先日、記事でお話しした道路は、
私の仕事場へ行く云わば、通勤道路で、
助け損ねたあのネコは私から言わせてもらえば、
幸運のネコのように思えます。
というのも、
まぁ…、その道路は事故死するネコやイヌ、はたまた小動物が後を立たず、
見たくなくとも見なければならない現実はとても切ないもんです。
それもこれも、私が犬や猫と生活を共にするようになってから、
芽生えた感情です。
三姉妹が揃うと必ず口にする。
『あんなに対照的な父と母が、結婚し今でも一緒にいるんだから不思議だね』
例えば食の好み。
父は濃いめの味を好む肉食派。母は薄めの味を好む野菜派。
だから、
料理作るのは面倒くさいんですよ。味噌汁も父の好みに合わせ濃いめに作り、
私と母はお椀に湯を足して薄味にします。
我慢すれば何とでもなることだからね…(笑)
犬と猫、
どっちが好きかといえば、父は猫、母は犬である。
うちに犬と猫がいて、居たら居たで、
私にはど~でも良い…いざこざが絶えない。
家の柱で爪を研ぎ、マーキングする。
それに反応するのは母だ。キーキー騒ぐ。
まぁ、家を大切に使いたい母の気持ちをくめば、わからない気もない。
頑張って働いてようやく建てた一軒家ですもの、
大切に使いたいと思うのは当然のこと。
母がキーキー騒げば、父はうるさいと怒鳴る。
そして、ハナちゃんが番犬として外で吠えれば父がうるさいと怒り、
『外で他の犬が騒いでいるから吠えているんだし、怒るんじゃないよ』と、
母は声を上げる。
無駄吠えしないハナちゃん。吠えたら吠えたで父に叱られる。ハナちゃん。
私としては、
犬にしろ猫にしろそんなものだと思っているから気にならない。
先日も、くろに金魚の餌を食い破られた。
食い破られた金魚の餌は、高級餌で開封すると香ばしい香りがする。
それを無造作に置いていた私がいけんだけの話。
うちにはネコがいるんだから、ちゃんとしまえば回避出来たこと。
だから怒ることはしなかった。
そこに躾という言葉は要らん気もしたしね。
私には、そこらへんは許容範囲のことだ。
爪研ぐから~、吠えるから~、あって当然なんじゃないかな?
それらは彼らにとって気持ちの表現の仕方だと思っているし…
共存するってことは、
お互いが妥協しあって生きることなんじゃないかな?
まぁ、あくまでも個人的な考えだからね…(笑)
仕事から帰宅すると、
ハナちゃんが『おかえり~』と騒ぎ、
『ハナちゃん、ただいま~。良い子にしていた?』と撫で撫でする。
私の声を聞きつけて、
トラちゃんも家のなかからお出迎えする。
足元にスリスリしてきて、時々これでもかって位スリスリしまくる。
『トラちゃん、ただいま~。ご飯にしよっか?』
背中をポンポン軽く叩いて、猫缶をカチャッと開ける。
『今日は、この猫缶でいい?』と話しかけながら、
小皿によそって与える。
トラちゃんが餌を食べている間に、私も夕食。
夕食時はハナちゃんも同席し、おこぼれ欲しさに騒ぐ。
昨日は私が食べていたアメリカンドッグが食べたいと騒いだ。
騒げばハナちゃんに向かってうるさいという父だが、
『目の前で美味しいもの食べてりゃ、ハナだって騒ぐだろ~がよ~』と、
母はチクリと一言。
仕事から家に帰っても喧騒は勘弁だから、
『しゃぁないなぁ~』と笑いながらハナちゃんに食べかけのアメリカンドッグ、
あげましたさ。
こんなのいつものことだけど。
仕事をしていると、患者様によく言われる。
『看護師さんって大変な仕事だよねぇ~。』と。
『そう見えます?』最近の私は、そう返事する。
私はね、
そう思ったこと無いんですよ。
幼少からの夢追いかけてなった職業。
仕事上の人間関係で鬱発症し挫折した数年間。
色々な想いがあるなかで、私は今も仕事を続けている。
大変やったら、この職種なんてとっくに辞めてます。
好きだから、続けていくことができるんですよ。
口下手だけど、好きなんです。
自分も他人も成長することが出来るこの職種。
時代の流れと共に常に変化し続けるこの職種が、
とてもやりがいのある仕事だと思っている。
逆に、私は…
この仕事が大変だと思いながら看護やっている人間とは一緒に仕事出来ん。
大変、大変だと思いながら仕事していたら、
行き届いたケアなんぞ出来ませんからね。
例え時間に追われ大変だったとしても、それを見せずに仕事するのがプロです。
もしも、
この先、治療しても回復が見込めないと診断されたとして、
延命もせずなるべく苦しむことなく死を迎えたいと思ったら…?
呼吸が苦しくなった場合、酸素マスクを付けますかね?
もし、苦しませたくないから、酸素マスクをするって言ったら…
少なからずそれは延命になっちゃうんですよ。
難しいでしょ?
現場じゃ、
こんなこと当たり前のように直面します。
ネコにしろイヌにしろヒトにしろ…
らしく生きて、らしく死を迎えられたら…
それこそこの世に生を受けて良かったって思えるんじゃないかな?
出来るだけ、そう思って最後が迎えられるように…
命とこれからも向き合って行きますよ。
(今日の記事はただの呟きなので、コメント欄は閉じさせて頂きます)
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