「弁護士」は職業名であって、与えられた使命によって呼称は変わる。
刑事事件では「弁護人」と呼ばれ、少年事件では「付添人」と呼ばれ、民事事件では「代理人」と呼ばれる。
「弁護人」という呼称は、被疑者・被告人を弁護する使命を適切に表すものである。
「付添人」という呼称も、少年の健全な成長を支援する使命に相応しい呼称だと思う。
「代理人」という呼称は、どうだろうか。
新人弁護士に質問してみた。
「代理人とはどういう意味ですか」
「本人に代わって本人のために法律行為や訴訟行為を行い、その効果が本人に帰属するということだと思います」
この新人弁護士の答えはまちがってはいない。
分かったことは「代理人」という呼称からは「社会正義の実現」や「基本的人権の擁護」といった使命を連想することはできないということである。
呼称は使命を象徴し、呼称は活動を方向付けるものである。
呼称はそれほどエネルギーを持つものである。
呼称に使命が込められていなければ、使命感に基づく活動を期待することも難しくなる。
「代理人」ではない何かもっと使命を象徴するほかの呼称がないかと探していたら、キリスト教徒のラテン語の祈りに「avvocata」という言葉がしばしば登場し「代願人」と翻訳されていた。
イタリア語の辞書を紐解くと「avvocato」は「弁護士」とある。また「Avvocata」は「聖母マリア」とある。
聖書ではイエス・キリストや聖霊は「弁護者」「代願人」とされている。
果たして、聖母マリアやイエス・キリストほどにクライアントのために祈り、その願いを実現すべく裁判所に取り次いでいるのかと問われれば誠にお恥ずかしい限りだが、「代願人」との呼称は、民事事件における弁護士の使命を象徴し活動を方向付ける呼称として相応しいもののように感じられた。
刑事事件では「弁護人」と呼ばれ、少年事件では「付添人」と呼ばれ、民事事件では「代理人」と呼ばれる。
「弁護人」という呼称は、被疑者・被告人を弁護する使命を適切に表すものである。
「付添人」という呼称も、少年の健全な成長を支援する使命に相応しい呼称だと思う。
「代理人」という呼称は、どうだろうか。
新人弁護士に質問してみた。
「代理人とはどういう意味ですか」
「本人に代わって本人のために法律行為や訴訟行為を行い、その効果が本人に帰属するということだと思います」
この新人弁護士の答えはまちがってはいない。
分かったことは「代理人」という呼称からは「社会正義の実現」や「基本的人権の擁護」といった使命を連想することはできないということである。
呼称は使命を象徴し、呼称は活動を方向付けるものである。
呼称はそれほどエネルギーを持つものである。
呼称に使命が込められていなければ、使命感に基づく活動を期待することも難しくなる。
「代理人」ではない何かもっと使命を象徴するほかの呼称がないかと探していたら、キリスト教徒のラテン語の祈りに「avvocata」という言葉がしばしば登場し「代願人」と翻訳されていた。
イタリア語の辞書を紐解くと「avvocato」は「弁護士」とある。また「Avvocata」は「聖母マリア」とある。
聖書ではイエス・キリストや聖霊は「弁護者」「代願人」とされている。
果たして、聖母マリアやイエス・キリストほどにクライアントのために祈り、その願いを実現すべく裁判所に取り次いでいるのかと問われれば誠にお恥ずかしい限りだが、「代願人」との呼称は、民事事件における弁護士の使命を象徴し活動を方向付ける呼称として相応しいもののように感じられた。









