2007/10/15 偏差値とは （副題～受かりたいですか？ 落ちたいですか？）

偏差値とは？？


偏差値とは、かんたんに言えば自分の位置を測れる順位のことです。

本当にざっくり言いますと
　真ん中にいたら「偏差値５０」
　最高順位は　　「偏差値７０（真ん中＋２０）」
　最低順位は　　「偏差値３０（真ん中－２０）」

偏差値は順位ということは、
上位の人を抜かさないと偏差値は上がらないと言うことになります。

逆に言えば、
偏差値が上がったとは、
「上位の人を抜かすぐらい頑張った」ということです。

今年の中学３年生の１学期の実力テストの県内平均点は２５５点です。
　　　　　　　　　　　　９月の実力テストの平均点は２８７点です。

県内の中３生は受験をひかえ
この夏、誰もががんばったので、
県平均点が３２点もアップしました。
本当は成績下位の子はがんばっていないので、中より上の子はもっと点が伸びています。

さて、偏差値に再び目を戻してみます。
１学期の実力テストで２５５点とった子は「偏差値５０」でした。
２学期に同じ点数をとっても「偏差値は４５」です。

でも、夏にがんばって実力テストで３２点アップさせ、
２８７点とった生徒の偏差値はいくつでしょう？

そうですね「偏差値５０」で、偏差値としては１学期と変わりません。

つまり、
偏差値が変わらないとは
「みんなと同じようにがんばった」ことを意味しています。

ですから、偏差値が変わらないからと言って、受験生を責めないでください。
あくまでも「みんなと同じようにがんばった」から偏差値が同じなのです。
むしろ、「よくみんなと同じようにがんばったね」とほめてもいいぐらいです。

偏差値が上がったとします。
これは何を意味しているのでしょうか？
もう、おわかりかと思いますが、
「みんなよりもはるかにがんばった」
「素晴らしくがんばった」ということです。

この夏、偏差値を「５以上」上げた中学３年生がたくさんいます。
中には「１０以上」上げた生徒もいます。

なんと素晴らしいがんばりでしょう。
「よくやった！」と、たくさんほめてやってください。

偏差値は、たしかに受験校の合格不合格を判断する重要なものさしです。
しかし、偏差値は必ず上下するものです。
その時その時の偏差値に一喜一憂せずに、
２～３年前と比べて、最高値がだんだんと上がっているか、
そうではないのかを見て、
ほめてモチベーションをあげる数値をお使いください。

また、生徒の皆さんは、
偏差値を上げるには、上位の人を抜かすしかないいうことを知ってください。
みんなと同じことをやっていたのでは、偏差値は変わりません。
みんなと同じようにがんばっただけです。

偏差値を上げるには、
みんなよりはるかにがんばるしかないのです。

がんばるとは、どういうことでしょうか？
塾のある日は、塾以外に３０分～１時間以上
塾のない日は、４～５時間
休日は、８時間以上、時間をかけて勉強するのはもちろんです。
しかし、残念ながら、それだけでは上がりません。

いつも授業で言っている通り、
わからないところをそのままにしない。
宿題は、誰に質問されても自分が教えられるぐらいに
理由まで全て言えるようになることです。
もう一度その問題を開いたら、いつでもすべてできるような状態になるまで
できなかった問題は繰り返すことです。

めんどくさいと思う気持ちを振り払い
９０％で終わらせることなく、
最後の１０％までとことんわかろうとすることです。
つまり、
夏のテーマ「立ち向かえ！」がまだ続いているのです。

あなたは、自分で立ち向かっていますか？
全ての問題について、理由付きでなぜその答えになるのか説明できるまで
わかろうとしていますか？
完璧にできるまでくり返していますか？
時間がかかるけれど、それをやっていますか？
５教科ともそうしていますか？
いかがでしょうか？

みなさん！
受かりたいですか？
落ちたいですか？

ぼくらは、みんなに第一希望校に合格してほしいのです。
それも、トップレベルで合格してもらいたいのです。

そのために必死になって教えます。
そのために必死になってお付き合いします。
そのために必死になってつきはなします。
そのために必死になって叱ります。
そのために必死になってほめます。

それは、みんなみんなやるきになって
足りない偏差値を克服して
合格してもらいたいから！！

このままだと
希望校を受験さえできない人もいますよね！
このままでいいのですか！！

いいですか！　みなさん！！
合格（うかり）なさい！！
必ず第一希望の学校に合格（うかり）なさい！！
頼みましたよ！！　　　　　　　　　　　　　　　　　　

ＬＡＰＩＳのおいちゃんより