八ヶ岳の設計事務所 アトリエリーフの『たてものブログ』

八ヶ岳での家づくりや暮らしの話題を中心に、あれこれ綴っています。

出る幕無し

2017-05-12 | 住まい

時々ですが、「住宅を建てたい」とお客さんが相談に来られたものの、お断りするケースがあります。折角、数ある設計事務所や工務店の中からアトリエリーフを選んで来て頂いたのに、お役に立てないのはとても残念です。

でもこれは、忙しくて手が回らないからではなく、ほとんどは、“設計者の出る幕無し” だからなのです。

この春の話で言えば、あるケースは、お客さんがご自身で描いた平面図と立面図をもとに、「この内容で建てて欲しい」というもの。 またあるケースは、ワンルーム+ロフトの「小屋的な最小限住宅を建てたい」、ただし、ご予算は非常に厳しく、設計・監理料さえも足かせになりそうな状況、というものでした。

設計においては、施主さんのご要望、敷地の要件や特性、構造面や機能面、デザインやご予算とのバランスなどを考慮しながら、施主さんと 「こんな空間や暮らし方がいいね!」 と共感できる具体像を “一緒に練り上げていくプロセス” が最も大切で、それを図面化したり実際のモノを選んでいくのは、それに付随する二次的な作業なのです。(これは私の考えであり、二次的な作業を重視する人もいるかもしれませんが。)

上記のケースでは、このプロセスはほとんど必要とされていない・・・ つまり私にとっては、“設計者の出る幕無し” なのです。

あ、そういえば別のケースでは、お話を伺って、「では、家づくりを始めましょうか・・・」 という段階になってから、「実は・・・親戚に、建築業の人がいて、その人に頼まざるを得なくなって・・・」と、キャンセルされたこともありますね。 そんな“しがらみ”は先に片づけてから来て! って話なのですが(笑)。

でも、もちろんこんな話ばかりではなく、価値観を共有できる施主さんがいらっしゃることも知っています。 これまでの実例が何よりの証拠ですから。

 

ジャンル:
住宅
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