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素敵な景色に遇えるかも・・・

清洲 そして比叡山へ 

2017-02-06 | 小さな旅の思い出
比叡山の麓の街から日吉大社の奥宮を見上げて・・・

 

今年の始めのことになりますが、京都へ初詣に出掛けました。

早朝に家を出たお蔭で、こんな光景を車窓から眺めることが出来ました。



清州城の向こうから朝日が昇ってきています。

現在の清州城はRC造のものですが

昔の人も、こんな風にお城から上る朝日を眺めたのかもしれません。



京都に向かう途中で比叡山の麓の町、坂本に立ち寄りました。





坂本の町は安土城・江戸城の石垣築城に活躍した「穴太衆」と
呼ばれる石工による石積みがあちらこちらに見られ
独特な佇まいを作っています。

 

古くから延暦寺の門前町として栄え、比叡山の守護神である山王宋本宮日吉大社

天海大僧正造営の日吉東照宮、天台真盛宗総本山西教寺、歴代天台座主の住まいだった滋賀院門跡

数多くの延暦寺の里坊などが点在しています。

あちこちで気になるものに出会います。^^

  
参道にある御田神社には、見たことの無い不思議な形の
しめ縄らしきものが飾られていました。

お社の真ん中に掛けられている橙から伸びた縄があるのが判るでしょうか。

見れば見るほど不思議な形です。
きっと何か由来があるのでしょうが、ネット検索では見つけられませんでした。
どなたかご存じの方がありましたら、教えてくださいませ!!


さて、早めのお昼は昨年と同様の本家鶴喜蕎麦本店。



有形文化財に指定されている建物で頂くお蕎麦はまた格別です。

比叡山で断食の修行を 終えた修行僧方も
弱った胃をならすために蕎麦を食したのだとか。





鶴喜蕎麦の先には創業約120年の老舗和菓子屋「鶴屋益光」というお店がありました。



店頭には比叡のお猿さんという名の最中が飾られています。

子猿を抱えた親猿を模した最中は、魔が去る、勝るに通じ縁起が良いとされ日吉大社の神の使いでもあるので

こんな形の最中が作られるようになったのでしょう。

お店の中には螺鈿の飾りが付いた大きな漆塗りの立派な箱がありました。

お店の方に聞いてみると、昔はこの箱にお菓子を入れ
延暦寺や日吉大社などに届けたのだそうです。

急な山の斜面をこんな大きな箱を持って上がるのは大変だったでしょうね。

そんな山に今では楽々ケーブルカーで上がれます。

ちょっと申し訳ない思いになります。(苦笑)



レトロなデザインのケーブルカーの駅は有形文化財に指定されています。


標高差500mもあっという間です。




ケーブル延暦寺駅


駅の二階テラスからの眺めです。

ここから歩いて延暦寺に向かいます。