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子宮頸がんワクチン捏造報道、池田修一 副学長、医学部長を9月末に辞職

2016-06-28 21:00:00 | 社会

子宮頸がんワクチン捏造報道の続報があった。責任者の池田修一が信州大学の副学長と医学部長を9月末で辞職するというWEDGEでも同趣旨の報道があった信州大は辞職と不正調査は関係ないというが信じ難い。世間は不正を認めたと判断するかもしれない。ディオバン事件や東大分生研事件の時は責任者の辞職は不正を認めたと世間で判断され、不正が既成事実化した。

WEDGEは池田修一が副学長、医学部長を務めるのは不適格だから、大学として措置をとるべきだという旨の文章を信州大学長に送ったという。辞職はそれと関係があるのか。

私は池田修一が辞職したのは研究の結論の間違いを認めたのだと思う。そうでなければ辞めないだろう。副学長や医学部長の辞任はよっぽどの事だ。ただ、信州大学が研究不正を認めるかは最後までわからないと思っている。研究機関がこれまででたらめな調査をしてきたのを何度も見た。特に大学の幹部等に対する調査ではそれが多い。今回は捏造を認めると社会的影響が甚大だから余計に捏造認定が難しいかもしれない。

WEDGEの捏造指摘の重要な根拠は子宮頸がんワクチンを使ったマウスの抗体だけが脳のバリアーを超えて脳に達し、その神経を破壊するというデータが、たった1件しかないチャンピオンデータをもとに主張されたもので科学的意義がないという事だ。

かつてチャンピオンデータに基づく捏造が疑われた事件があった。大阪大学医学系の下村伊一郎らはビスファチンがインスリン様の機能を有し、インスリン受容体と結合して血糖値を下げるという発見をサイエンス誌に発表し注目された。糖尿病の新しい治療に繋がる事が一つの理由。

しかし、再現性を確認する事なくチャンピオンデータに基づいて論文発表した事を糾弾され、大阪大学医学部教授会は論文撤回を勧告。論文は撤回された。この論文は山中伸弥氏が共著者で、撤回後も1000回以上引用されたこれは撤回後の引用回数の世界一

阪大医学部はこの論文の捏造、改ざんを公式に認めなかったが、不正の疑いがあるとして撤回を勧告した。公式には黒に近いグレーという扱いかもしれない。私はこれが世間でどう評価されているのかわからない。

過去の調査例を考えると、子宮頸がんワクチンの研究で捏造、改ざんが認められるかは最後までわからないと思う。現状で個人的に考えている事はあるが、調査結果が出た後に執筆するかもしれない。

現在は不正かどうか不明であるが子宮頸がんワクチンの安全性を議論するための情報はきちんと世間に伝えられるべきだと思う。

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