八ヶ岳の設計事務所 アトリエリーフの『たてものブログ』

八ヶ岳での家づくりや暮らしの話題を中心に、あれこれ綴っています。

コラボレーション

2014-09-17 | 住まい

先日、高根Y邸が竣工しました。(詳しくは、アトリエリーフのHPで紹介していますので、どうぞご覧下さい。)

今回の仕事は、施工する大工さんの親戚が施主さんなのですが、家づくりについてはよく分からないので、具体的な部分は “設計と大工におまかせ” というもの。 でも実は、この 「おまかせ」 というのが曲者で、設計における手掛かりがとても少ないということなのです。

大工さんは、これまで何度か建てて頂いている大泉の細田建築さん。 親子で仕事をされている大工さんですが、息子さんは私と近い世代で割と気軽に話ができ、設計の考え方やデザインなどに関しても 「話の分かる職人さん」 です。 なので今回は、設計段階から意見交換するなど、家づくりに積極的に参加頂き、私自身はこの 『現場とのコラボレーション』 を大いに楽しむことにしました。

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瓦の色・形や棟(屋根の頂部)のスッキリとした納まり、内外装の基本的な構成などは、大工さんの判断によるもの。 外壁(シラス壁)については左官屋さんのオススメの模様で仕上げました。

どれも最初から決めていた訳ではなく、サンプルや実例を見ているうちに自然と 「これがいいよね」 と決まっていった感じです。

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もちろん何でもOKではなく、設計のこだわりも忘れていません。

(↑)例えば、外壁の頂点付近の 「屋切(ヤギリ)」 と呼ばれる部分。 本来、小屋裏の換気をする役割がありますが、最近では樹脂や金属製の小さな既製品(換気口)をくっ付けてお仕舞いとする家が多く見られます。 しかし今回はこの部分が外観上のポイントになると判断し、木製の縦格子を現場で組んで頂きました。 施工の手間は増えましたが、瓦屋根や左官仕上げの壁に見劣りしない、質感の高いものになったと思います。

これらの経験は新鮮なもので、いろいろと勉強になりました。 アトリエリーフをあえて設計者に指名してくれた大工さんに感謝しています。

Ty003

(↑)余談ですが今回の竣工写真の中で、個人的なお気に入りは道路側から見たこのカット。

手前にある、年月を重ねた既存の建物との “コラボレーション” が、なかなか粋だと思いませんか?

 

ジャンル:
住宅
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