人生の転機って、あたしにも訪れるのだろうか?
そろそろ辛い事は一段落して欲しい。辛い事はこれで最後かな?これで最後かな?と思いながら、毎回毎回頑張って来たけれど、なかなか終わりが見えない。
この本には「安全基地」つまり、安心して頼る事ができて、守ってもらえる心の拠り所、自分の居場所を持てるかどうかが、愛着障害克服のポイントだと書いてあった。
あたしには安全基地が無い。
一番安心するのは一人きりの車の中、その次が一人で仕事をする仕事部屋、その次が一人で行くカフェ。
今のあたしは、頭の中を自分に向ける事で、孤独や寂しさから逃げている。
それは、一時的に心の安定を与えてはくれるけれど、根本的な解決にはならない。
あたしみたいな人間を、人に押し付けるようで、申し訳ない気持ちが強いけれど、あたしと居る事を望んでくれる、心の拠り所になってくれる大切な人を探したい。
これからは、大切な人を、大切に大切に守りながら生きて行ける人生にしたい。
これからあたしがするべき事は、お母さんにあたしの気持ちを素直に書いた手紙と、この本を渡す事。
どこまで理解してもらえるかは分からないけれど、そうする事で、自分の中の何かが一段落しそうな気がしている。
あたしは今でも、お母さんを守りたい気持ちが強く、また、お母さんを失う事に強い恐怖を感じている。
お母さんと分かり合う前に、失ってしまったら、自分がどうなるのか想像もつかない。
まだ間に合う。このタイミングで、あたしに一つの答えを与えてくれた、この本の著者に、心から感謝している。
最後に、もう一人自分が居たら、笑いながら今のあたしに、こう声を掛けたい。
『散々だったね(笑)、ご苦労さま。』
これが、最高の褒め言葉。