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野ブタ。をプロデュース 7&8

2005-12-05 14:22:36 | '05 秋のドラマ
『女を泣かす男』
『いじめの正体』


大切なものを感じさせる話。

この二話は思いっきり修二メインの話だった。
彼のかぶっている仮面が少しずつ少しずつ剥がれていきそこに何か残るのか、的な展開で物語は進んでいく。
野ブタのプロデュースをやめることになった三人だったが、環境の変化に修二が一番対応できていないようだった。
人気者の生活の合間のプロデュースが、プロデュースの合間の人気者の生活にいつの間にか変わっていたことにようやく気付いたようだった。
本当は人のことが大好きな修二は、うわべだけの人との付き合いでは物足りないのだろう。その気持ちがまり子に対して、正直な気持ちを述べる結果にもなる。そして人を傷つける痛みを感じる修二。人気者ながら、本音を見せて生きることがなかなか出来ない修二の不器用さは切ないものだった。

絡まれたOLをためらいもせず助けるが、信用されない恐ろしさを知ってしまう修二。
人に優しい分、人から送られる冷たい目線や態度に敏感な修二の性(さが)を改めて感じてしまう。
このとき彰や信子が一緒にいたなら、せめて話だけでもしていたら修二の後の状況が違っていたかもしれない。
修二にとって大好きな「人」から信用されないというのは、想像以上に彼に恐怖を与えたようだ。それは殴られているタニを見て、また即座に助けようとする修二が思い止まってしまうところからも分かる。
自分の築き上げたものが次々と壊れていく中で、言い訳一つしなかった彼がどうしても守りたかったものが信子と彰だ。
また人気者になりたい、と少しも願わない修二は大きく変化したなぁと思う。
「俺のこと信じる?」以前の修二からは考えられない台詞に、彼の中で大切にしたいものが徐々に形となって現れてきたようである。

信子への想いが強くなってきた彰の恋は前途多難であり、残念なことに報われることが難しいようである。しかしそれを一生懸命受け入れようとするところに、彰の魅力がある。
修二のテープに嫉妬した自分を受け入れ、壊されたテープを直そうとしたり、修二と信子の写真を受け取りながらも封印し、一緒に帰ろうと修二を誘う彰の優しさが温かい。
彰のさりげない優しさは、修二にも信子にもきちんと届いていており、三人でいる意義深さを生む大切な要因の一つになっている。

いじめが少なくなった信子は自分のしたいことをやり始め、それにより少しずつ周りの状況が変わってきた。
放送部ではアナウンサーとしても好評であるし、彼女のリアクションが学校での地位を高めてきているようである。そして優しい友達もでき、三人で過ごす時間とは別の楽しさも出てきた。
それでもプロデュースに対する感謝の気持ちを忘れない信子は、解散したことによる寂しさを埋めることが出来なかったようだ。
なのに「嫌だ」と駄々をこねることが出来ないところは、修二と一緒の不器用さである。
何事にも一生懸命な信子は、修二の状況も何とかしたいと考える優しさを持っている。
最後の手品は、修二が求めている信じてもらいたいという気持ちを最大限に汲んだものであった。
彼らのプロデュースによって彼女の持っている素晴らしさが引き出され、それによって修二が救われるという三人の関係がきれいに描かれていた。

原作を知らないので比べることは出来ないが、今回もよく出来たドラマだなぁと感心した。
高校生という視点から若者の正直な気持ちを見せつつ、人を好きだという気持ちや人を信じる・人に信じてもらう大切さなどを青春の一つとしてきれいに描いている。
カスミの思惑がかなり根強いのが気になるところだが、これを今後どのように展開していくのか見所だろう。
三人が悩みながらも一緒に歩いていこうとする姿は、観ていて羨ましくさえ思えてしまう。最終回が近づいているが、どういう結末を持ってくるのか全く読めない。
ありそうでなかった青春ドラマなのかもしれないと思った。

****************************************
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9 コメント

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こんにちは (honey)
2005-12-05 15:43:36
出演者に人気者をもってきて気軽な学園ドラマ、

ってかんじではないですよね。

修二の成長物語のようでもあるし

あとの二人もいいかんじです。

カスミは・・・ちょっとそこまでする理由を

しっかりみせてほしいですね。
こんばんは! (かりん)
2005-12-05 18:41:39
もおぅlavishさんの感想、嬉しすぎです。

現在亀ちゃん=修二として見てしまう私としてはあの辛い状況のなかでこんな風に暖かい理解の目を向けてもらえてなんだか幸せでぽかぽかしてしまいます。

>ありそうでなかった青春ドラマかもしれないと・・・

うんうん、そうかもしれません。その力を頂いて現在青春カムバックの心境です。(笑)



お知らせです。昨日からgooブログへのTB全くできません。私のほうには頂けたのに何がいけないのか繰り返していますが飛びません。

申し訳ありませんがしばらく様子をみさせてください。

Unknown (ちーず)
2005-12-05 19:42:27
lavishさん、こんばんは!

修二の正義感は、人が好き、というところから

生まれているのですね。

酔っ払いに絡まれた女性を助けにいくのは、今の世の中、

そう簡単には出来ないこと。

信じらてもらえない怖さを知った彼ですが、信じることの

尊さも、彰や信子から学んだのかも。

いいドラマです。
青春カムバック! (mari)
2005-12-06 03:04:03
悩みながらでも、前向きに、線の太い友情へと変化していく彼らを見ていると、もう一度

青春したいです。かりんさんと同じです。
修二 (まこ)
2005-12-06 15:11:25
人気者を気取って人を上から目線で見てたように感じてた修二が、実は人が大好きな不器用な人間だとわかって以来、修二に魅力を感じてきました。って、あたしも人を側面からしか見れてないのかっ、はは
こんばんわ。 (demasse)
2005-12-07 00:17:01
どん底に落ちてゆく修二、、、

2人以外誰も手を差し伸べないのは、

みんなが修二の上っ面だけの態度をわかっていたからか、

みんなが上っ面な付き合いしかしていないだけだからか、、、

「人に嫌われるのは怖い」という修二に何となく親近感。

でもそろそろ何かをつかんでくれそうですね。
お返事 (lavish)
2005-12-07 14:38:32
○honeyさん○

こんにちは。

カスミの陰謀(?)は、根強そうですねよね。。

一体どうして?という感じです。ここをどう展開していくのかが今後の見所の一つかなぁと感じています。



○かりんさん○

こんにちは。

>なんだか幸せでぽかぽかしてしまいます。

そう言われると、何だか私もぽかぽかしてきました~(笑)こちらこそありがたいです。

>現在青春カムバックの心境です。(笑)

このドラマ観てると、ちょっと羨ましくなりますねぇ。

私もあと○年若ければ・・・って感じです(照)



>昨日からgooブログへのTB全くできません。

他の方も同様なことを言ってましたので、こちら(goo)の不具合かと思われます。ご迷惑をお掛けして申し訳ないです。また遊びに来てください!



○ちーずさん○

こんにちは。

修二の不器用さが裏目に出たような今回の話でしたね。

優しい心を持っている彼が信じられない恐ろしさを知ってしまい、孤立するのは切なかったです。

それでも最後は大切な二人との絆を感じれて良かったな、と思いました。



○mariさん○

青春カムバッ~クッ!

このドラマを観てると、正にこの心境になります。

この年代にこういうつながりが出来ている彼らが羨ましい限りです。



○まこさん○

こんにちは。

修二の不器用さ、私は嫌いではないのですが微妙なときもありますよね・・・。

それでも他の二人によって少しずつ成長していく姿を見るのが結構楽しかったりしてます(笑)



○demasseさん○

こんにちは。

いつもコメントありがとうございます。

>「人に嫌われるのは怖い」という修二に何となく親近感。

私もです~。。

修二の不器用さを通して、大切なことをさらっと描いているドラマの気がします。

まだまだ攻撃の手をゆるめないカスミに対して三人がどういう行動を取るのか、これが今後の見所かなと思ってます。
友情の輪 (まりこ)
2005-12-10 12:42:53
lavishさんこんにちは

TBありがとうございます。

高校生の心情をすごくうまく表現してますよね。

あの紐が輪になる演出は、いいなと思いました。

カスミとどう戦うか、楽しみです。
お返事 (lavish)
2005-12-13 14:11:51
○まりこさん○

こんにちは。

お礼の返事が非常に遅くなり申し訳ありません!



最後の輪の演出、私的に結構いい感じでした。

カスミに対して三人がどういう絆で対抗するのか、楽しみですね!

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