Lに捧げるちいさな図書館

≪ L ≫至上主義の図書館へようこそ。司書は趣味嗜好のまま、気の向くまま、あちこちへと流浪しますゆえー♪

テレビドラマ「クロヒョウ2 龍が如く 阿修羅編」、斎藤工にインタビュー!

2012-03-17 | 気になる表現者



テレビドラマ「クロヒョウ2 龍が如く 阿修羅編」、
              斎藤工にインタビュー!


2012年4月、ドラマでも再び新たな幕が上がる!
 2012年3月22日に発売されるセガのプレイステーション・ポータブル用ソフト『クロヒョウ2 龍が如く 阿修羅編』。本作のテレビドラマ「クロヒョウ2 龍が如く 阿修羅編」が、2012年4月5日よりスタートする。

テレビドラマ「クロヒョウ2 龍が如く 阿修羅編」概要
■放送日
TBS 毎週日曜日 24時50分 2012年4月8日~
MBS 毎週木曜日 25時25分 2012年4月5日~
CBC 毎週金曜日 26時00分 2012年4月13日~
※放送日時は予定となります。変更となる可能性がございますので予めご了承ください。

■出演
斎藤工/佐藤祐基 八神蓮 冨浦智嗣/岡本玲/阿部亮平  和田聰宏
波岡一喜 石田卓也 林剛史/高知東生/魔裟斗/大杉漣 ほか
■スタッフ
脚本:安井国穂 熊本浩武/演出:加門幾生 最知由暁斗/製作総指揮:名越稔洋


 ファミ通ドットコムは、このテレビドラマ「クロヒョウ2 龍が如く 阿修羅編」の収録現場を取材。主人公・右京龍也を演じる斎藤工さんにインタビューを行った。

――テレビドラマ「クロヒョウ2 龍が如く 阿修羅編」の見どころを教えてください。
斎藤 アクションシーンですね。30分のドラマにいろんな要素を詰め込むと内容がごちゃごちゃしてしまうのですが、「クロヒョウ」のドラマでは、前作から変わらず“アクション”をウリにしています。そのわかりやすさは、僕自身とても好きです。

――とくに注目して観てもらいたいアクションは?
斎藤 龍也は背負っているものがものすごく大きいんです。若者なのに、人の命を背負って戦っていて。そして、前作からいまに至るまで……東日本大震災を経験したというのが大きいのですが……その重みが増していて。その説得力はどうすれば出るのか、ということを考えながら作品に入っていっています。作品の中に、重みがちゃんと宿るように。

――1年ぶりにドラゴンヒートのリングに立ってみての感想は?
斎藤 今回はドラゴンヒートだけではなく、阿修羅というリングもあるのですが……やはり、ドラゴンヒートのリングに立つと安心しますね。この床の弾力も、染みも、前作からのものです。あのころ、「この作品が誰にどう届くのか」というところまで考えられず、「とにかく目の前のやれることのベストを尽くそう」と思っていた感覚が思い出されました。初心に戻りましたね。前作では、余計なことを考えずに、スタッフ一同直球を投げていたんです。

――龍也のジャージも1年ぶりということになりますね。
斎藤 ジャージは龍也のひとつの制服です。前回の撮影時もこれで歌舞伎町を歩きましたし。でも今回は、モッズコートを着ているシーンも多いんですよ。ジャージのほうがしっくりきますけどね。

――今回はゲームにも出演されていますが、ゲームを意識して演じる部分はありますか?
斎藤 ゲームのよさとドラマの融合というのは、ほかのドラマにはない特徴になると思うんですよね。もともと、僕はゲーム『龍が如く』を「映画のようだな」と思ってプレイしていたのですが、『クロヒョウ』も、若者目線で描いた1本の映画、もしくはそれ以上の重厚なものになっていると思います。その『クロヒョウ』の世界を、前回のドラマと今回のドラマとの間に、ゲームへの出演という形で体験できたのは、僕の中でとても大きいことでした。総合監督の名越さんは、頻繁ではないのですが、重要なときに連絡してくださったり、「龍也だったらどう見るかな?」と僕の意見を聞いてくださったりして。僕を龍也として見てくれている時間が多かったんですね。僕は、役者としてこんなにありがたいことはないと思いました。龍也という役は、ただ依頼されて演じたというものではなく、自分の中に複雑に宿っている役なので、そのあたりの生っぽさが伝わったらいいなと思います。

――ゲームの龍也を演じるのと、ドラマの龍也を演じるのには違いがありますか?
斎藤 そうですね……。ゲームの龍也を演じるとき、「ドラマを通じて自分の皮膚に宿った経験値をゲームに活かせたなら、ほかの人には出ない右京龍也になるし、それしか自分の武器はない」と思ったので、その経験値を前面に出しました。もちろん、ゲーム主導でドラマがあるわけですが、自分は「このゲームが、もしドラマになったら……」と思いながら演じましたね。声優としてゲームに参加したというよりは、右京龍也を演じた、という感覚です。とはいえ、現在行っているドラマの収録では、ゲームの演技をなぞっているわけではありません。ドラマでは、生身の人間での表現ができます。“生”の感じをどれだけ出せるか……それが、ゲームとのいい意味での戦いなんですよね。ある意味、ゲームの右京龍也がライバルです。血はつながっているけれど、遠くにいる存在のような。

――ドラマ版とゲーム版ではシナリオが少し違いますが、ドラマ版の物語の魅力とは?
斎藤 脚本に名越さんが深く関わっているということを、僕はうれしく思っています。名越さんは、ドラマの脚本を、ドラマならではのものにしているんです。キャスティングが決まった後、シナリオが進化していったんですよ。それは、誰がどの役を演じるかというのが、名越さんの中でとても重要だったから。誰でもいいキャスティングなんてひとつもなくて、「この人だったらこうしよう」って、いつも思ってくれてるんですよね。“あて書き”という言葉があてはまると思っています。ヒロインが玲ちゃんだから、秋田が阿部くんだから……ということでキャラクターが増幅されて、物語が放たれているので。脇役がいないドラマを書かれていて、すばらしいと思いますね。

――名越さんの助言の中で、とくに参考になったものはありますか?
斎藤 名越さんは、いつも大きい言葉をさらっと言われるんですよね。東日本大震災の直後も連絡を取り合ったのですが……。震災はお互いに忘れられないできごとです。「クロヒョウ2」で描かれている、厳しい時代を生きる若者のやり場のない感情というのは、30歳の僕にも共感できるものがあって。むき出しの感情をどこにやっていいのかわからないという人間が、僕を含めて多いと思うんですよね。その象徴が右京龍也。そのキャラクターと時代がシンクロしているなと思います。龍也は、前作からの物語で、あまりにも大きいものを失うんですよね。日々生きている人たちもいろんなものを失う。失わないように努力しても、まさかのできごとは起こる。でも、失ったときに、同時に得ているものがある……それが「クロヒョウ」というか、名越さん自身から学んでいることです。失うものが大きいと、その分得るものも同じだけ大きい。失ったときにどうするかが、この国のテーマだと思うし、自分のテーマでもあります。喪失感に負けるのか。失ったことで、何かを見出して前進できるのか。自分自身にもすごく響いているテーマです。名越さん自身もきっといろいろなものを失って、いろいろなものを得てきたのだと思うので。ドラマの最後のセリフに、すべてが集約されています。そのセリフを見て、これは名越さんの物語なんだな、と思いました。その一方で、物語の本質の部分が自分に乗っかってきたので……僕は、この物語は僕のものだと思っています。ほかのキャストの方や監督にも、自分のものだと思ってほしい。そして、観ている人にもそう思ってほしいです。右京龍也は現代の人のもがきの象徴で、それは性別年齢関係なく、どなたにでも当てはまるものです。いまはヒリヒリしたものが響く時代なので、そこが嘘くさくならないよう、徹底して取り組みたいと思っています。

――では、最後にひと言お願いします。
斎藤 これから役者が何をどう作っていくのか、というのは、いままでにない具体性が必要だと思うんです。「多くの人に響けばいいな」ではなくて、「ここにいるこの人に届ける」という濃さ。このドラマは、スタッフがみんな何かを削って、失いながら作っています。そうやって作ったことにより、何かが宿ったものでないと、響かない時代です。それは僕らにとってはリスクなのではなく、チャンスだと思うんですよね。予算や媒体は関係なく、命がけで取り組めば、ちゃんと届く。それを僕は前作のドラマで知りました。「やるべきことがはっきりしたな」と感じました。震災から1年経ったいまの日本で、「クロヒョウ2」がスタートするというのは、僕にとってうれしい挑戦です。これが予想もしないようなところにいる少年や少女に響いて、その子たちの後押しになったらいいなと思っています。もちろん上の世代の方々にも観ていただきたいですが、これからの日本を作る子どもたちに見てもらいたい。その人の中を通過するものではなく、残るようなものを、魂込めて毎日作っているので、この努力が報われたらいいなと思っています。
                                    (ファミ通/yahooニュース)


抗争系は「クローズzero」だけでいいや、おなかいっぱい、
なんて思ってしまっていました。
斎藤さんが「龍が如く」という、名前だけは知っている、
でも怖そうだなーとびびってた作品。

ゲームが、
ドラマが、と言われても、
てんでわからないのですが、

斎藤さんにとっての映画の核みたいなものが
「仁義なき戦い」と少し前に聞いたので、
こりゃあおさえておかないとな、と思っています。

斎藤さんはしかし、ほんっと、
いろいろな映画やドラマにご出演されますねー。

今回はこのドラマ、絶対観たいです^^



コメント    この記事についてブログを書く
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 3月16日(金)のつぶやき | トップ | 「僕達急行A列車で行こう」... »

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。