セピア色の映画手帳

古い映画を中心に

「怪談」

2017-08-27 00:22:17 | 映画感想
 只今、人生の節目なのか煩悩の世界を右往左往しておりまして、中々、落ち着いて映画を観る状態では・・・。(いろいろ、忙しい時期に重なってるのもあるし)
 miriさんのサイトを覗いたら本作が。そう言えば「いつか観よう」で、そのままだったのを思い出し観てみました。
 小泉八雲原作の中から4話をオムニバス形式で描いた作品。

 「黒髪」
   出番僅かな新珠三千代が綺麗だった、以上。(汗)
   話としては「耳無芳一の話」の次に良かったのですが。
 「雪女」
   岸恵子も、ここら辺でトウが立ってきたなと・・・。(汗)
   背景(ホリゾンド)がシュールレアリズムで、ヒッチコックの「白い恐怖」、ブニュエルの何かの作品を思い出した。
   それが効果を出してるのならいいけど、今観ると、監督の自意識を感じてしまう。
   ちょっと、セットが舞台劇かと思うほど安っぽくて醒めました。
 「耳無芳一の話」
   絵巻、「平家物語」の琵琶語り、中村賀津雄の好演が相俟って、これが一番良かった。
   耳に経文を書き忘れた・・・、文字で読んだりラジオで聞けばすんなり理解できるのに、映像で見ると、只のマヌケになっちゃうのが惜しい。(笑)
   最後、死んだ平家一門の前で芳一が語るシーン、「もののあはれ」を感じました。
   個人的には「碇知盛」の件(くだり)を、じっくり聞きたかったけど、あれって「平家物語」じゃなかったのね。(大汗)
 「茶碗の中」
   エピローグとして作ったのかな、余り面白くなかった。
   ちょこっと出る杉村春子と中村鴈治郎の芝居だけが個人的には見物かなァ。

 う~ん、いろいろ疲れてる状態で観たからなのか、イマイチ、パッとしなかったです。
 「怪談」と銘打ちながら全然、怖くないし、芸術的に優れてるかと言うと、セットがどれも安っぽくて夢が見れない。
 個人的には、ちょっと残念だったとしか・・・。

 「怪談」(1965年、日本)
   監督 小林正樹
   脚本 水木洋子
   撮影 瀬川浩
   音楽 武満徹
   出演 「黒髪」 三国連太郎 新珠三千代
      「雪女」 岸恵子  仲代達矢
      「耳無芳一の話」 中村賀津雄 丹波哲郎 志村喬 
      「茶碗の中」 中村翫右衛門 杉村春子 中村鴈治郎

 H29.8.20
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5 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
こんにちは (宵乃)
2017-08-27 10:01:26
あんまり楽しめませんでしたか~。
観たのがずいぶん前で内容はあまり覚えてませんが、「雪女」の色鮮やかな空だけは印象に残ってます。

>映像で見ると、只のマヌケになっちゃう

確かに(笑)
髪が生えてるならわかるんですけどね~。
こんにちは☆ (miri)
2017-08-27 14:21:32
>イマイチ、パッとしなかったです。
>「怪談」と銘打ちながら全然、怖くないし、芸術的に優れてるかと言うと、セットがどれも安っぽくて夢が見れない。
>個人的には、ちょっと残念だったとしか・・・。

そうでしたか、残念でしたね~!
私にとっては芸術的に良い作品でした♪

また映画を見たい気持ちが高まって良い作品に出会える時もくると思います☆
今は右往左往なさってくださいね。。。

>耳に経文を書き忘れた・・・、文字で読んだりラジオで聞けばすんなり理解できるのに、映像で見ると、只のマヌケになっちゃうのが惜しい。(笑)

いやいやお優しいお言葉で!
私も幼いころから読んだり聞いたりしたのは納得できたけど、
あそこまで具現化して書いているのに書き忘れるなんて、絶対に「悪意」だとしか思えませんでした。
書いた坊さんは上司に謝っていたけど上司だって仕上がりを見ているのにね?
本人は見えないんだし・・・でも耳だけくすぐったくなかったら本人にも分かりそうな気が???


.
いらっしゃいませ! (鉦鼓亭)
2017-08-27 21:06:33
宵乃さん、こんばんは
 コメントありがとうございます!

「雪女」の色鮮やかな空だけは印象に残ってます
>「狙い」なのは解るのですが、どうしても「それ、ダリだろ」って感じで。
怪談とシュールレアリズムって親和性がありそうなんですけどね、執着と抽象、極端という共通性で。
ピカソとダリって、向かい合ってるものが違う気がしました。
個人的にシュールレアリズムは苦手なんです。(汗)

髪が生えてるならわかるんですけどね~
>うん、それなら有り得る!(笑)
描写が真面目すぎるというか、丹念に映し過ぎるんですよ。
「時間に追われ慌てて、そして、疲れ果て・・」という隙を作らないと、書き忘れた言い訳が出来ないですよね。
いらっしゃいませ! (鉦鼓亭)
2017-08-27 21:22:04
 miriさん、こんばんは
 コメントありがとうございます!

今は右往左往なさってくださいね。。。
>来月20日くらいになれば、幾つも重なってるのが半分以上片付く予定だけど、根本のヤツがね。
これから、残りの人生どうするかなので。

具現化して書いているのに書き忘れるなんて
>宵乃さんのコメントに書いたのですが、師匠も弟子も隙なく仕事しすぎて、言い訳の道を監督自身が塞いでるのが原因かと。(汗)

でも耳だけくすぐったくなかったら本人にも分かりそうな気が???
>しぃ~~!それは言わないお約束。(笑)

追伸 (鉦鼓亭)
2017-08-27 21:34:43
新珠三千代が「雪女」、岸恵子が「黒髪」の方がしっくりする気がします。
制作に「にんじんくらぶ」が入ってるから、岸恵子が「雪女」を演りたかったのでしょうね。
ま、出番を考えれば当然なのですが。
(有馬稲子と同じ失敗をしたような・・・)

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