ポコアポコヤ

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アンドレイ・タルコフスキー監督の映画

2004-12-11 | 映画感想 他

私がアンドレイ・タルコフスキー監督の映画に出会ったのは、
たぶん1983年くらいだっただろうか・・・。
「鏡」を見に行きました。
見てすぐに、ガツーーーーーーーーン!!と私のツボのストライクゾーンに来まして。
何と表現すればよいか、映像とか雰囲気とか音楽とか、全体に漂う雰囲気が、
私の好みでした。
どんな雰囲気か?といえば、なんか暗くて、淋しい感じで、ノルタルジーな雰囲気、
抑えた色あいに、荒涼とした雰囲気で、それでいてじ~んとする映像というか。



こりゃ凄い!と、その日から、タルコフスキー監督の作品を片っ端から見る様にしました
(と、言っても当時はビデオ屋さんにタルコフスキーの作品が並んでおらず、
あちこちの自主上映フェスティバルなんかや、ミニシアター系の映画で情報を
チェックして)とにかく、彼の作品は、殆ど全部見ました。
驚いたのは、惑星ソラリスにしても、鏡にしても、1972年とかそんな昔に
作られた作品なんですよね。ローラーとバイオリン、僕の村は戦場だった(1962年)
は、なんと私が産まれる前の作品ですよ@@

でも「内容がわからんくてつまらん」とか「寝た」とか言う方もいらっしゃる
ようで・・・私も鏡を見た時、内容が良く解った訳じゃないです。
でも理屈抜きで、あの世界というか映像美に惚れてしまったという感じです。

タルコフスキー作品を見る前の私は、ロシア(当時はソ連)という国に対して、
なんだか訳わからない怖い国・・・って印象があったんですよ。
それが、タルコフスキー作品を見てから、印象が変わってしまいました。
その後10年経って、セルゲイ・パラジャーノフ監督を知ってから、
更に印象は変わります。(今はグルジア共和国ですが)


タルコフスキー監督の作品は、似た雰囲気や、似たシーンが時々出て来ます。
故郷の山の中の古びたお家、寒そうな緑の風景、雨のシーン、雨粒のシーン、
火のシーン、コムデギャルソンっぽい雰囲気のお母さん、
宗教音楽(これが、また選曲最高!)どれもこれも、印象的で、本当に大好きです!!

そして、悲しいことに・・・私がファンになって、しばらくして死んでしまいました。
遺作である「サクリファイス」だけしか、ロードショーのちゃんとした映画館で
見る事が出来なくて悲しかったです。もっと作品を見たかったのに・・・本当に残念。

(Андрей Арсеньевич Тарковский (1932年4月4日 - 1986年12月28日)
1932年4月4日ヴォルガ流域のイワノヴォ地区、ユリエヴェツの近郊ザブラジェで生れる。
父は詩人のアルセニー・タルコフスキー。しかし父親は早くから家庭を捨てて
暮らすようになっていたため、主に母親に育てられる。
1954年、全ロシア国立映画大学に入学し映画を学ぶ。
その後中編「ローラーとバイオリン」長編「僕の村は戦場だった」を監督し
高い評価を得るが、続く1967年に監督した「アンドレイ・ルブリョフ」の歴史解釈を
巡ってソ連当局の激しい批判を浴び、5年もの間上映を禁止される。
そしてその後いくつもの映画の企画を当局に提出するもまったく相手にされず、
なんとか「惑星ソラリス」「鏡」「ストーカー」を過酷な状況の下で撮影するが、
本国ではほとんどまともに上映されない状態が続く。
しかし、逆に映画祭への出品を通じての国際的な名声は高まる一方だった。


当局のあつかいにたまりかねたタルコフスキーは、イタリアで
フェデリコ・フェリーニの映画に脚本として関わっていたトニーノ・グェッラを
起用して「ノスタルジア」を撮影終了した直後の1984年に、ソ連からの亡命を宣言。
続いてスウェーデンで主にイングマール・ベルイマンの映画に携わっていたスタッフを
大々的に起用して「サクリファイス」を監督。
しかし撮影終了前後に癌に冒されていることが発覚し、そのまま入院。
新たにソ連に就任したミハイル・ゴルバチョフ書記長が公式に名誉回復を
宣言するも、時すでに遅く1986年12月28日にパリで客死。

主に「世界の救済」をテーマに、犬や水や馬や火などを象徴的に配して
独自の映像美を追求した寡黙な作品群は、全世界に熱狂的なファンを持つことで知られる

(フリー百科事典『ウィキペディア (Wikipedia)』さんより使わせて頂きました)
出所はこちら

作品リスト
ローラーとバイオリン(1960年)
僕の村は戦場だった(1962年)
アンドレイ・ルブリョフ(1967年)
惑星ソラリス(1972年)
鏡(1975年)
ストーカー(1979年)
ノスタルジア(1983年)
サクリファイス(1986年)

アンドレイタルコフスキー映画祭なんていうのを、以前開催されていたのですね。
こちらでは、作品全部にそれぞれ内容、写真が見れるようになっています。
すごく綺麗に整理されていて、すごいサイトです
こちら
本文中に使われている写真も使わせて頂きました ペコリ

(追加)
後日ジョニーテップと、クリスティーナ・リッチの映画「耳に残るは君の歌 THE MAN WHO CRIEDに、『鏡』に主演し、『ノスタルジア』(83)にも主演していた俳優さん、オレグ・ヤンコフスキーが出ていました~~!
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10 コメント

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Unknown (みみこ)
2005-02-11 14:01:47
こんにちは。これです・・これ。

私も鏡、鑑賞しました。

80年代にご覧になっていらっしゃったなんて凄いです。お好きなんですね。たぶん、私は若い頃には、よさが理解できなかったと思います。他も同じ感じなんですか・・。

鏡は本当・・ストーリー理解はしていないのですが、感じる映画だと自分の中で納得させました。宗教曲がいいですよね。
みみこさん☆ (latifa)
2005-02-11 15:33:07
おお~~!みみこさん、ご覧になったんですな!!

他も同じ感じですなぁ・・・

私もストーリーとか理解してません!キッパリ



でも私はこのくら~~い淋しい雰囲気や、シトシト・ジメジメした寒~い空気感が

とても好きで、雰囲気が自分の好みにぴったり、はまったという感じでした・・・



みみこさんの微妙な、でもタルコフスキーが大好きだという私に

きっと配慮した上で、言葉を選んで書いて下さったのが、感じられて・・

でも、みみこさんのブログで、非常に楽しくレビュー読ませて頂きましたヨ!

1回きりしか見てないし、長年月日が経ったので、久しぶりに

思い出しました。

だ~れもコメント無くて、サビシ~かったけど、みみこさんが書いて

くれてとっても嬉しかったナ☆ありがとう
Unknown (kemukemu)
2006-12-10 18:57:01
こんにちは。
大道芸観覧レポートという写真ブログをつくっています。
映画「ノスタルジア」もとりあげました。
よかったら、寄ってみてください。

http://blogs.yahoo.co.jp/kemukemu23611
kemukemuさん☆ (latifa)
2006-12-11 12:44:30
こちらと、映画倉庫の方にもコメントありがとうございました。
後で、立ち寄らせて頂きます。
Unknown (リュカ)
2010-11-22 23:13:37
latifaさん、タルコフスキーほぼ制覇しているなんて凄いです!
どれだけ睡魔から逃れられるかバロメーターにされている監督さんですよね(笑)。

でも私の初見は『ストーカー』だったのですが、ガツンとやられてしまいました。それこそlatifaさんがそう感じられたのと同じように。
もう好みのストライクでした。

『鏡』はまだ見ていないのです。
今見ようとすると大変ですよね。
わたしは何とか図書館で借りていますが、VHSなので限界があります。
『サクリファイス』を劇場で観ているなんて羨ましすぎます……!
リュカさん☆ (latifa)
2010-11-23 11:35:48
こんにちは~リュカさん
こちらにお越し頂いちゃって、コメントまでありがとうございました

本当にタルコフスキーは好きな監督さんなんです。でも、良く解ってないんです。全然解ってないけれど、好み!としか言いようが無くて・・お恥ずかしい限りです。

リュカさんちのお近くの図書館に、タルコフスキー置いてあるんですね~。
家の近所の図書館にも、ビデオテープで、僕の村は戦場だったとか置いてありました。
タルコフスキーって、DVDでは出てないのですか・・・。

我が家は、いまだにビデオでTVの番組を録画してるという有様ですが、これもあともうちょっと。来年、地デジ化後には、ビデオは殆ど使わなくなってしまうんだなぁ・・。
タルコフスキー (存在する音楽)
2017-04-07 21:43:20
latifaさん 今晩は♪
どうしてここに辿り着かなかったのだろう?
探したんですけどねー

リアルタイムで見てないものの、最近のことなんですが、僕もソ連の印象が大きく変わりました。

今、ブルーレイで発売されてるので、お気に入りを見るにはこれが最高画質となっているので、割と綺麗に見えると思います。

内容が説明できるかどうか
というよりも映像美や
音楽的な要素があったり
というところで惹かれる映画でもありますね。
存在する音楽さん☆ (latifa)
2017-04-09 15:04:05
こんにちは、存在する音楽さん
映画倉庫の方、探してくださったとのこと すいません、リストには無かったかもしれません。
映画倉庫の方は、検索の際、検索窓が、画面の右上角と、左の帯の下の方と、2ヶ所あるので、そこにタルコフスキーとか、文字を入れて頂くと、結果が出ると思います^^ 今試しにやってみたら、沢山出て来て(^^ゞ 結果が2ページに渡っており、2ページ目の方に、これとほぼ同じ記事(その頃は、事情あって、両方に同じ記事を載せていた)がありました。

それで自分でも忘れていたんですが、映画倉庫の方の記事には、追加で、タルフスキーが亡くなった時の日本の新聞記事の切り抜き(訃報の)を載せてありました。良かったら、見てみてくださいな^^
http://latifa.blog10.fc2.com/blog-entry-22.html
他の記事は、これと同じです。

そうですかー、今はブルーレイが出てるんですね。。。
実は我が家には、タルコフスキーの映画のビデオテープ版があるんですよ・・・。昔は1本1万円以上したりする映画がザラで・・高かったんですけどもね・・・。
タルコフスキー (存在する音楽)
2017-04-09 15:24:59
latifaさん こんにちは

リンク先 読んできました。

昨日、朝方霧が広がっていて、タルコフスキーの映画みたいだと思って眺めていました。
坂本龍一の新作は、本当にタルコフスキーの世界観が広がっています。一度試聴してみて下さい。
こちらで少し試聴できます
http://www.skmtcommmons.com/

ブルーレイは1枚4000円強で販売してます。思い切って買いましたけど、後悔しない作品群で良かったです。それより他の作品をどうするか思案中です。
存在する音楽さん☆ (latifa)
2017-04-10 13:55:40
存在する音楽さん、こんにちは!
自分も、あの記事10数年見て無くて、新聞記事で、タルコフスキーが亡くなったのって、54才だったんだ・・・って事に今更ながらに驚かされました。あの頃、私は若かったので、54才というのが、感覚的には64才位のイメージだったんですね。今、自分が54才に近くなってから、それを知ると、違った思いが・・。まだ若かったのになあ・・・って。

坂本さんのサイト、紹介ありがとうございます! 行って来ましたが、全部を聞けるところが見つからず、どうやら、毎日かな?一曲が流れる・・って事を行なっているようです。

この前のラジオ坂本で、半分くらいの曲は流してくれたし、その後も数曲ラジオで流れてくれたので、だいたい聞けたかな?
環境音楽っぽいのが多いですね。

他の映画、全部じゃないですが、レンタルショップにDVDが並んでいるのを見かけたことがありますよ!

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アンドレイ・タルコフスキー・・・鏡 (ちょっとお話)
鏡  (1974  ソ連)あらすじさえも書くことが難しいのに、感想となるとさらに難しいですね。よく感じる映画ということばを聞きますが、まさに、これはそういう映画。映像と音楽が自分に合うか合わないかで、好みもわかれると思います。タルコフスキーって実は初めて