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『僕は友達が少ない』~夜空の心象

2011年12月05日 | アニメ


夜空「そもそも私はどうしても友達が欲しいワケじゃない。あいつは友達がいない寂しいヤツなのだと、蔑むような目で見られる事が嫌なのだ。私は一人でも平気だ、学校での友人関係なんて、上っ面だけの付き合いで十分だ」

(『僕は友達が少ない』第1話より)

『僕は友達が少ない』(監督・斎藤久)が『楽しく』観ています。友達がいない男女が集まって“隣人部”という部を作るという……本当に何も起きない話なんですけどね?まあ、やたらプールに行っているような気もしますが。そこも、そんな何か色々あるわけでもない。会話劇が楽しいのでしょうかね?……ふむ。(←何か歯切れ悪いな!)

「いや、もう友達いるやん!?」みたいなツッコミをする気満々(?)で観始めた『はがない』ですが、ちょっと、一位ヒロインの三日月夜空のキャラが気になってきました。
この子、主人公の小鷹にしか用がないのでしょうかね?別に“友達”が欲しいわけでは~漠然とした不特定な意味での友達が欲しいわけではなくって~小鷹にだけ用があって、小鷹と自分の縁をひっかけるために“隣人部”を作ったって事かな?…いや、観ている人は分かると思うけど、小鷹と夜空は昔、“親友”だったのだけど、今、小鷹はその事を思い出していない(夜空がその子だと思っていない)のですよね。
見返して観ると隣人部を発想する前に、じ~っと小鷹を睨んでいるようにも観える。それは「…コイツ、何とか思い出させてやる…その為にはどうすれば…」と思案しているようにも思えたんですよ。

最初、上のセリフ「私はどうしても友達が欲しいワケじゃない」は、強がりのようなものだと思ったんですけど……直後に隣人部という発想をするワケですしね。しかし、そうじゃなくって、本当に友達がいらないのかな?そう観た方がいいように思えて来ました。
隣人部を作った夜空は基本的に、ぼ~っと本を読んでいるだけで、目的は達成したっぽい。隣人部、すっごい内向きですしね。いや、そういう人たちが集まっているので、そうなる…って事は解るんですが(笑)
…まあ、ここらへん原作読んでいる人には、何をか言わんやかもしれませんけど(汗)続けます。

夜空は昔、いじめ(あるいはそれに準ずるもの)を受けけたようですね。今、言った心境があるのだとしたら、そこが影響しているとは言えそうです。故にそれは夜空の瑕疵に観えます。しかしねえ……「人は一人では寂しい、一人では生きていけない。だから友達は必要なんだ!」って話、そんなに『愉楽しい』かなあ?とも思うんですよね。
「友達なんか要らない、心の通った親友が一人でもいればそれでいい」この命題は是か非か?…今、夜空がそう考えているなら、それは“問い直されるもの”に思える。でもねえ……これが、友達がいない者に送る『物語』なのだとしたら「友達って本当に必要か?」は問われて欲しいテーマである気もします。「友達が必要なのは当たり前」じゃなくてね。
…まあ、どうなるか分かりませんけどね。今、僕の中に答えもないですし。しかし、夜空はちょっと(上述した観点から)『面白い』。気に入りました。

(↓)そんなワケで気になったので原作も買って来ました。これから読んでみます。
僕は友達が少ない (MF文庫J)
ブリキ
メディアファクトリー

2011/12/07 追記:確認しました。3巻P.73 に夜空さんのセリフ「……肉といい、何故あんなゴミみたいなポスターで…」とありますね。自分の部員募集のポスターをこう言うという事は「部員募集する気がない」って事ですね。これで通ります。(アニメでも同様のセリフがあったのですが、小さな呟きだった事もあり微妙にスルーしていました(汗))



それはそれとして『はがない』で一番可愛いのは、二位ヒロインの柏崎星奈さんですね!!(`・ω・´)
…こ、この、無防備さ、防御力の低さで「友達がいない」とか、何かの冗談にしか思えません!!ATフィールド見える夜空さんと比して語ると、この子の防壁は文字通り全裸!!…え!?普段は“完璧なお嬢様”を演じきっていて、ガードも堅い?…はっはっは、またまたご冗談を!(^ω^)


…うん。つか、この子は何か勘違いしているんじゃないか?って気もするんよ。(´・ω・`) 一度、取り巻きとか、周りの環境、見つめ直してみたらどうか…って、もう手遅れかな(汗)まあ、それも人の縁か。


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