廃盤蒐集をやめるための甘美な方法

一度やめると、その後は楽になります。

HMV 新宿レコードショップ探索

2016年10月09日 | Jazz雑記



金曜日の夜、新規開店したHMVの新宿レコードショップへ行ってみた。 渋谷の事例があるので、特に何も期待せず。 新宿には毎週来ているけれどアルタに
入るのは一体いつ以来だろう、もう前回の記憶がない。 これは典型的なおっさんあるあるである。 こんなとこ、用事なんかあるわけないのだ。

エレベーターで6Fへ上がるのだが、まあ、一緒に乗る若い女子達に混じると居心地が悪い。 ヒジョーに場違いな所に来てしまった感じがする。
扉が開いてフロアに入ると、レコード屋というよりはユニクロに来たような感じだ。 清潔感たっぷりで新興住宅地のように計画的に区画整備された棚の
配置もゆったりとしていて、通路も広い。 エサ箱も高い位置に置かれていて、レコードが探し易い。 試聴コーナーにはプレーヤーが6台くらいあって、
待つことなく試聴もできる。 中古レコード屋らしからぬ快適さに却って落ち着かない気分になるのもオヤジあるあるだ。

ジャズの在庫枚数は結構あるが、ほとんどが国内盤。 高額オリジナルはまったくなかった。 翌日から廃盤セールをやるので、みんなそちらにまわされて
いるのだろう。 値付けは安くもなく高くもなくという感じで、後発参入のお得感もオープン記念のスペシャル感もなく、店側の意志は見えなかった。
隣がラテン、その隣がロックで、そちらには1万円以上の値が付いたものがチラホラ見えるが、その内容については門外漢の私には評価不能である。

以前も思ったことだが、このショップの独自性は何だろうとあれこれ考えてみるけれど、未だによくわからない。 渋谷店の売上が堅調でビジネスモデル
としての proof of concept は正しいと判断したとのことだったけど、もしそうなのだとしたら、中古レコードの購買クラスターは多重構造になっているのかも
しれない。 だからオリジナルの仕様がどうのこうのということにはこだわらずにレコードを愉しむ健全な購買層にターゲットを絞り、他店のごちゃごちゃして
すえたオタク臭のする店内には足を運びにくいと感じているそういう人達向けに清潔に整理して商品を提示する、というところに独自性が発揮されている
のかもしれない。 もしそうなんだとしたら、一定の成果は出ているんだろうなあとは思う。 

開店記念企画としてAKB48のヒット曲が12インチ盤として独自プレスされて売られていて、案外AKBは嫌いではないので手にとってはみたものの、2千円という
値段では買う気になれずに店内をぶらついていたら、家聴き用にレコードをと思って探していたこれが壁にかかっていた。



Keith Jarrett / Still Live  ( 独 ECM 1360 )


新品同様のきれいな状態で、2,500円+税。 まあ妥当な値段だけど、サプライズ感はなく高揚することはなかった。 こういうところがHMVを象徴している。
これって、贅沢な感想なのだろうか?


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