世界変動展望

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なでしこのドロー狙いはバドミントンの無気力試合と同じか?

2012-08-03 22:50:59 | スポーツ・芸能・文芸

オリンピックのバドミントン女子は中国、韓国、インドネシアのチームが無気力試合をしたとして失格となった。これらは意図的に敗北した試合だが、なでしこも意図的にドローになるようにプレーしたと疑われた。7月31日の南アフリカ戦でわざとドローになるように戦った疑いがあるという。

予選を1位通過するとグラスゴーまで8時間かけて移動しなければならず不利になるため、2位通過でカーディフに留まり体調を万全に整えたかった狙いがあった[1]。そのため佐々木則夫監督は選手たちにドロー狙いの試合をするように指示したという[1]。試合後に佐々木監督はドローを狙ってプレーするように支持したという趣旨を試合後のインタビューで回答、物議を醸した[7]。

なでしこを無気力試合で失格にすべき、なでしこの擁護的な意見などいろいろ見る。いろいろな考えはあるが、幸い規則が存在する。規則とは様々な考えがあって衝突し、紛争が起きたとき、基準として作用し紛争等を解決するためにある。即ち、規則に従っているものが正しく、違反しているものが間違っている。

オリンピック憲章ではきちんとフェアプレーがきちんと規定されている[2]。では、なでしこのドロー狙いのプレーがフェアーかといえば、全力で勝とうとしていないのだから明らかにフェアーではない。その意味でなでしこのドロー狙いもバドミントンの中国チームらの敗北狙いも同じ理由で不適切だ。

この点、決勝トーナメントの仕組みに不合理な点があるのが問題なので戦略的にドローや敗北を狙うのもやむなしという見解もある。しかし、だからといってフェアプレーをしなくてもいい合理的理由にはならない。決勝トーナメントの不合理さはあくまでトーナメント方式の改善によって図るべきであって、自分たちの利益のためにフェアプレーを害してプレーしたら、試合が成立しなくなるし背信的だ。

だから、なでしこのドロー狙いもバドミントンの中国チームらと同様オリンピック憲章違反であり、失格になっても仕方ない。バドミントンの中国チームらは失格になったのになでしこは失格にならないとするのは均衡が保てず道理が通らない。

ただ、なでしこのドロー狙いとバドミントンの失格チームとの決定的な違いは意図的な背信行為をしたという十分な証拠があるかどうかということだ。

なでしこの場合は佐々木監督の指示に従ってわざとドローになるようなプレーをしたという十分な証拠がない。だから、IOCもシロの裁定を明言したし、FIFAも何ら処分をしなかった[3][4]。

では、バドミントンで失格になったチームはどうかといえば、プレーの映像を見れば多くの人がわかるように、意図的に負けようとしているのは明白だ。現実に中国-韓国戦を見てみるとよい。


ロンドンオリンピック 中国-韓国戦の無気力試合

一流選手ならネットに引っかからないようにサーブを打つのは非常に容易なはず。しかし、お互いのチームが何度もネットに引っかかるようにサーブミスをした[5]。こんな様を見たら多くの人が過失でなく故意にミスしていると思うに違いない。その他、わざとアウトにするかのようにレシーブミス、不必要にサーブを強く打ってアウトになったり、不可解な展開がずっと続いた[5]。審判が「このまま勝負しないなら失格にする。」と警告しても無視して無気力試合を続けた。端的にいってあからさまにわざと負けようとしたと言える。当事者は故意を認めているかわからないが、たとえ否定しても故意性の認定は覆らない。こんなあからさまな無気力試合をして過失と世間で通るはずがない。

なでしことバドミントンの中国チームらの失格の有無の差は、無気力試合をしたという十分な証拠の有無によるものだ。なでしこは敗北狙いではなくドロー狙いだから失格にならなかったというわけではないと思う。

しかし、実際はなでしこたちもドロー狙いでプレーしたのだろう。結果的に思惑通り南アフリカとドローで2位通過だったし、観戦していた人はつまらない試合だったという人が多かった。また、選手が監督の指示に従っていなかったというのは通常考え難いし、最終的に結果を出す重要さはなでしこたちも十分わかっていたに違いないからドロー狙いが試合中内心にあったに違いない。

決勝トーナメントの仕組みの不備があったにせよ、フェアープレーを害する合理的理由にはならない。勝利のためには何をしてもいいというわけではない。フェアーさを害して勝利しても真に尊敬されることはないだろう。勝利至上主義というのではなく、尊敬される勝利を目指してほしい。

参考
[1]『佐々木監督「申し訳なかった」 なでしこ、ドローで思惑通り2位通過
2012.8.1 08:23

ロンドン五輪・サッカー女子1次リーグF組第3戦(31日、日本女子0-0南アフリカ女子、英カーディフ)すでに決勝トーナメント進出を決めていた日本女子代表「なでしこジャパン」はカーディフで、南アフリカとの1次リーグF組最終戦を0-0で引き分け、1勝2分けの勝ち点5で同組2位となった。3日の準々決勝でE組2位と対戦する。F組はカナダと2-2で引き分けたスウェーデンが、日本と同勝ち点ながら得失点差で1位、カナダが3位。なでしこは準々決勝で相性の悪いフランスなどとの対戦回避が決まるなど、佐々木則夫監督(54)の思惑通りのドローだった。(サンケイスポーツ)

 格下の南アフリカとスコアレスドロー。しかし、佐々木監督の表情に不安はなかった。

 「前半は普通にやって、後半は経過の中でドローも考えよう、と選手には話した。(決勝トーナメントの会場を考慮し)移動がない方がいい、と思った

 思惑通りの展開。指揮官が舞台裏を明かした。決勝トーナメント進出はすでに決定。今後の戦いを考え、約8時間かけてグラスゴーに行くより、このままカーディフに残留できる2位通過の方が万全の体調を整えられる。得点を奪えなかったのは第2戦から先発7人を入れ替え、中盤でボールを失ったちぐはぐさもあったが、同監督の指示でもあった。

後半13分に送り出したMF川澄には「少々申し訳ないが、カットインからの素晴らしいシュートはやめてくれ」。さらにFW丸山には、「(同時刻に行われていたスウェーデン-カナダが)2-2だからリスクを冒すな」と指示。悲願のメダル獲得のため、全力で戦い抜くなでしこジャパンの信条を捨てざるを得なかった。

 F組2位通過が決まり、準々決勝でFIFAランク1位の米国、7月の強化試合で敗れたフランスとの対戦を回避できることになった。

 「応援してくださる方にスペクタルな試合を見せないといけない、という意味では申し訳なかった。それを戦略としてやらせたのは僕の責任。次を勝って、準決勝に行くことに尽きる」

 33歳の大黒柱MF沢ら主力を完全休養させることができた。万全に近い体調で決勝トーナメントを迎えられるのは事実。佐々木監督はメダル獲得で、国民に償いを果たすつもりだ。』

産経ニュース 2012.8.1より

[2]オリンピック憲章 2011.7.8から有効
[3]『無気力試合「なでしこの南ア引き分けはシロ」IOCがわざわざ声明
2012/8/ 3 15:04

予選を2位で通ったなでしこジャパンは、今深夜(2012年8月4日)1時からこれまでと同じカーディフでブラジルと対戦する。最後の南アフリカ戦を引き分けた結果だ。1位通過だったら、8時間かけてグラスゴーでフランスが相手だった。佐々木則夫監督の戦略だったという。
「調査したが、選手が監督に従った証拠ない」

   佐々木監督は南ア戦を「引き分けで行く」と選手に指示した。これを会見でも明らかにしたから、記者から「観客をどう思ってるのか」といぶかる声が出た。これなかなかに微妙な問題だ。

 バドミントンで決勝トーナメントの組み合わせを意識して負けをねらった試合が出て、世界バドミントン連盟は中国、韓国、インドネシアの4チーム8人を「無気力試合」として失格とした。なでしこも形としては同じだが、IOCはわざわざ「選手が監督に従ったという証拠はない。調査したが応えるべきものは見つからなかった」と妙な声明を出して、一応シロとした。

   小松靖アナは「バドミントンのような無気力試合ではないとみている」

   長嶋一茂(スポーツキャスター)「これは戦略の範疇です。戦意があるかどうかは審判が感じたこと。サッカーの場合は、引き分けでモチベーションが高くなる。また、移動がないというのは選手にとって大きい」

   これにロンドンからサッカー解説者の松木安太郎が「サッカーは引き分けで1ポイントとれるんですから。監督の独り言ですよ」と分かりやすい解説だった。

今深夜にブラジル戦「準々決勝で負ける気なんかない」(大儀見優季)

   ブラジルは過去2回、銀メダルをとっている強豪だ。ポイントはマルタとクリスチアーニという2人フォワード。これがすばらしいので、いかに抑え込むか。カギは先取点だと見られている。

   選手たちは「準々決勝で負ける気なんかない。一番高いところを目指している」(FW大儀見優季)、「個人技が優れているチームだが、全員で勝ちにいく」(DF鮫島彩)と意気軒昂だ。

   ところで、バドミントンで中国、韓国の強豪チームが失格となったことで、日本チームにメダルが来た。女子ダブルスのフジカキ組(世界ランク5位、藤井瑞希・垣岩令佳)が準決勝を勝って決勝に進出したのだ。金か銀か。メダル獲得は日本のバドミントンで初めてだ。』

J CASTテレビウォッチ 2012.8.3

[4]『FIFA「なでしこは問題なし」…許容範囲は?

     先の試合を見越して、目の前の試合の結果をコントロールしようとする行為は、どの程度まで許されるのか。

 今大会では、サッカー女子の日本代表(なでしこジャパン)が7月31日のグループリーグF組最終戦で、それまで2連敗の南アフリカと0―0で引き分け、スウェーデンと勝ち点5で並んだが、得失点差で劣ることから同組2位となった。

 この結果、日本は3日の準々決勝ブラジル戦を、南ア戦と同じカーディフで戦うことが決定。スウェーデンは約500キロ離れたグラスゴーで、先月の強化試合で日本が敗れたフランスと対戦することが決まった。

 試合後、佐々木則夫監督は記者会見で、移動の負担を考慮したことを明らかにし、「スタートから引き分け(狙い)ということではなかった」としながらも、同時刻に始まったスウェーデン―カナダ戦(2―2で引き分け)の動向も把握したうえで、後半途中からは2位となるべく確実に勝ち点1を得るように指示していたことを示唆した。

 これについて、会見では外国通信社の記者から、「観客にとっては面白くなかった」と批判するような質問も飛び、佐々木監督は「応援してくれる人、少年少女にサッカーのスペクタクル(面白さ)を見せるということに対しては本当に申し訳ない」と答えた。

          ◇

 国際サッカー連盟(FIFA)の規律委員会は2日、南ア戦での日本の戦いぶりについて、問題なしとの結論を出した。同委員会は、佐々木監督の会見談話を分析し、「規律委での手続きに入るべき要素はなかった」と結論づけた。(ロンドン、近藤雄二)
(2012年8月3日09時26分  読売新聞)』

[5]『サーブ「わざと」ミスの応酬、勝って笑顔なし バドミントン女子「無気力試合」の一部始終

 ロンドン五輪のバドミントン女子ダブルスで、韓国や中国など計4組が「無気力試合」を理由に失格処分を下された。

   試合では、お互いがわざと負けようとしているとしか思えない不可解なミスを連発。世界ランキング上位のペアが、なぜこんな「愚行」に走ったのか。

審判員の警告を無視、観客はブーイングの嵐

中国の王暁理選手・于洋選手ペアは世界ランキング1位。対する韓国の鄭景銀選手・金ハナ選手ペアも同8位だ。英国時間2012年7月31日に行われたバドミントン女子ダブルスの予選リーグ、両組とも既に決勝トーナメント進出を決めているとはいえ、観衆はトッププレーヤー同士のプライドがかかった息詰まる熱戦を期待していただろう。

   ところがふたを開けてみると、試合としてすら成立しないお粗末プレーの連続だ。開始直後、韓国ペアのサーブを中国の選手があっさりとレシーブミス。しかもわざとコート外に出そうとしているように見えるほど、あらぬ方向にラケットを向けている。ランク首位とは思えない凡プレーだ。

   試合が進むにつれて、ますます奇妙な展開となる。中盤、リードする韓国ペアが、サーブを簡単にネットに当てるミスで相手に得点が入る。するとサーブ権を奪った中国もまた、サーブがネットを超えない。「負けじ」と韓国も、不必要に大きく打ったサーブがラインをオーバー。中国はまたも、サーブをネット手前に引っ掛けてポトリ――。最初は「あーあ」とため息が聞こえていた観客席からは、次第に失笑が漏れ出し、とうとう不満の声があちこちで上がり始めた。たまらず審判員が両チームの選手をコート中央に呼び寄せ、「このまま勝負をしないのなら、失格もあり得る」と厳重に注意した。

   それでも双方とも、この警告に耳を貸さない。再開後の最初のプレーでは韓国ペアのサーブがようやく入り、中国ペアが軽く返す。ところが韓国側の前衛の選手は右腕を伸ばしただけで動こうとはせず、安易にポイントを許した。今度は中国ペアのサーブ、「お返し」とばかりにまたも失敗だ。ミス合戦を繰り返した末に試合は韓国ペアが勝利。だが世界ランク首位を破ったにもかかわらず、2人の選手は二コリともしない。負けた中国ペアも無表情のまま。収まらないのは、終始やる気のないプレーを見せられた観客だ。淡々とコートから引き上げる選手たちに、ブーイングの嵐を浴びせた。

   もうひとつの韓国チーム、河貞恩選手と金ミン貞選手のペアも、インドネシアのメイリアナ・ジャウハリ選手とグレイシア・ポリー選手のペアと、同様の無気力ゲームを演じた。両ペアとも、コート上で自分の立ち位置から動こうとせず、シャトルに手が届かなければ「知らん顔」なのでラリーが全く成立しない。たまりかねた主審が、選手に失格を告げる「ブラックカード」を突き付けようとしたほどだ。
中国は金銀独占ねらい、韓国は世界一との対戦避けるため?

   五輪精神に反したふるまいの代償は大きかった。世界バドミントン連盟(BWF)は8月1日、無気力試合を行ったとして韓国の2ペア、中国ペア、インドネシアペアの計4組を失格処分にしたと発表したのだ。

   なぜそこまでして負けたかったのか。どうやら決勝トーナメントでの組み合わせに解がありそうだ。王・于ペアは、グループ2位通過なら、決勝トーナメントに勝ち上がったもうひとつの中国ペアと別のブロックに入り、決勝まで当たらない。「中国が金、銀独占」というシナリオが現実味を帯びてくる。一方の鄭・金ハナペアはこの試合に勝つと、この後に行われる河―金ミン貞ペアがインドネシアペアに敗れた場合、トーナメント1回戦で「直接対決」となってしまう。だが両ペアとも負けてしまえば、最悪の事態が避けられるというわけだ。

   中国の王・于ペアはシナリオ通りに敗れたが、韓国の鄭・金ハナペアは勝ってしまった。このため、続く韓国ペア―インドネシアペアの勝者が、改めて「世界一」の王・于ペアと戦うことに。そこでインドネシアペアはもちろん、河―金ミン貞ペアも、たとえ自国ペアが相手になったとしても「世界一」ペアとの実力勝負は避けたいと判断し、負けようとしたのではないかと推測できる。

   BWFの処分を中国は受け入れたが、韓国とインドネシアは抗議した。だが、後にインドネシアは取り下げ、さらにBWFは韓国の抗議を退けたという。中国の于洋選手は8月2日、中国版ツイッター「微博」で競技から引退する書き込みをしたと報じられた。

   これで世界ランク1位、3位、8位が五輪の舞台から姿を消し、代わって予選で敗退していた4組が決勝トーナメントに進出することになった。一方、日本の藤井瑞希選手・垣岩令佳選手ペアはトーナメント1回戦でデンマークのペアと対戦した。「無気力」とはほど遠いはつらつとしたプレーでコート狭しと動き回り、長いラリーも制して快勝、4強入りした。失格処分が出ていなければ準決勝は世界1位の王・于ペアと対戦する可能性があったが、実際には繰り上がりで出場するカナダペアと当たることになった。』

J CASTニュース 2012.8.3

[6]『【社説】バド無気力試合を勝利至上主義見直しの契機に

ロンドン五輪バドミントン女子ダブルスに出場した韓国の2ペアが、中国とインドネシアの各ペアと共に失格となった。韓国とインドネシアは準々決勝で強豪・中国との対戦を避けるため、また中国は準決勝で同じ中国ペアとの対戦を避けるため、いずれも意図的に負けようとしたわけだが、結果的にロンドン五輪そのものから追い出される羽目になった。

 1日夜にこの試合をテレビで見ていた韓国国民は言葉を失った。問題の試合で、両チームはサービスを相手コートに打たず、わざとネットに引っ掛けて失点を重ねた。相手がサービスを打ってくると、ラインの外側に打ち返すか、最初からレシーブをしなかった。おそらく誰もが、見ているだけで恥ずかしく感じたことだろう。韓国選手団は「相手の中国側が先にやってきたので抗議したが、審判の警告を受けても同じことを続けたため、我慢できなくなった」と話した。これはつまり「自分たちは相手ほど悪くないから問題ない」と言いたいのだろう。

 スポーツはルールを守る姿勢と公正な競争、相手に対する尊重、自らの限界を超えることなどを学ぶ場だ。ところが現代スポーツでは、クーベルタンの「勝利よりも参加することに意味がある」という言葉が完全に色あせており、国際スポーツ大会、とりわけ五輪は各国が自国民を結束させ、国力を外に誇示する手段に成り下がっている。旧社会主義諸国は国の予算を投入して選手を育てる「スポーツ国家主義」によってスポーツ大国となった。「生涯スポーツ」という根がない「国家スポーツ」では、勝利とメダルだけが最高の価値とされるのは当然のことだ。

 世界のスポーツが今後も商業化にさらされ、五輪の人気球技種目にプロ選手が出場する中では、純粋なアマチュアリズムだけを強調することも現実的ではない。しかしそのような濁流の中でも、スポーツの本質を忘れないための努力は必要だ。スポーツは国民に勇気を与え、成長する子どもたちに夢と正義を教えることができなければならないからだ。

 韓国でも国民は今や金メダルだけに熱狂するわけではない。堂々とした敗者のストーリーにも感動し、拍手を送っている。しかし「無気力バドミントン」では、韓国社会が今なお勝利にこだわる現実もあらためて浮き彫りになった。そのため今回の問題は「スポーツ国家主義」「勝利至上主義」を見直すきっかけとすべきだろう。

朝鮮日報/朝鮮日報日本語版 』 2012.8.3

[7]


佐々木則夫監督のドロ狙い指示の回答(1分27秒頃から)