先生ありがとうございました。 慰謝料3**万円が振込まれていました。婚約解消でどうしていいか分からないでご相談して、ほんとに解決できて、よかったです。あとは気持ちのリセットをしながら、今回のことを教訓として男性を見る目ができました。先生が、振込まれるまでは安心しないで下さい,という言葉の意味がよくわかりました。今年は昨年の事はきれいに忘れて出直せます。(埼玉県川口市の女性)
■>>S子さん、よかったですね、相手の二人から振込まれるまで私も内心はらはらしていました。慰謝料の請求関係の書類は手抜かりなく作成して、証拠をつくってしまいました、、万が一、相手が訴訟での解決を求めてきても対抗できる証拠を残しましてきました、、この方は某法人に勤める川口市の依頼者です。両親に婚約の紹介までしていたのに、彼が婚約解消してきたのです。 理由は性格の不一致、彼から、君にも婚約解消の責任はあるので慰謝料は払わないといってきたのです、しかし彼には別の女性がいたのです。S子さんは相手女性から慰謝料を取りたい、悪いのはわりこんできた相手女性だから言うのです、、、。相談当初から矛先を女性にだけ向けられ、相手女性に慰謝料○○万円の内容証明と言ってこられました。今後どうしたらいいかのご相談でした。
お話の段階では、まだ確実な証拠といえるものがありません。相手の女性を憎む気持ちは分かりますが法律的には相手二人の共同不法行為だと、説明し、確実に取れるもと彼を中心に請求しながら、職場の上司を巻き込み、彼女の嘘を暴いていくほうがいいとアドバイスしておきました。、、というのはその女性は、Sさんが相手女性に会ったとき婚約が解消されたと聞いていたので交際しはじめたと言い出したのです。私は相手女性に対しての慰謝料の請求は困難ではないかと思っていました。そこで女性の嘘がばれるような戦術が必要ですと助言していました。
その後、S子さんはご自分で上司に婚約解消の苦悩を相談しながら、もと彼と相手女性が勤める別の職場の上司を巻き込み事実解明をはじめていました。情報の詳細は書くことができませんが、、、しばらくしてから突然私に呼び出しの電話がはいりました。S子さんが上野の喫茶店に相手二人を集めて話合いをするので同席し下さいとのことでした。もと彼が上司に報告したことがS子さん、相手女性の言うこととの違いを、もと彼にその場で問責を始めたのです、まさに好機を逃がさない電撃的な彼女の交渉術でした。2カ月ほどかけ、彼と新恋人との動向、真相を押さえ、もと彼の職場の管理者を巻き込み、確実な証拠をつくりあげたのです、それをもとに女性が婚約を知っていながら交際してしまったことをもと彼に、しかも相手女性の前で認めさせてしまったのです。
男性はシラをきることができなくなり、私にどおうしたらいいのか救いを求めてきたのですが、それなら嘘を言ってきた男性が悪いので謝罪文を婚約者に書くべきではないかというと、謝罪文を書いてS子さんに渡しました、、同席していた相手女性ももうシラをきる事ができなくなり、婚約解消の責任を感じます、慰謝料を払うと言い出したのです。たぶん別れたくなかったからでしょうが。
相談に来られた彼女はお嬢様で法的知識は無かったのです、私のアドバイスを素直に聞いて実行しくれました、内容証明の段階から彼女と打合せ、S子さんの名前で、行政書士の名前を出さずに、覆面内容証明をだしていたのです。
こうした相手の証拠不十分のときは法律家の名前でいきなり内容証明をださないほうがいいのです、相手が警戒して証拠となるような本音の対応をしなくなるので、彼女の名前で私が書いて内容証明を送っていました、私がよく使うふくめん内容証明ですが、証拠を得るまではこうした細かな戦術が必要になります。内容証明は出すことが目的ではなく、あなたの要求をのむようにさせることが目的なのですから。今回は相手方二人とも信用ある職業人であることも幸いでした。金の無い人では慰謝料支払は無理ですから。それにしてもS子さんは最小の費用で婚約破棄という代償は勝ち取ったのですから、頭のいい方です。