第948夜 潮汐表について2

2009-06-24 22:43:17 | 釣り談義
2009.6.24(水)

昨夜に続いて今夜も潮汐の話。

ところで潮汐って何?と言われる方も少なからずおられるのではないかと察する。
潮汐とは、月と太陽の引力によって、海水が周期的に満ちたり引いたりすることをいう。この満ち引きを起こす力を潮汐力(起潮力)という。潮汐力は月と地球、太陽と地球の引力、それに加えて地球と太陽、地球と月の公転運動(互いに互いの周りを回っている)によって引き起こされる遠心力によって、海の水が引き寄せられる力である。

例えば、月から受ける引力や遠心力は地球の中心部ではほぼ等しくなると言われているが、地球の表面では地球に近い方の力が強くなる。つまり、太陽よりも月の方が地球に近く、月の引力や遠心力による潮汐力の方が、太陽のそれよりも2倍も強いので月の影響力の方が大きくなる。そして、月の見える方では、月の引力が強くなり、月の見えない真反対側では遠心力の方が大きくなる。このことから、潮汐力は地球の表と裏側で同時に起こる。月は1日に地球を1周するので、潮の満ち引きは1日に2回起こるのである。

この潮汐力は太陽と地球と月が一直線に並んだ時が最も大きくて、この時が大潮となる。また、太陽と月が地球を中心に90度の角度をなす時が最小になり、この時が小潮となる。長潮、若潮はこの小潮の状態から中潮に向う時のことをいうのである。

そもそも潮汐表について書き始めたのは、釣友の単純明快な質問(第947夜参照)によるところも大きいが、実は、実に面白くて興味深い文献を発見したからである。

昨夜のブログの最終章は、皆様方への質問形式で終わっているのだが、その質問とは、『潮汐表で最も重要な箇所は何処だと思いますか?』だった。今夜はその答えのヒントを記することにします。つまり、潮汐と魚釣りの因果関係についてである。

一般的によく釣れるのは大潮の時と言われている。大潮の時は干満の差が大きくて、潮の流れが速くなる。潮の流れが速くなると、食餌行動が活発になるとされている。海底のプランクトンなどの微生物が潮の流れで動き、それを食餌する小魚などの小型の生物が活発になり、さらにそれを食餌する大型の生物も動き出す。所謂食物連鎖のようなことが活発になるということだ。勿論、大型になるほど数は少なくなる。

さらに、良く言われるのは『上げ三分』『下げ七分』という時間帯が、最も大きく潮が流れ、釣りに有利だと言われている。しかし、我々サラリーマンではなかなかその時間帯に釣行すると言うのは難しい。あっ、そうだった。『潮汐表で最も重要な箇所は何処だと思いますか?』の回答だが、申し訳ない、今夜は疲れたので明日に延ばさせていただきます。

【6月24日過去の釣行記録】
・2006年第2埠頭東側、07:15~17:15、大潮、カレイ12・キス7・アイナメ4
・2007年櫛ヶ浜港防波堤、19:45~23:20、長潮、メバル1・アジ5・メイタ1

【この日の釣り情報】
・2006年大島庄の浦港、夜、大潮、釣=メバル8・クロ1

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コメント
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