マダム南平台のサロン

法とことばと社会についてのおしゃべりコーナー

法と言語学会 シンポジウム

2010-12-13 23:00:01 | Weblog

シンポジウムについての東京新聞の記事です。

県内の裁判員裁判を議論 高崎でシンポ

東京新聞 2010年12月12日

司法・裁判における用語や通訳などを広く研究する「法と言語学会」のシンポジウムが11日、高崎市の高崎経済大学で開かれ、前橋地裁で今年あった2つの裁判員裁判を事例に法廷での言葉をめぐる問題に議論が交わされた。 (川口晋介)

 シンポでは、殺人未遂事件(六月に執行猶予判決)を担当した群馬弁護士会の橋爪健弁護士と、傷害致死事件(十一月に実刑判決)を担当した吉野晶弁護士が経過や弁護側の意図を説明。上毛新聞の関口健太郎記者が裁判員会見も含めた取材経験を、フリーライターの浅野祐子さんが裁判官らの言葉遣いへの疑問を話した。

 裁判員制度では「分かりやすい裁判」が掲げられ、専門用語は平易に言い換えている。

 会場の中国人研究者は、国民参加の意義を評価しつつも「市民が分からないから(裁判を)やさしくしろというのは本末転倒。自分たちが(知識や意識を)高める取り組みが必要」と指摘。橋爪弁護士は「裁判員の意見を聞いて量刑を決める裁判のはずが、裁判員の理解のため、勉強のための場になり被告が脇役になってしまうのでは」と当事者として注意を述べた。

 同学会長の大河原真美・高経大教授は「分かりやすくする努力が法曹界には必要だが、裁判員も自分たちがチェックするという姿勢が求められる」とした。


法と言語学会 第2回学術大会

2010-12-04 05:29:35 | Weblog

日時:1211日(土)10時から17時まで

場所:高崎経済大学 図書館ホール

 

930  受付開始                                               1000-1010 開会の辞

                                                         1010-1110  基調講演                                                                              「法と言語法言語学へのいざない」 橋内武(桃山学院大学)

                                                                                    11201220  口頭発表                               

「判決文から見た裁判員裁判」 堀田秀吾(明治大学)          

「『判決文』授業を通じて考える専門家と市民のことばの関係性~国語科における法言語教育の試みより~」 札埜和男(京都教育大学附属高等学校) 

                                                                                             13201450 シンポジウム「裁判員の心に響く公判とは」                

コーディネータ: 大河原眞美(高崎経済大学)                  

橋爪健(群馬弁護士会)                       

吉野晶(群馬弁護士会)                           

関口健太郎(上毛新聞記者・警察担当サブキャップ)               

浅野祐子(ライター) 

                           

15101640 ワークショップ「法廷通訳に関する言語学的研究の可能性を探る」 

コーディネータ:水野真木子(金城学院大学)               

水野真木子(金城学院大学)                      

中村幸子(愛知学院大学)                          

渡辺修(甲南大学法科大学院)                                        

古寺惇子(スペイン語通訳者)  

 

16:40-17:00 閉会の辞