「神の棘」読了。
いやーすげー面白かった。
ナチスドイツに生きる2人の男の物語なんだけど、
ほんと人の一生をきっちり聞いたみたいな読後感。
アルベルトかっこよすぎる…
SS隊員と修道士っていう、立場も思想も全く違う二人の人生が
色んなところで絡み合ってて、すごく面白かった。
SS隊員のアルベルトはヒトラーに心酔して隊員になったわけではなく、
単に職業を求めて入っているし、
修道士のマティアスももとは遊び人なので根っからの清貧かつ敬虔な修道士ではない。
ここらへんが当事者なんだけどどこか客観的な視点で語られる要因になっていて、
それが物語の世界観に重要な役割を果たしているようだ。
二人の会話シーンも須賀さんらしく軽妙さもあり、重い物語の中で息抜きになっている。
上巻を読んだのが1月前で、細かい設定忘れてるし、
夜中に読んだのでちょっと頭が回っていなかったりもしたけど、
後半はもう引き込まれるように一気に読んだ。
ハードカバー2冊は高いし邪魔だけど、買ってよかった。
それにしても表紙…。
ご本人のブログでもかかれているけど、これBL系だと思われてもしかたないわ…
なんであんな耽美調の人物イラストなの…
シンプルにタイトルのみとかの方がよかったでしょこれは。
あの表紙じゃ男性は買いづらいし、BL期待して買った腐女子もびっくりでしょ。
やっぱ須賀さんの小説は面白いわー。
またハヤカワでなんか書いてくれないかな。
そして自分の歴史の知らなさっぷりに軽く死ねた。
いやーすげー面白かった。
ナチスドイツに生きる2人の男の物語なんだけど、
ほんと人の一生をきっちり聞いたみたいな読後感。
アルベルトかっこよすぎる…
SS隊員と修道士っていう、立場も思想も全く違う二人の人生が
色んなところで絡み合ってて、すごく面白かった。
SS隊員のアルベルトはヒトラーに心酔して隊員になったわけではなく、
単に職業を求めて入っているし、
修道士のマティアスももとは遊び人なので根っからの清貧かつ敬虔な修道士ではない。
ここらへんが当事者なんだけどどこか客観的な視点で語られる要因になっていて、
それが物語の世界観に重要な役割を果たしているようだ。
二人の会話シーンも須賀さんらしく軽妙さもあり、重い物語の中で息抜きになっている。
上巻を読んだのが1月前で、細かい設定忘れてるし、
夜中に読んだのでちょっと頭が回っていなかったりもしたけど、
後半はもう引き込まれるように一気に読んだ。
ハードカバー2冊は高いし邪魔だけど、買ってよかった。
それにしても表紙…。
ご本人のブログでもかかれているけど、これBL系だと思われてもしかたないわ…
なんであんな耽美調の人物イラストなの…
シンプルにタイトルのみとかの方がよかったでしょこれは。
あの表紙じゃ男性は買いづらいし、BL期待して買った腐女子もびっくりでしょ。
やっぱ須賀さんの小説は面白いわー。
またハヤカワでなんか書いてくれないかな。
そして自分の歴史の知らなさっぷりに軽く死ねた。