八ヶ岳の設計事務所 アトリエリーフの『たてものブログ』

八ヶ岳での家づくりや暮らしの話題を中心に、あれこれ綴っています。

ソーラーの行方(権現ダム・逆池)

2016-03-18 | たてもの

突然ですが問題です。 

これはメガソーラーの写真ですが、ソーラーパネルはどこに(何の上に)設置されているのでしょうか?

正解は、ダムの水をせき止めるための堤体(ていたい)の斜面に設置したもの。 兵庫県加古川市の権現(ごんげん)第1ダムにあります。(運営は兵庫県の企業庁。)

6900枚の太陽光パネルを設置して、一般家庭約530世帯分の電力を発電。 全量を売電して買い取り期間20年間で3億円以上の利益を生み出し、今後の水道施設の更新や改善などに活かすそうです。 

では続いてもう1問。 (↓)このメガソーラーのパネルは、どこに設置されているのでしょうか?

正解は、農業用水の溜め池にパネルを浮かべたもの。 兵庫県加西市の逆池(さかさまいけ)にあります。(運営は京セラTCLソーラー。) 水上に設置したメガソーラーとしては世界最大規模で、9000枚あまりの太陽光パネルは、一般家庭約820世帯分の電力を発電。

水上設置型の利点は、池の水によるパネルの冷却効果で発電ロスを低減できることと、パネルが水面を覆うことで貯水の蒸発量は減少し、藻などの異常発生も抑制できることだそうです。

最近あちこちで問題が起きている太陽光発電ですが、事業者も行政も、場当たり的で長期的ビジョンの無い稚拙な対応が多すぎます。 エネルギーや環境の問題なのに・・・。

この2つの事例はいずれも 「ダム」 や 「溜め池」 という、もともと人工的に造られたものの上に設置されていて、自然環境や生活圏への影響は最小限に留められています。 また、どちらも大規模で発電効率や経済効果が高く、長期的な視点で運営されている点でも存在意義は大きいでしょう。

これ、メガソーラーの “あるべき姿” のひとつではないでしょうか。

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