冬の陽に全てをあずけ まどろめば 君の笑顔の奥の 慈愛(あい)抱く
両の手にあふれんばかりの言の葉を 君に差し出す いけにえのごと
君慕う 言葉の全て 届けんと 罪深き雨 凍りて痛く
「おまえだけ」いったあなたのひとことが蒼く冷たい海に沈んだ
舞う雪の 追う指先に命絶つ そのぬくもりの やさしさの罪
「鳩を飼う少年」だったという人の 広き背中にもたれて眠る
「らしい」とか「みたい」になんて 詠まずとも 濡れた瞳は 我をみつめる
逢いたくて 走って来たと 飛び込めば かじかむ指が 我を迎える
穏やかな 日々取り戻し 我はある されどわき来る 棘さすいたみは
言葉らがちぎれちぎれに襲い来る 乱れる心 静まれ思考!