ポコアポコヤ

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故郷の香り(暖) フォ・ジェンチイ 感想

2005-11-07 | 映画感想 他

上の中国版のポスター(本題:暖 ヌアン)は、日本版とは随分雰囲気が
違っていますよね。

amazon故郷(ふるさと)の香り 日本ポスターは、こんなかんじ。
映画内容や写真をもっと大きく見たい方はamazonをクリック♪
有る意味映画の内容をズバリ表現してるのは中国版なのですが、でも
どちらが好きか?と言われても、ちょっと選択出来ない感じ・・・・
(両方とも、私の好みには、ばしっと来ません)

もうもう、ず~~っと待ちこがれて、見たかった「故郷の香り」
結局レンタルで見ることになってしまいました。
山の郵便配達が私の非常にお気に入りの映画だけに、期待しちゃいけない
とは解っていつつも、ついちょっと期待してしまいます。
「ションヤンの酒店」がいまいちだったこともあって・・・
 以前書いた文山の郵便配達  故郷の香り

結論からいえば、とってもじっくりと腰を据えて撮影されていて、
主要3人を中心に深く丁寧に作られた作品ということで、好印象でした。
何よりも、中国の片田舎の風景がとても美しく、みずみずしく、音楽も
ぴったりで、サントリーのウーロン茶のCMに出来そうなショットの連続(^_^;)
 以前書いた文 ウーロン茶 サントリーCM、日本での普及の歴史
個人的にこういう風景やたたずまいが大好きなので、その点では大満足。
実際にJTBでロケ地ツアーもあるんですよ(近くその辺りの文アップします)


ポスター写真出所 及び幾つかの写真見れるサイトent.tom.comさん
まずは主役の2人、本当にお似合いでした。
そんな2人が何故に結ばれないままになってしまったのか?という謎を
最初に持って来て、過去に遡ったり、現在に戻ったり、を繰り返しながら
映画は進みます。
ブランコのシーンが印象的で、ちょっと全然無関係なのですが、
韓国映画「春香伝」や、ブラジル映画「ビハインド・ザ・サン」のブランコ
シーンを思い出しました。(ブランコシーン好きです。ハイジもね^^)


なんだか、私がこの映画に、ぐぐっとまでは来なかった理由は
★以下ネタバレ 文字を反転して読んで下さい★
聾唖のヤーバと片足が不自由になってしまった女の子、っていう部分が
どうも引っかかっちゃって・・・・割れ鍋に綴じ蓋ってセリフがありました。
もしヤーバが聾唖でもなんでもなく、単にちょっと汚っぽくて見た目が
宜しくなくてなんとな~く、隅っこに追いやられている人って感じで村での
印象が決まってしまっている人だったらな・・・
そして、女の子(村一番の美人)、足をちょっと引きずる様になってしまった
事が、なんだかとても価値の低い人間になってしまった・・みたいに彼女が
思う・・そんな雰囲気が、ちょっとイヤだったんです。
そりゃ、ちょっと足を引きずる様になったかもしれないけれど、彼女はとても
美しかったし・・・日常生活に著しい支障がある・・という程じゃないように
見受けられたし・・・
丁度先日「ロング・エンゲージメント」を見たのですが、こちらの映画も
主役の女優(アメリのオドレイ・トトゥ)が足を引きずっていましたが、
受ける印象は全然違うものでした・・・
どうも、この故郷の香りでは、障害持った同士・・ってことで、まとまったか
のように(これは多分違うんですけどもね!ヤーバの一途な愛っていうのが
成就したと考えたいです)一瞬錯覚しないでもない設定が、引っかかってしまって。

ジンハーとヌアンが遠距離恋愛になって、段々都会に行ったジンハーが
ヌアンへの思いが薄れて行くのは、よくある話しですが、切なかったです。
ジンハーは凄く悔いていたけれど、しょうがなかったんだよ・・・とも思う。
「ヌアンからの返事がなかったら、それを自分に都合良く解釈し・・・むしろ
ほっとした」みたいな処・・・(;_;)
ジンハーがあの娘に最後に言った言葉、あれで自分の中での懺悔?みたいに
思ってるみたいだけど、それはなんだか違う様な気がしました。
やっぱり最後の必死のジェスチャー「一緒に連れて行け!」のシーンは、
うっく・・・と一瞬なってしまいました。
ネタバレ終了

ヤーバを演じたのは、香川照之さん、何度も彼の事は触れていますが、彼は
ハンサムでもなくスタイルも小さいのに、演技が光ってます。
鬼が来た!の時とはまた全然違った役どころ。
  以前書いた文 鬼が来た!・姜文(チャン・ウェン)

あの一人娘もとっても可愛い子でしたね。
驚いたことには、あの少女が綺麗な飴の包み紙を水の中に浮かべて眺めたり
大事にしてるのを見て、私も凄く小さい頃、あれ、やってたわ!!と
思い出したんですわ。いやぁ~日本も30余年前は、たかが飴の包み紙
でも綺麗だな~ってとっておいてる様な子供が存在してたんだな・・・と
人ごとのように妙に感慨深くなっちまいました。

霍建起:フォ・ジェンチイ
出演:グォ・シャオドン/リー・ジア/香川照之/グァン・シャオトン/グォ・ズーシン
原作:モォ・イエン「白い犬とブランコ」(NHK出版)
脚本:チウ・シー 撮影:スン・ミン 音楽:サン・バオ
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4 コメント

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いい映画だが、複雑な気持ち (哲)
2005-11-07 19:16:42
この映画の原題はいいです。

映画全体の空気を表現しているようです。

非常にいい映画なのですが、諸手をあげて

「いい!」とは言えない複雑な気持ちです。



自転車とぶらんこは映画では非常にいい演出

が出来る「もの」です。



トラックバックをさせていただきます。

(いつもトラックバックばかりでお邪魔で

すね、すみませんが、よろしく)
哲さん☆ (latifa)
2005-11-07 20:19:43
こんばんは~哲さん♪

>非常にいい映画なのですが、諸手をあげて

「いい!」とは言えない複雑な気持ちです

上手い表現ですねー!!まさに、そういう感じです。

自転車シーン、私も大好きです。そういえばそうですね。映画の中での自転車シーンは、良い演出が出来るモノなんですね~



いえいえ、哲さんは多岐にわたって多い映画を見ていらっしゃる方とはいえ、私が見た映画と、こんなに色々かぶっているなんて!

凄くなんだか嬉しいんですよ

これからも、宜しくデス☆
「父帰る」 (哲)
2005-11-07 20:23:50
この映画は見て、衝撃を受けながらもレビューを

書いていません。なかなか書けなかったという

重みがありました。



私のブログのトップにある「メールを送る」では

いろいろと問い合わせも出来ますので、ご利用

下さい。



では!
哲さん☆ (latifa)
2005-11-08 08:07:41
こんにちは~哲さん

そうだったんですね。ほっとしました。

また検索の仕方とか間違ってるんじゃないか?

とか思っていたので^^了解です♪



私もこの映画見て、う~ん・・・と言葉に詰まって

しまいました。その割りには生意気なレビュー(いつもですが)書いてしまいました・・・

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