもすごいですが、
それを飲み比べる機会が得られたことも貴重です。
まうぞうさんがNo.1と考える達人たちの紅水と蜜香を最後に飲ませてもらったので
その二種の基準となる味も理解できました。

何よりまうぞうさんのトークが面白く、
熱のこもったエンターテインメント品茶ショーと言った様相で、
参加者も大満足の一時間でした。


ワンコイン茶席では、21日のテーブルAとテーブルFに座りました。



テーブルFでは日本ではなかなか買えない陝西省の緑茶二種、
紫陽毛尖と午子仙毫(写真)をいただきました。

紫陽毛尖は何度か飲んだことがあり、美味しかった印象を持っていますが、
今回いただいたものもとっても上質で優しい味わいの美味しいお茶でした。

午子仙毫は最近は漢中仙毫とも呼ばれているそうです。
見た目はちょっとワイルドなお茶で、味もしっかりしていますが、
お湯の温度や抽出時間などを変えることで表情が変わりそうな面白味のあるお茶でした。




テーブルAでは祁門紅茶二種をいただきました。
ワンコイン茶席ではおなじみとなった関西中国茶会の皆さんのお席です。

最近の傾向の少し青いタイプと、
昔ながらの祁門香を持つタイプを飲み比べました。

淹れ手のMさんが今年安徽省を訪れた時の写真を拝見しながら
祁門独特の製造工程のお話を伺いました。
2008年の熟成した祁門が美味しかった~。

トップ写真はお茶請けに出してくれたクラブハリエのドライバーム&オレンジソースです。


今回は魅力的なテーマのセミナーや品茶会が多かったのか
予約の時点で早くから満席になるプログラムが多く、
空いていても当日の飛び入り参加で賑わうという状態でした。

私も初めて参加してみてその面白さやお得感に大満足。
地球にやさしい中国茶交流会の更なる楽しみ方を学んだ気がします。



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