
昨夜の皆既月食は寒かったけど、よかったなぁ。
雲は早く流れ、いっときは全く雲の向こうにお隠れになってしまい、一時はもう諦めたのだが、全部隠れた時分に出てみたら、赤茶色の月が、ほぼ真上の天空を漂っていた。
風も少し収まっていた。
陰っていく月を見ながら、私は「天体ショー」という言葉とはちょっと違った感覚に浸ったけど、他の人はどうだったのだろう。
まあ、どうでもいいや。
コダーイ/夕べの歌
合唱:ニレジハーザ・カンテムス
指揮:デーネシュ・サボー
録音:1989年
10数年前、まだ私が子どもの合唱に関わっていたころ、やってみたいと思いながらできなかったコダーイの合唱曲。
これ、美しい曲である。
この曲と「ジプシーがチーズ食べる」「天使と羊飼い」、この3曲の日本語版による合唱を、特に西六郷などのレコードで何度も聴いたものだ。
コダーイと言えば、早くからコダーイの合唱曲を主要レパートリーにしていた県内の混声合唱団があり、「マトラの風景」とか、いろいろ聴かせてもらったことがあったけど、正直、私には全然良さが判らなかった。
しかし、この児童合唱曲の美しさには惹かれた。楽譜も買って「いつかは・・・」と用意していたのだが、その日が来る前に私は子どもたちの合唱との関わりを絶つことになった。
このCDを買ったのは、まだ私が、そんな夢を描いていたころのこと。
久しぶりに聴いて、やはり心に沁みた。
森の近くで夜が迫る・・・
(中略)
神よ、お守りください、
私はもう十分にさまよいました。
十分にさまよい、隠れ、
異国の地に生きてきました。
神が我らに安らかなる夜をお与え下さいますように、
私に聖なる天使を遣わして下さいますように、
我らの密かな夢に力を与えて下さいますように、
神が我らに安らかなる夜をお与え下さいますように。
(訳:桐沢聡子)
そうだね、私も十分にさまよった。
私と私の家族には安らかなる夜とゆっくりと流れる時間が何よりも必要だ・・・・
それにしても上手い、というか、きれいな合唱だな。
延びた音が僅かに動いてハーモニーが変わる、それに連れて変化する色合いの美しいことと言ったら・・・。
身震いしそうになる。
下の写真は昨日の月食。
安物デジカメの素撮りと私の技量ではこんなものか(苦笑)。




![]() | The Choral Music of Kodaly |
| Zoltan Kodaly | |
| Hungaroton |














月食の写真は、いい感じに撮れていますよ!
寒い中、しっかりと観察されたんですね!
大いなる自然現象は、人間のチマチマした心や心配ごとを何処かへ追いやってくれる力があるかと思いました。