セピア色の映画手帳

古い映画を中心に

映画日記 4

2017-01-30 23:46:11 | 雑記
 「シング・ストリート 未来へのうた」(「Sing Street」、2016年、アイルランド・英・米)
   監督 ジョン・カーニー
   脚本 ジョン・カーニー
   原案 ジョン・カーニー   サイモン・カーモディ
   撮影 ヤーロン・オーバック
   音楽 ゲイリー・クラーク
   出演 フェルディア・ウォルシュ=ピーロ
       ルーシー・ボイントン
       マーク・マッケンナ  

 アイルランド タブリン 1980年代。
 経済的困窮から公立高シング・ストリートへ転向したコナー、風紀の悪い
底辺校だったが、その通学路で彼はマドンナ ラフィーナを見つけた。
 「自分達のバンドのMVを作るので出て欲しい」と偽り、彼女へ接近するコ
ナー・・・。

 随分と評判の良い映画なんですけど・・・。
 最近、何か多いなァ、皆に好評で僕は「それほど」ってのが、感性が鈍っ
てきたのか一段と捻くれてしまったのか。
 この監督の作品、「はじまりのうた」もそうだったけど、僕から見ると人物と
葛藤が図式的で浅い感じがして、それを音楽で誤魔化してる気がしてしま
うんです。
 悪くないのだけど何か軽い。
 ラストは「小さな恋のメロディ」を思い出しました。

 2017.1.29
 DVD


 「仕立て屋の恋」(「Monsieur Hire」、1989年、仏)
   監督 パトリス・ルコント
   脚本 パトリス・ルコント  パトリック・ドゥヴォルフ
   原作 ジョルジュ・シムノン 「仕立て屋の恋」
   撮影 ドニ・ルノワール
   音楽 マイケル・ナイマン
   出演 ミシェル・ブラン
       サンドリーヌ・ボネール
       アンドレ・ウィルム

 他人に打ち解けない孤独な中年の仕立て屋イール。
 向かいのアパートへ越して来たアリスに一目惚れしてしまう・・・。

 偏屈な変態オヤジの純愛(情)物語に殺人事件が絡んで。 
 そんな話だからクセが有り好悪が分かれるだろうけど、僕は良い作品だと
思います。
 一言で言えば「やるせない」
 特に飼っていた二十日鼠達を野に解放する所とか。
 只、少し抽象的な作品とは云え設定に幾つか腑に落ちない点が有りまし
た。
 娘を殺された父親が刑事で事件捜査してるけど、当事者が捜査するって
仏ではOKなんだろうか。
 一番引っ掛かったのはファム・ファタールであるアリスが何時、仕立て屋
の部屋の鍵を入手したのか、僕が見落としたのかもしれないけど、何処に
もそんなシーンは無かったと思う。
 まぁ、作品は天涯孤独な中年男がファム・ファタールに出会ってしまった
切なさを描きたいのだろうから、そういう所は関係ないのだけど、でも、何と
なく引っ掛かっちゃって。(笑)
 ジョルジュ・シムノンの犯罪小説が原作だから、気になるなら本を読めば
いいんだけどね。(汗)
 イールの指がアリスの肌に触れて来た時、アリスは何と思ったのだろう。
 錯綜する思いは有ったかもしれない、でも、「ようやく餌に喰い付いてきた」
なのかな。

 ラストの後が気になりますね。
 真実に気付いた刑事が行動に移すのか移さないのか。

 2017.1.29
 DVD
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2 コメント

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「仕立て屋の恋」は (宵乃)
2017-01-31 11:50:17
おじさんが上の空でソープ嬢にサービスしてもらってるシーンしか覚えてません(笑)
そういえば覗き野郎がファム・ファタールに引っかかる話でしたっけ。よく覚えていないものの、おじさんが哀れだなぁと思ったような。
いつか再見したいんですよね~。
いらっしゃいませ! (鉦鼓亭)
2017-01-31 23:00:49
 宵乃さん、こんばんは
 コメントありがとうございます

おじさんが上の空でソープ嬢にサービスしてもらってるシーンしか覚えてません(笑)
>テンポもゆっくりだし、台詞も多くないし、人によっては爆睡映画。
音楽も睡眠誘導剤になりかねない。(笑)

おじさんが哀れだなぁと
>確かに哀れでやるせないのだけど、唯一、自分が生きた証を得られたのかもしれない。
まぁ、それも哀れなんですけど。

いつか再見したいんですよね~
>クセ有りますからねぇ、でもまた、違った面を見られるかも。
時間も80分と短いですから。

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