ホルヘゆかりの皆様へのお願い

ホルヘが荼毘に付されてから、そろそろ一週間となります。ゆかりの皆様におかれましても、その心中を察するに余りあります。我々においても、心のあいたところを如何ともできず、ただただ時の過ぎることが、それを癒すことに与するのかと漠然と想いにふける次第です。


ところで、皆様へのお願いです。皆様もご存知の通り、ホルヘもそれなりの歳で召されました。当然のことながら、母君は相当の高齢となっており、その他の親族もしかるべき齢となっております。ご親族のご負担となるために、この度の葬儀は密葬にて執り行われました。ご親族、とりわけ母君の負担となるため、直接実家を訪問したり電話したりするなどをされないよう、バンドからお願い申し上げます。もし、何かしらの情報が必要な時、または連絡を必要とするときには、バンドが窓口となりますので↓↓↓こちら↓↓↓までよろしくお願いいたします。




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ラテン魂よ、永遠に

メンバーとして共に歩むこと20年、悲しいことではあるが、いつかは必ずやってくる別れ。この事実に我々は向き合わなければならない。

思い起こしてみよう。彼がメンバーとして加わったのは、バンドが低迷を極めていたころであり、そこにいろいろな楽曲を提案し、その後の動きの原動力となったのは間違いない。その頃お互いに響きあい、彼のラテン魂に大きな影響を受けた。やんちゃな面も多々あり、合宿での【ヘビ事件】も懐かしい。

たぶん、彼の性質そのものだと思うのだが、興味の尽きないものへの探求心にはとても忠実で、楽器や音源、はたまたそのルーツである国々への旅行などの投資は、うらやましくもあり、はたまたはらはらさせる面でもあった。その興味は食べ物にも、、、。別にそれが高じたわけではないであろうが、【保瑠平】を構えてもんじゃ焼きへのこだわりをみせ、サルサ関係者のたまり場になったのも記憶に新しい。

ずいぶん前になるが、彼と某所で杯を交わしたとき、今考えればおおらかな時代だったと思うのだが、車でわざわざ自宅へ送り届けてくれたことがあった。途中で好物の餃子を買い食いしたりした道中、単車の死亡事故現場を通ることになった。涙を流す彼に『バイクは絶対に乗っちゃだめだよ。家族を悲しませてはいけないよ。』と諭されたのだが、自分の後輩の健康管理がなっていない、と嘆く面もあった。今考えてみれば、人を気にかけている分を自らに向け、自らを蝕んでいる病に気が付くことができたら、、、と思ってしまう。

2011年あたりから、演奏面でも言動でもチグハグなところが多くなり、おそらくこの頃だろう、病状が進行したのは。ただ、重篤では無かったので、大事故に至ったりはしなかったのだが、精密検査でもやっていれば、あるいはその後が変わったのかも知れない。しかし、この頃は、すでに一人暮らしとなっていて、しかも経済的な余裕も無い状態であった。メンバーの提案で職業訓練を経て、また独り立ちしたのだが、エレベーターも無い4階での生活は億劫だったのか、出歩く機会が少なくなり、足腰が弱って杖をつく生活となってしまった。

昨年末のクリスマスパーティーのおり、自らの言葉でバンドからの【引退宣言】をした。今考えてみればこうなることを予想していたかのようだ。そして、その言葉は、メンバーとの別れの言葉ともなってしまった。そういえば、自ら『オレは55歳までしか生きない。』と豪語していたが、病が進行したのも、ちょうどその頃。つくづく、自らのことを自ら決めて生きた、そんなカッコいい男だった。

【訃報】

1/8に新年を祝うホルヘ会を開こうと、数人のメンバーで彼の自宅を訪ねましたが、応答がありませんでした。郵便受けからのぞき込むと、玄関に散らばった3日分ほどの新聞、そして奥に倒れた彼の姿。警察に連絡し、警察、救急、レスキューが到着。なんとか窓から入ることが出来ましたが、すでに彼は帰らぬ人になっていました。死後1~2日と告げられたので、それであれば1/5に会っていれば、という声もあったのは事実です。しかし、仮に1/5に会っていたら、発見がいつになったかも想像がつかず、もっと酷いことになっていたかと思うのです。以前、『いつ来るの?』と送られてきたメールを思い出すにつけ、1/8もまた、メンバーが見つけてくれることを確信していたように思えてなりません。不幸中の幸いは、ホルヘが、あのホルヘの姿のまま、きれいな状態でいてくれたことです。
その後、彼の亡骸とともに現場の様子が一段落するのを見届け、彼の魂とともに、ホルヘ会の残りを執行しました。また、本日の午前中に荼毘に付されたとも伝え聞きます。謹んでご冥福をお祈りいたします。



Editor CABEZÓN

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謹賀新年

 今年も

よろしく

お願い

いたします。

 

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