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まろうさぎさんの「天の茶助」初日舞台挨拶レポ in 丸の内ピカデリー3 

2015-06-29 | イベント(レポート・お知らせ)


まろうさぎさんよりひさびさの初日舞台挨拶レポが届きました。
まろうさぎさん、お疲れのところ、ありがとうございます。
レポはオフマイクの会話まであったりして、安定の神レポですが!、
ネタバレ全開ですので、ご了承くださいませ。
夕方には届いていたのに、深夜のUP,すみません。
取り急ぎUPいたします。






まろうさぎさんの「天の茶助」初日舞台挨拶レポ
       in 丸の内ピカデリー3 (2015年6月27日)



樹さん
こんばんは!「天の茶助」初日舞台挨拶に行ってきました!
もうネットニュースにも出ていますが、MCが芸人さんお二人でしたので、笑いっぱなしの舞台挨拶となりました。
(最初はちょっとビックリしましたけれど。
私は申し訳ないことに、お二方とも知らなかったのですが、一緒に行った友人に聞いたら、有名な方たちなんですね。
白塗りだったので、素顔はわからず・・・。今度、テレビで見ても分からないかも)
「ふたがしら」「SmaSTATION」の合間に、書きましたし、人数が多かったので、
意味不明なところもありますがお許しください。
松山さんが、超テンション高くて、「ひろし」ってこういうキャラか・・・(笑)と思いました。

ではでは。

まろうさぎ

*****************************************
「天の茶助」初日舞台挨拶レポ in 丸の内ピカデリー3 (2015年6月27日)

土曜日に仕事がある私。もう舞台挨拶は軒並みムリだと諦めていましたが、なんと「天の茶助」は、
午後の上映後の舞台挨拶ということで、ギリギリ間に合いました!神様、ありがとう♪
映画のメッセージではないけれど、強く願えば、運命は変えられる!!
本編の冒頭10分ほどは見逃してしまいましたが、茶助が天にいるうちに劇場に入ることができました。
ジャマにならないよう、一番端の席を取ったので、見づらい点はありましたが
(松山さんの美しい手が太く見えたり・・・)、前方の席で、舞台挨拶は堪能しましたよ!!

さて、14:25分。スタッフの方々が準備。そして、しばらくの沈黙。
おや??こういうのって、すぐに舞台挨拶が始まるのでは??と疑問に思っている私の目の前で、
スタッフの方がインカムで「中はいつでもOK。そっちのタイミングで」などと後ろを見ながら言ってます。
あら??後ろから登場??と思っていると、14:30分、目の前のスピーカーから
「チャーーーース!!!」の大声。
うわ!と思って後ろを振り向くと、映画の中で登場する白塗り警官と白塗りのヤスオが後部ドアから登場。
映画内であまりに謎&怖い役柄で、しかも、突然の登場だったので、場内はあっけにとられて、拍手もまばら・・・。
前方に向かいながら、お二人は
「こんなビミョーな拍手ありですか??」
「この会場のデカさで、聞いたことのない拍手の少なさだよ!!」とぼやきながら登壇(笑)
「改めてこんにちは!!」(会場、「こんにちは」)
「元気がないなぁ。こんにちは!!」(会場「こんにちは」)
「うーん、2回目でも変化がない(笑)」
「初日からいらしていただき、ありがとうございます。見ていただいた方には分かると思いますが、
白抜りのヤスオと警官です」
「本日司会を務めます、白塗り警官を演じました弾丸ジャッキー・オラキオと申します。」
「ヤスオを演じましたキングオブコメディの今野です」
「今日は、出演者の方が来られなくて、二人で何とかしろと言われてね」
「そうそう、皆さん、インターネットで一生懸命チケット買ったんでしょうけれど、
チケット買わせればこっちのもんですからね!」
「いやいや、ウソですよ。ちゃんといらしてますからね」
「その前に、皆さんにお願いがあります。
(といつもの、写真撮影禁止などの注意事項を読みあげるオラキオさん)」
「ま、(写真撮影)僕達はいいんですけど。もし写真を撮りたいと思ったら、
マスコミに入るっていう方法がありますから」
「もうちょっと、僕、しゃべりましょうか??(会場、首をフルフルと横に振る)
え~、ほんと、リアルに首を振ってますよね!!
では、ゲストの皆さんをお呼びしましょう!
松山ケンイチさん、大野いとさん、伊勢谷友介さん、玉城ティナさん、MissOOJAさん、SABU監督です!」
(下手から登場! 下手からMissOOJAさん、玉城さん、大野さん、松山さん、伊勢谷さん、SABU監督、
司会のお二人という立ち位置)

という感じで始まって、司会がお笑い芸人のお二人だったので、ツッコミあり、笑いあり、
伊勢谷さんもよくツッコンで、誰がしゃべっているのか、よく分からない状態でした。
いつもの舞台挨拶より、松山さんはお話できませんでしたが、面白い舞台挨拶でした!
(以下、敬称略。司会については、だいたいオラキオさんが進行していましたが、
今野さんのツッコミも随所にあり、そのやり取りまではメモしきれなかったことを、最初にお詫びします)

司会:まずは一言ずつお願いします。
松山:(超テンション高い!!)
はい、こんにちは~~!!!茶助を演じました松山です!!
初日に足をお運びいただき、どうもありがとうございます!
司会:ちょっと「ひろし」のテンションを入れないでください!
松山:いや、なんかお二方が登場しても横で聞いていて拍手が聞こえてこなくて、
テンションあげていかないと!と思って。
司会:いや、聞こえなかったんじゃなくて、拍手がなかったんです。
(まろうさぎ:・・・・ちょっとは拍手があったんだけど 私も拍手したし 苦笑)
大野:
はい、ユリ役の大野いとです。
今日は小降りの雨の中、ありがとうございます。
短い間ですが、楽しんでいただけるようもりあげていきたいと思います。
司会:
(今のは)もりあげるテンションではなかったですけどね!
伊勢谷:
いや、ほら、ユリはまだ喋り始めたばかりだから。
司会:
それは、映画の話でしょ!(笑)
伊勢谷:
こんにちは!伊勢谷友介と申します。わざわざお運びいただきありがとうございます。
SABU監督の映画に出ることが、子どもの頃からの夢で、、、子どもの頃??
大学生の頃からの夢で・・・
SABU:
おれ、そんな年か??(笑)
伊勢谷:
監督、ずっと前から俳優としても活躍してるから。
今回の映画もSABU監督らしい疾走感あふれる映画になっていると思います。
玉城:
茶子役の玉城ティナです。今日はよろしくお願いいたします。
OOJA:
主題歌「翼」を歌いましたMissOOJAと申します。今日は素敵な皆さまに囲まれて緊張しています。
よろしくお願いいたします。
SABU:
今日はありがとうございます。・・・以上です。(笑)
司会:
まさか、玉城さんより短い挨拶になるとは!シンプルイズベストだけど!!

司会:
では続いて、質問です。まずは、松山さん。
映画の中の回想シーンで、暴走族やいろいろありましたが、やはりなんといってもヤクザのパンチパーマが
印象的でしたが、どんな感じでしたか?
松山:
なんか、あの~一番最初にヤクザをやるとなった時に、自分がどうなるのか全然想像がつかなかったんですけれど、
電話でSABUさんと話している時に、『パンチパーマ、いいんじゃない?』と言われて、それだ!と思って。
わざわざ、そのシーンの撮影スケジュールを最後にしてもらって、実際に(沖縄の現場の)近くの床屋さんで
パンチパーマをかけさせていただきました。
SABU:
結構探したんだよね。
松山:
なかなか、今やってくれるところがなくて、探したんです。
それに、パンチにも色々あって、今回は割とゆるいふわっとパンチで。
僕の中ではもう少しゴリゴリにしたかった。
伊勢谷:
え?あれ、選んであの髪型なの?なんか、あれ、似合ってたんですかね…。
似合っているというか、そういうのをもう飛び越えてたよね(笑)
SABU:
いや、似合ってたよ。
松山:
次回はもっとゴリゴリに(パンチに)したい。
伊勢谷:
次回って!
松山:
もしかしたら、茶助のヤクザ時代をメインにSABUさんが書いてくれるかも知れないし!
SABUさんの映画はヤクザが出てくることは多いですけれど、がっつりヤクザ映画はないですよね。
SABU:
うん、がっつりはないね。パンチ、ちょっとはまっちゃって!
だから、伊勢谷くんも、次はパンチね。
伊勢谷:
え?僕も??…はい、やります(苦笑)
SABU:
ティナちゃんもね!
玉城:
はい、頑張ります!(即答! え?本当に??笑)
司会:
では、大野さん。新城ユリは口がきけない役でしたけれど、難しかったところなどはありましたか?
大野:
そうですね、難しいなぁとは思いました。台本を読んでいくうちに、よく分からなくなってきちゃって。
クランクイン前にユリは話せないことを負担に思っているのか?と監督に聞いたら
「そうじゃないよ」と言ってくださったので、それからユリの表情とか想像できるようになって、
最後は、ユリのことが大好きになりました。
(ゆっくり、のんびりと話す大野さん、かわいいですね。
 この間、松山さんは大野さんの方を見たり、下を向いたり。
 伊勢谷さんは、手でライトを遮るように目の上にかざして、誰が来ているのかチェック??)
司会:
あのシーン、僕もいたんですけど、よかったですよね?あれ、僕、同意を求めてる??
あの場面は、いとちゃんも緊張していて、(普段は)伊勢谷さんも明るい感じで話しているし、
僕らもお笑い芸人ですから、(それまでは)いろいろ、いとちゃんにも話しかけていたんですが、
今日だけは話しかけてくれるな!というオーラが出ていて(松山:うんうんと頷く)
(たった一言のセリフが覚えられなかったんですかね?)
(いや、覚えられたにきまってるでしょ!あの一言にすべてをかけたんだよ!)
(松山:大笑い)
大野:
(セリフは)覚えられました(笑)
司会:
確か、リハなしで、一発でOKでしたよね?
SABU:
そうですね。
大野:
私はも1回かな?と思っていたんですけれど、参加してくれていたエキストラの方も
わ~~っと拍手してくださって、本当に嬉しいなって思って(松山:うんうん)
SABU:
(一発OKだったのは)日が暮れちゃったんで、撮りなおすのムリだったんです(笑)
伊勢谷:
いや、あのシーンね、うつってないけど、死ぬほど重かったんですよ。
今日いるみんな、超デカイから、監督も大きいし、みんな分かんないかもしれないけど
すげー重くて、下で支えている身としては、「テストとかいらない!早くやって!」
という感じだったんです。大杉さんと二人で、重いって言ってて。
司会:
そういうプレッシャーもあったんですね。
大野:
そうですね、そういう緊張もあって、あれ、ほんと、すごく重くて。
上に乗ってた椅子も重かったですよね。
伊勢谷:
(いとちゃんは)担いでねーじゃん!!あれに二人乗ってたんだよ!
大野:
いや、ちょっと触った時に重いなって。
(この間、松山さんは、苦笑しっぱなし)

司会:
伊勢谷さんは、もう男から見てもカッコよくて!
ほんと、カッコイイですよね。日本のベッカムみたい!あれ?違う。
サッカー好きだから・・・
「タイタニック」の(パロディの)船の上シーンとか、どういうつもりで演じていたんですか?
伊勢谷:
あれね、実際は、中古の漁船の先で、海にも実際には出てなくて。クレーンが出て来て、
いったい何の撮影をしているんだ、これは?と思いました。(笑)
で、僕のクランクアップは「ゴースト」のシーンですからね。何の映画のクランクアップしたんだろうっていう(笑)
司会:
海の上に見えたのは、役者さんの演技力なんですね。
伊勢谷:
いや、撮影隊の力です。
でも、「ゴースト」もそうですし、恋人とぶつかるシーン、あれ、何でしたっけ
(SABU:「ノッティングヒルの恋人」)そう、それ。あれも、実際に映像を確認して、
音は使われていませんけれど、タイミングとかセリフとか研究しました。
青春時代ぴったりの思い出の映画に乗っかるというのは楽しかったです。
司会:
ボクシングシーンもありましたね。
伊勢谷:
はい、ボクシングシーンも頂きまして。頂きましてっていうのもアレですけれど、楽しかったです。
司会:
僕もね、2発なぐっていただいて。
で、監督から、楽屋で、僕のシーン、余計だったね!と言われてしまって…
あの、僕、殴られたあと、一回転しているんです。覚えてますか?
(会場:・・・・ 私は覚えてます!すごい!!と思ったので)
あ、あれ?監督、ホントにカットしちゃったんじゃないですよね?
SABU:
カットしてないよ(笑)
司会:
弾丸ジャッキーらしいところを入れてもらって、ジャッキーらしさを感じて…ないですよね(笑)

司会:
僕たちとはからみがなかったんですけれど、映画初出演ですよね?
しかも、堂々としていなきゃいけない役柄で、独特な存在感もありましたし、
土佐弁もありましたけれど、いかがでしたか?
玉城:
土佐弁のイントネーションは気を使って練習しました。
司会:
この中で、唯一、沖縄出身の方ですが、実家からとか?
玉城:
地元ということもあって、緊張はほぐれましたし、撮影中は実家に泊まりました。
親も嬉しかったみたいです。
司会:
若いのに、本当に堂々としてましたよね。今、いくつですか?
玉城:
17歳です。(まろうさぎ:うわ、ビックリ!落ち着いているので、大人に見えました。未成年とは!!)
SABU:
撮影の時は16歳だよね。
(松山:うわぁ~若いなぁ~~という感じで笑っている)
司会:
茶子は好きになれましたか?
玉城:
はい、茶子好きです。自我が強い女の子で、自分と全然違うんですけれど、いいなと思います。
司会:
これからも、モデルさんと仕事もあるんと思いますが、映画やドラマの仕事はどうですか?
玉城:
はい、ドラマも挑戦してみたいと思います。
伊勢谷:
こうやって、普段の私とは違うって言ってますけど、大物感、半端なかったですからね!
重厚感というか、すごい大物だった!後から1日だけ撮影に来るっていう。
(松山:大笑い)
もうね、だいたい、我々の事、まったく見ないし、同じシーンにいたのに、
全く目を合わせていただけなくて(笑)
大杉さんと二人で、「全然、目も合わなかったね~~。ちっとも見られなかった」って(笑)
玉城:
ありがとうございます。
伊勢谷:
いや、ありがとうっていうか、うん、あれが素だったら怖いなって(笑)
玉城:
緊張していたんです、すみません!
伊勢谷:
いやいや、これからどんどん伸びていくと思います。

司会:
この映画のために書き下ろしたというのは初めての経験だったと思いますが、映画の主題歌というのはいかがでしたか?
OOJA:
嬉しかったです。
実際、映画の製作スタジオで本編を見ながら作ったので、イメージしやすかったです。
ラストのユリの気持ちになって、守りたいとか奇跡をおこしたいという気持ちで作って、
映画をさらに盛り上げていけたらいいなと思って作りました。
司会:
映画本編を見たんですか?
OOJA:
ロック映像というんですか?完成前のもので、セリフも(生で)入っていて、
貴重なものを見せていただいたなと思いました。
司会:
「チャーース!!」という叫びも入っていてもよかったと思うんですけど、間奏あたりで(笑)
(松山:ハハハハと声を出して笑っている)
OOJA:
ははは。まあ、入れなかったですね。
さっきも、エンディングで流れているのを聞いて、皆さんどんなふうに聞いてくださっているだろうと思ったり、
映画館で自分の曲が流れるというのも貴重な体験でした。

司会:
2月に三大映画祭であるベルリン映画祭のコンペティション部門に選ばれたということですが、
あえてジャンル分けすると、コメディですか?ヒューマンドラマですか?
SABU:
う~~ん・・・
司会:
ジャンル分けできないということで(笑)
現地ですごい盛り上がったと聞きますが。
SABU:
すごかったですよ、どっかんどっかん受けすぎて、これで賞はもらえないなと思った(笑)
不謹慎だしね。
(松山:爆笑)
もうね、茶助がユリを見ていて、(患者の)髪の毛が爆発しちゃうシーンなんて、
前にいたおじいちゃん・おばあちゃんがむせていましたからね。
それを見て、どんどん賞が遠のいていく気がしました(笑)
司会:
でも、それって、受賞するより嬉しいですよね。
SABU:
うん!ほとんどクロージング作品に近くて、満足しました。
世界での公開も決まって、イタリア、トルコ、ハンガリー、旧ユーゴスラビアとか、公開が決まりました(拍手)
司会:
そこで舞台挨拶とか、ないんですか?
SABU:
ああ、ぜひ!役者として、行きましょう!
そうだ、役者なんですから、ほら、中央に来て、オレが司会しましょう!!
(と立ち位置を変わる)
オラキオ:
うわ~、ここに立つと、こんなにコメントするの、難しいんだ!
いや、あの、沖縄ってあったかいんだなあって思いました。
今野:
映画の感想じゃないよ!それ!
SABU:
じゃ、変わりましょう!(と元の立ち位置へ)
オラキオ:
すみません、僕の話させてください。ごめんなさいね!
あの、僕、弾丸ジャッキーっていうんですけど、SABU監督の大ファンで、
コンビ名も監督の「弾丸ランナー」から、とっているんです。
17年前に、SABU監督の「アンラッキー・モンキー」の舞台挨拶チケットを取りたくて
今みたいに、インターネットとかないから、早くから並ぶぞ!と思っていたのに寝坊して
舞台挨拶取れなかったんです。
それが悔しすぎて、もう、こうなったら、絶対にこっち側に立ってやると思って、
それでいろいろ始めたんです。今、こうして、芸人をしてこうしてこっち側に立てて
司会をやるっていうのが、もう本当に信じられないし、嬉しくて…
(と涙ぐむ。会場から拍手。
実を言うと、まったくこの方を知らなかったので、最初は「え~~、自分語りはやめようよ!」と
思ってしまったのですが、いい話だった!!)
今野:
だから、すごい緊張してたんですよ!
オラキオ:
SABU監督に、初日に、袖で「そのままやってください」と言われた時、袖で泣きましたもん!
現場にいるってことが信じられなかった。
(舞台挨拶チケットが取れなかった時は)板前だったんですけど、その後、弾丸ジャッキーを結成して、
それで、ファンレター書いたんです。
結成10年になります、SABU監督の作品から名前をいただきましたって手紙を書いて
そうしたら、僕達が出ていた番組を見てくださったみたいで
「見ました。そうしたら、いずれキャスティングしますから、それまでにもっと有名になっといてください」って
返事をくれて…(感極まる)
今野:
泣いているんですか?主役じゃないんですよ!
つまり、映画に出るには、SABU監督にファンレターを書けばいいって話ですね(笑)
オラキオ:
じゃねーよ!出すなよ、気楽に!!
ホント、嬉しかった~~。すみません、自分の話ばかりで。もうね、終わりますから!
映画の話に戻しましょう!松山さん、なんかないですか?
(もう、感動でいっぱいいっぱいで、質問を忘れてムチャブリするオラキオさん 笑)
松山:(苦笑しながら)
ま~~でも、、、あの~~~、ね~~、うん、オラキオさんの鉄砲をうつ瞬間の顔が
素晴らしかったんですよね。
今野:
瞬きしてませんでしたから
松山:
そう、あれは、「ダークナイト」のジョーカーをこえてましたよ!
今野:
じゃあ、あとは死ぬしかないですね。
オラキオ:
なんでだよ!
松山:
鉄砲をうつって、日常ではないことで、そういう時の顔の説得力というのが必要なんですけど、
オラキオさんのあの表情は、完全にこっちが撃たれるって思わせてくれました。
オラキオ:
ありがとうございます!!
今野:
もうね、拳銃の抜き方を何度も研究してましたから。こうやって、「あれ、これじゃ、ひっかかる」とか。
松山:
今野さんの笑い方だったりとかも、僕は全然想像してませんでしたし。
白塗りも自然だったし(??メモが読めません)
あの白塗りって、台本に書いてあったっけ?
今野:
書いてはあったんですけど、だいぶ後半の方でしたけど、序盤から白塗りでしたね。
松山:
あれは衝撃だった!
「こっけい」って鉢巻をしている「チョンダラー」でしたっけ?
茶助がユリを救えなかった時に出てくるあれも白塗りで、
ピエロ的役割があるらしくて、
白塗りにいろんな意味をリンクさせるのもSABUさんのテーマ、思想があったりとか。
それから、皆さん、街宣車のアナウンス、遠くからしゃべっているの気づきましたか?
気付いた人いますか?(結構な手があがる)
あれ?結構気づいているんですね。あれも物語の根幹にあるテーマをさりげなく
気づくか気づかないか、くらいに入れて、そこも素晴らしいなって思います。
普通は出したいんですよ、テーマを全面にドンと(手を前に出す)
でも、画面から受け取るも受け取らないも見る側の裁量にゆだねて、
そういうところも素晴らしいなと、今回、人間の勉強になったと思ってます。
だから、次のヤクザ映画も、絶対に普通のヤクザにはなりません!!
 15:00~フォトセッション

席が近かったので、マイクオフの会話もよく聞こえました。
人数が多かったので、まず、今野さんが「やばい、ここで切られちゃう!」と言いはじめ、みんなで笑う。
(SABU監督が今野さんに立ち方をさりげなく教えていました)
そして、松山さんが「もっと真ん中にもっと詰めます??」と聞いたり、
マスコミの「左お願いします!」に方向を間違えて、「左?間違っちゃった」とか
オラキオさんが「コミックナタリー来てる??」とか
松山「お二人が入って来た時、拍手なしがほんと、衝撃的でしたね」
「僕らの方が衝撃的でした」とかもありました。
そして、「もっとギュウっとなった方がいいですよね。切れてる人いますし」と松山さんが言うと
「それは、僕達ってことですね」という会話も。
「オラキオさん、ボードに手をかけた方がいいですよ」という松山さんのアドバイスに
おぉ、親切だ!と思ったら
「そしたら、手だけは少なくとも入るから!」と落としてました(笑)
それから、ムービーにも手を振る。

最後に一言。
松山:
はい、あの~、初日からいらしてくださってありがとうごじあます。
あの、だいたい試写会の後、こうして舞台挨拶をさせていただいたんですけど、
だいたい何て言うんだろうな同じような空気なんですよね。
拍手がなかったり(笑)、大丈夫なのかな?と思ったりしましたが
(と、ここで、伊勢谷さんが、いきなりスマホで松山さんと一緒の自分撮り。
松山さん、すかさずピース!というのが2回 笑)
それだけ、何かを感じて、戸惑ったりしたんだと思います。
で、あのテーマも大事なことをそれで劇場から持ち帰っていただければいいと思います。
いろんなことがあっても、明るく行こうぜ!っていうのが、シンプルで大事なことだと思うので、
そういう茶助を見て、僕も生きていく勇気や元気をもらえた気がします。
たくさんの人にも見ていただきたいので、二度、三度と足を運んでください。
本日は、本当にありがとうございました!

下手へ退場。劇場出口でもう一度振り返ってペコリ!
伊勢谷さんは、ファンの方に手を振る。

15:05分終了。






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7 コメント

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Unknown ()
2015-06-28 10:13:23
まろうさぎさん、
ありがとうございます。
コメント入れようと思ったんですけど
(って実際入れてるけど:笑)
楽しい神レポの内容が、
かなーり、作品を見ないとわからないってことで、
きょう、今から観に行ってきますっ!
コメントのちぼど、入れさせてくださいませ。

お疲れのところ、ほんとうにありがとうございました。
まろうさぎさんのレポがあると、
図書館にまた美しくて大切な蔵書が加わるので、
嬉しくてたまりませぬー!
Unknown (まろうさぎ)
2015-06-28 10:23:13
早速のアップありがとうございます!
お送りしたのは日付が変わった頃でしたので(「ふたがしら」と「SmaSTATION」を見ていたため、遅くなりました)、ご迷惑をおかけしました。

そして、もう最初の方は動画でアップされています!
松山さんのテンションをぜひご覧ください(笑)
そして、私のレポがいかにいい加減かわかるという(汗)
もう、誰が話しているのか、メモしきれず、とにかく楽しそうな松山さんをマジマジ見ながら、ちょっと司会のお二人の白塗りに目を奪われながら、殴り書きしてきました。
ネットニュースの写真、やっぱりMCのお二人がうつってないないものもあって、笑ってしまいました。

上映後だったので、ネタバレ満載です。ぜひご覧になってから感想をお聞かせください。ラブストーリーとファンタジーではあるのですが、ジャンル分けしにくい映画です。

動画URL
http://maidigitv.jp/movie/4cB_WieD6aM.html
観てきましたっ! ()
2015-06-28 18:05:17
まろうさぎさーん、
観てきました!
面白かったー。
すごく面白くて、せつなくて、
ユリちゃん可愛いし、
メチャ子の迫力すごかったし、
なにより、茶助の走る姿、大好きだったし、
テンションマックスです。
山映画よりこっちが好きさ(すみません^^)
ジャンルわけしにくいって、なるほどでした。
そして、
映画観て、白塗りがセットで現れたら、
そりゃぜったい拍手できませんよ、手が凍る。
げろはく←すみません(笑)

いやあ、血まみれげろまみれ、すみません、
笑うしかないシーンもいろいろありましたけど、
まろうさぎさんのレポ、理解できてよかったー。
そりゃ椅子は重いですよね(笑)
そして、いとさんが《話しかけてくれるなオーラ》
発しておられたの、よくわかります。
パンチパーマのお話もよかった、
弾丸ジャッキーもついでによかった(笑)
そして、なんと言ってもマイクオフの、
松山さんの指をかけたほうがいいですよ、ってところに
ツボってしまいました。
まろうさぎさん、今日、ダッシュで観に行けてよかったです。
松山さんのセリフ《芸じゃねえし》、超大好きで、
脳内無限ループしてます。
天茶見たかたと、このセリフで盛り上がりたいよー、と言いながら帰ってきて、
電車間違えて、ツイッターやってるあいだに、もうすぐ京都というところで間違いに気づき、
帰ってまいりました。なんらるちあ。
7月は若ちゃんで忙しいのでも1回観るのは無理ですけど、
8月もやってたらまた観に行きたいです。
って、コメント欄じゃなくて感想に書けよ的なことまで書いちゃってすみません。

まろうさぎさん、動画まで教えてくださってありがとうございます。
でも、愛あるレポのほうが、動画をさかのぼるよりも早く、
エンドレスで読めるので素晴らしいです。
ありがとうございました!!!
Unknown (小でぶすずめ)
2015-06-30 05:35:57
あのー 見てないくせにすみません。
今 ここにおしゃまして 外のことを知る私
で 動画もみましたよ。
松山さんが 芸人発声って
いちいち動作が大きいこと。
ひろし こんなんかい?
松山さんって 多彩ですが もうびっくりです。
でも どこか上品なんですよね。
パンチ 当てるって あれかけるんでないんですね。
まろうさぎさんの分かりやすい描写好きやー
Unknown (まろうさぎ)
2015-06-30 07:34:42
樹さん
そうなんです!あの白塗り警官&ヤスオの怖さを見たあとに、いきなり登場されても、拍手喝采は出来ませんよ~。しかも「チャース!」から入るんだもん。

それから、ジャンル分けを聞かれても監督が答えないのが、わかりますよね。
ラブストーリーでもあり、ファンタジーでもあり、スプラッタでもあり、不条理映画でもあり、もちろんコメディでもあり。

げる(笑)の演技には定評がある松山さんですが(ユメ十夜の頃からウルミラ・清盛まで、たくさん演技してますよね)、今回もすごかった(笑) 監督ティーチインがあったら質問したいくらいです「松山さんのげる演出は、宛て書きですか?」と。


「ゲイじゃねえし」、「芸じゃねえし」「芸じゃなくてげーだし」は、私も何度も思い出して笑ってます。

ユリが必死に声を出すシーンからラストシーンまで、美しかったですよね。私もまた見に行きます!
忙しくても、松山充実月間なので、頑張れます!
Unknown (まろうさぎ)
2015-06-30 07:50:04
小でぶすずめさん
コメントありがとうございます。
いきなり芸人さんのような発声でビックリしました(笑)メモする手も思わず止まりました。
すかさず、司会のお二人が「ど根性ガエル」の「ひろし」の名前を出してくださったので、あ~なるほど!となりましたが、事情を知らない伊勢谷さんのファンや、大野さん、玉城さんのファンは、なんだあれ?と思ったことでしょう。

パーマ(パンチ)をあてる、というのは関西方面でひろく使われていることは知ってましたが、松山さんもそうなんだな~と意外な印象。監督が言ったのを素直に受け入れたのかな?とも想像してます。私は関東人なので、小でぶすずめさんと同じく、パーマは「かける」ですね。
Unknown (さく蔵)
2015-07-05 19:54:43
樹さん、
こんばんは。
ご無沙汰ばかりで本当に申し訳ありません。
ちょっと何かと心身の折り合いがつかない感じで…
気候のせいでしょうか、年のせいでしょうか(+_+)

まろうさぎさん、
お礼が遅くなってごめんなさい。
お友だちとの楽しい時間もありがとうございました。
話の合う方々と、大好きな人の事を思う存分話せて、
とても幸せでした。

あんなに混沌とした舞台挨拶、どうレポにしようかと仰っていたのに、
あの時間からのこの神業!!!さすがです!
臨場感溢れるレポ、堪能させていただきました。
ありがとうございます。

私は、インタビューされる側ってこんなに難しいんだ~とオラキオさんがビビった時に、
むずかしいむずかしい、と誰に言うともなく自分に言い聞かせているような松山さんの姿が印象的でした。
松山さんの応対はいつも素晴らしいな、賢いな~と思います。
それと、伊勢谷さんの自撮り、ツイッターに上がってましたが、
女性陣まできっちり収まっていて完璧でしたね!
伊勢谷さんは本当に何をなさってもスマートな方だと思いました。

まろうさぎさん、またおしゃべりしましょうね!
お仕事がお忙しいことと思いますが、お身体お大事なさってね。
またお目にかかれることを楽しみにしております。

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