Train of thought

wish you were here

走り初め

2011-01-02 00:16:17 | バイク

去年は初日の出を拝むのをサボったせいか、年始に気合が入らなかった。今年は一発、どこかへ走りに行くべ、と年末のうちから防寒着をそろえて、準備完了。

 

カウントダウンはしっかり仮眠をとって、まだ真っ暗の4時起床。防寒の支度をしていたら、時間がかかるかかる。防寒アンダーウェアの上下、その上から使い捨てカイロを両腿・腹・腰・両前腕・両足裏の爪先に仕込む。その上にジーンズと長袖ポロシャツ。靴下と手袋は2重、ヘルメットと頭の間のインナーキャップも2重にし、1枚は顔がすっぽり隠れる目出し帽風。手袋は内側が薄手の防風仕様、外側の厚手のものには手首と甲側に使い捨てカイロが仕込めるタイプ。そしていつもの防寒防水ジャケット&パンツのスーツ。バイクにはグリップヒーター。

 

支度に時間がかかりすぎ、外へ出たのは5時半近く。うーむ、また近場かな?

 

自宅を出て南西方向へ。東名に乗り、そのまま小田原厚木道路へ。

 

バイクに貼り付けたデジタル温度計、ずーっと氷点下を表示している。よく見ると、道路が白っぽく、タイヤの軌跡も続いているのがわかる。

 

…凍ってるじゃねーの。

 

一瞬怯みそうになるが、空も仄明るくなってきた。先を急がねば。

 

あれだけ防寒対策してきても、ふくらはぎや足首が凍えている。カイロがあたっているみぞおちや腰はいいが、上腕やわき腹・肩もやはり寒い。こうなると、電気毛布みたいなジャケットかインナーが必要かな…指先も、グリップを握りこんでいれば感覚があるが、ブレーキをかけたりが多い一般道ではすっかりかじかんで痺れが走る。時速100kmで、秒速約28m。体感温度は風速1mで1℃下がる。概算でこの体感温度は-30℃。1時間以上、その吹きっ晒しの中にいたら…陸別の「しばれフェスティバル」に出られそうだ。

 

そして、私がたびたび訪れる「初日の出スポット」に到着。

10分後にご来光を拝んだ。

005 もうちょっとで水平線から上がってくるところだったのになあ…ちょっと惜しかった。

 

 

 

 

 

 

009 

 

日の出を拝んだ場所を振り返ると…こんな感じ。

 

 

 

 

 

 

 

 

018

日の出を拝んでからはさっさと踵を返す。

 

  

途中、田園地帯から見つけた風景。遠くに見えるは富士の山。直線距離で40~50kmくらいか。

 

そういえば、この辺りはこの間富士山の火山礫が風に飛ばされて降ってきた所。

020

  

再び東名に乗り、川崎市内をちょいと抜けて、初詣は今年も来ました、深大寺。

 

 

この時点で9時少し前。

やっぱ朝早いと、人が少なくて楽だわ。

 

 

 

 

023 人の少ない境内でゆったりとお詣りを済ませる。

その分、長めにお祈り事。家内安全、商売繁盛、交通安全、世界平和、えーと、えーと…良縁祈願!?

…とてもワンコインのお賽銭では仏様は割に合わない、煩悩まみれの私。

 

 

 

022 お詣りが済んだら、今年最初の運試し。

ここのおみくじは、結構当たると個人的には思っている。それだけに、ちょっと真剣。

  

引いたのは、吉。まあ悪くない。

去年も吉だったけれど、書かれていることは去年より良くなっている。よーしよし、こいつは春から縁起がいいわい。

 

 

025 それにしても、ちょっと身体が凍えてしまった。

深大寺と言えば、門前そば。こいつでしっかり暖まろう。

 

けんちんそばと野草の天ぷら、そば粉のおやきは野沢菜入り。

今年も「年越した蕎麦」。至福。

 

おなかの中から暖まり、さあ帰ろうとしたら、バイクが自転車置き場の中で出口を塞がれている。参拝客が急増してきたみたい。しめた、出口が開いた、と思いきや、母娘連れが私の事などお構いなしに2台停めて行き、またも出口なし。ええい仕方ない、お堂の脇からちょいと失敬、重いバイクで踏み荒らしちゃってごめんなさい。…どうにか脱出。

 

甲州街道経由で自宅へ戻る。