Laugh-Air

日常での喧騒を少しだけ忘れて、のんびりと楽しいフライト出来れば!!

IFR(計器飛行方式)によるRJTO(大島空港)へのVOR/DME/LOC RWY03 アプローチ

2017年01月12日 | NAV

動力の無いピュア・グライダーから、果ては双発のビジネス・ジェット機「サイテーション」までを難なく操縦する我らがアマチュアPILOTの巨匠”H”さん。

その”H”さんが、新しい相棒で飛ぶと云うので右席に乗り込み同乗フライトをさせていただきました。

福島空港や新島空港、その他日本海側も風が強いとのことで”H”さんはRJTO(大島空港)を選択。

竜ヶ崎飛行場のRWY26を離陸

 

利根川に沿って西へ

常磐道とつくばエクスプレスを眼下に

 

下総基地の北側を回り込んで後に南へ

草加上空からの外環道・・・良い目印ですね

 

草加市内の街並みを眺め

 

荒川&川口・戸田方面を望み

戸田市のボート場もはっきりと視認出来ますね

 

高度は4500FTまで上昇・・・いつもは2000FT辺りを飛んでいるので景色が違いますね

 

首都高・熊野町JCT、そして国道254号線

 

池袋周辺

 

池袋駅 立教のキャンパスもはっきりと

 

4500FTからの富士山&厚木基地

 

冠雪した丹沢山系と南アルプス

このところ同じルートばかり飛んでいるので、撮る写真が同じもばかりですね(^^;

 

由比ガ浜&材木座海岸、稲村ヶ崎・・・そして江ノ島

 

逗子海岸

 

”H”さんの遊覧モードもここまで。

海上に出て大島RADIOにシュミレーテッドIFRアプローチ(模擬計器飛行)をリクエスト。

しかし、大島RADIOから、「空港管理事務所に確認したところRJTO(大島空港)では訓練に付随する飛行は一切禁止との事です」と通報が入ります。

”H”さん…暫し考え大島RADIOへ「それでは東京ACC(コントロール)へクリアランスをリクエストしますので一旦周波数を離れます」と送信。

旅客機と管制の合間を縫ってIFRクリアランスを要求

↑ 東京ACC(133.7MHz)からのIFRクリアランスを受領するまで間、速度を落とす為に、出力MAPを20inchまで絞ります。

DMEの表示は速度109knot、OSEまでは11.4マイル、到達時間6分と表示。

NAV1にはOSE(三原VOR109.85MHz)、スタンバイにはLOC(ローカライザー 109.35MHz)をセット。

↓ 高度は5000FT

 

ほどなくして東京ACCよりスコーク「2320」の指示とクリアランス「VOR/DME/LOC RWY03 アプローチ」の許可を貰い進入を開始

(補足) 

OSE(三原VOR)を5000FTでヒットし、OSEのラジアル222度でアウトバウンドし、そこから降下・・・ただし、4マイル以内は3500FT以上の高度を維持。

また、ベース・ターン後は2000FT以上になるように降下し、そこからLOC027度のラジアルにインバウンド。

 

ベース・ターン付近からの風景

手前から利島、新島、神津島

 

雲と海、そして翼のコントラストが綺麗に映り込む

奥には霞む三宅島かな

 

LOC 027度に乗ってファイナルへ

 

大島の南岸

 

三原山山頂

 

正面にRWY03

 

元町市街&元町港

 

そして、いつも立ち寄る「浜の湯」・・・誰も居ないようです(笑)

 

ショート・ファイナル

 

 この日は右席だったので動画も

ただ、カメラの動画機能を使っているので画質はイマイチかな(^^;

風は050方向から8knot程度でしたが、山裾に当たる風が乱れて機体が上下します。

大島空港 RWY03への着陸 パイパーアロー

 

 

スポットには”W”さんのターボ・アローが鎮座・・・きっと「かあちゃん食堂」でランチかと(笑)

 

ターミナル内の案内表示板

新中央航空の調布行き

 

利島や三宅行きの東邦航空

 

 

今日はあまり時間も無く、空港の食堂で簡単にランチを済ませ直ぐに離陸(^^;

大島空港 RWY03 離陸 パイパーアロー

 

 

右手に大島ゴルフクラブ

 

城ヶ島と三崎港

東京湾と相模湾の双方が望めます

 

イカ釣りオヤジの聖地(笑)・・・長井の港

奥には自衛隊の武山駐屯地

 

佐島マリーナ

 

米軍横須賀基地・・・空母らしき姿も

手前は横浜横須賀道路

 

横浜方面へ続くクラウド・ストリート

 

アクアライン

 

鶴見付近より羽田空港方面と風の塔

RJTT RWY34Lへの機体も見えますね

 

慶應日吉キャンパス

 

三軒茶屋と首都高の大橋JCT

 

 

浅間山も顔を出してくれてます

 

西武新宿駅と歌舞伎町

 

東京ドームとスカイツリー

 

駒込の六義園

徳川5代将軍綱吉に仕えた、かの有名な柳沢吉保が築き、明治になって三菱財閥の岩崎弥太郎の手に渡った大名庭園。

関東大震災や東京大空襲の傷を受けずにその面影を残しているとか・・・近い内に行かなきゃだな。

 

そして、横風15knot以上吹いている竜ヶ崎へ着陸

動画でも分かるように右方向からの風が強いので、進入中では機首を右に向けているのですが進行方向はRWYに正対してます。

(クラブをとる・・・蟹の横ばい? 笑)

そして、RWY上にて機首をセンターーに合わせ右翼を下げて(ウイング・ロー)でソフトに接地。

さすが巨匠・・・本当にナイスなランディングでした。

 

横風15ノットでの竜ヶ崎飛行場への着陸 パイパーアロー

 

そしてIFR・・・大変勉強になりました!

この先も機会がある毎に同乗して勉強させていただければと思います。



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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (KAZU)
2017-01-14 09:05:26
こんにちは
また大変勉強になる面白い記事でした。
その前に何より「興奮」したのは・・・
我が家が写っていました。
衝動的に場所を書いちゃいそうでした(笑)。

前々回のコメントで
計器飛行方式と有視界飛行についていろいろ教えて頂いたから
今回はとても楽しく拝見することが出来ました。
タイトルを見て一瞬計器飛行のことかと思いましたが、
計器飛行と計器飛行方式は全然違いますね。
もうバッチリです(^O^☆♪

会社でも、自宅でも、たまに違うフロアーに行くと、
わー、同じ場所にいても景色はこんなに違うなぁ〜と思ったりします。
ちょっと感動のレベルが低すぎますが(笑)、
2000FTと4500FTから見る世界も感動も違いますね。
硫黄島から鹿児島に飛ぶ時は3000FTでした。
Unknown (MRT)
2017-01-14 14:37:43
KAZUさん

写ってましたか!
・・・クリアランス貰ってないのにKAZUさんの管制圏を勝手に飛んじゃったみたいでごめんなさい(笑)

薩摩硫黄島からのFLTは3000FTだったのですね・・・距離が短いのとお客様に景色を楽しんで貰う為に低く飛んだのかな?

特にこの時期ですが、上空は上がれば上がるほど西風が強くなることが多いので・・・。

例えば名古屋へ行く際にでも、往路は少し遠回りになりますが2000FT程度で浜松経由で向かいます。

逆に復路は10,000FT辺りで50knotくらいの追い風を貰えるので、南アルプスを越えてダイレクトに東京方面へ飛んで帰る事が多いです・・・結構揺れますが(^^;

春になって気流が落ち着きましたら、10000FT上空から秘湯巡りして来ます(笑)


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