ナニの勤め先に9時半に着いて、そわそわしていたら、
車が目の前に止まった。
ナニかな?
車の中が暗くて見えないんだけど。
ナニに違いない。
ドキドキするよ。
降りてきたよ。
少し年をとっているけど、ナニだ。
あたしのなまえを呼ぶから、
あたしもナニの名前をよんだよ。
抱き締めあって再会を喜んだよ。
きゃー。
夢みたいだ。
年とったでしょ?とナニ。
髪の毛が短いくらいでかわらないよ。あたし。
勤め先の警備室に入って、お互いを懐かしんだよ。
会話は意外とスムーズに進まない。
てか、あたし、思ってていることの半分なんて所じゃなくはなせない。
し、話しているうちに、なにが言いたいのかわからなくなる~。
とほほ。
アレグリアスおぼえてる?
もちろん!
一緒に歌ったよ。
古い大理石の建物だから、ものすごく響くから小声で歌ったよ。
最近は湿気もあるし、特にここは寒いから、足が痛む。と言っていた。
ナニは若い頃サッカーをしていて、足を痛めているから、歳をとって動きにくいって。
シードルを開けてくれて飲んだよ。
仕事中なのに。
ジョナサンに電話しよう!
ジョナサン、まだスペインにいるの?
今、パン屋カフェをやっているよ!
ジョナサンはニューヨーカーの紳士で、フラメンコギターを練習していたけど、もう才能がないから弾かないて言っていた。
電話でスペイン語なんてだいぶ無理なので、英語で会話。
明日、朝食をジョナサンの店で取ることにした。
しばらくしてだんだん冷えてきたのでおいとますることに。
今は週に一回しか働いていなくて、
たまたま今日がその日だけど、明日は1日一緒に、いられるからね。
嬉しい。
ウキウキして宿に戻ったよ。
夕暮れの市場前。
湿気が多いからとっても幻想的。プラサミーナ。
♪(´ε` )すー。