八ヶ岳の設計事務所 アトリエリーフの『たてものブログ』

八ヶ岳での家づくりや暮らしの話題を中心に、あれこれ綴っています。

小さな工夫(大泉K邸 完成)

2016-11-05 | 住まい

5月下旬に着工した「大泉K邸」が、先日無事に完成しました!

施主さんや見学に来られた皆さんからは、「寸法や面積以上に、大きく広く感じられる家ですね~」 というお褒めの言葉を頂きました。 ありがとうございます!!

 

アトリエリーフのHPに竣工写真をアップしたので詳しくはそちらをご覧頂くとして、竣工写真だけでは分からない設計の工夫を少しご紹介しましょう。

ひとつは薪ストーブについて。 今回は施主さんのご希望で、「アイアンドッグ No01」 を選びました。余分な装飾を排したドイツ製らしい質実な雰囲気と、程よく曲線を取り入れた柔らかなデザインが魅力です。 背面のレンガ壁は、窯を解体した際などに出る耐火レンガの再利用で、通称『しろふるレンガ』。「茅野K邸」でも採用しましたが、その時とはまた違った色味で、唯一無二の味わいがあります。

薪ストーブはLDKの中央付近にあるので、床面は鉄板敷きのフラットな納まりとし、レンガ壁は後ろの見えない部分で建物本体に固定することで、控え壁(壁が倒れないよう直交方向に立てる補助的な壁)を設けないようにするなど、このコンパクトでシンプルな空間にすっきりと馴染むように配慮しています。

もうひとつは室内の窓について。 この住まいは施主さんのご希望で、コンパクトながらも個室のプライバシーを重視しており、奥さんの部屋(洋室1)は1階の東側に、旦那さんの部屋(洋室2)は2階の西側にと、完全に切り離した間取りになっています。 でも、決してお二人の仲が悪い訳ではなく、睦まじいご夫婦なので、設計の工夫として洋室2の隅に「小窓」を設けました。

(↑)この写真は吹き抜けに面したその小窓を見上げたところ。 窓には防音を考慮して屋外用サッシを採用しました。冬はこの窓から薪ストーブの暖気を個室に取り込みます。

(↑)こちらは洋室2からの眺め。 小窓からは薪ストーブの煙突と、その先に “奥さんの部屋の扉” が見えます。つまり、窓と扉が閉じていればプライバシーが保たれて、開いていれば双方の気配が感じられる・・・ という訳です。 些細なことですが、このご夫婦のライフスタイルに合わせた大事なひと工夫なのです。

お二人にはぜひ、設計コンセプトの 『コンパクトにのびのび暮らす』 を味わいながら、ゆったりとした気分で過ごして頂けたらと願っています。

ジャンル:
住宅
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