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邦画中心の映画感想ブログです。ネタバレがありますのでお気をつけ下さい。

【映画】続 忍びの者

2006-08-26 | 邦画 さ行

【「続 忍びの者」山本薩夫 1963 】を見ました。

おはなし
(前作の奮闘の結果)家族で平和に暮らしていた五右衛門とマキ。しかし、信長の追っ手によって子供が殺されてしまいます。マキの故郷である雑賀に身を隠した五右衛門ですが、服部半蔵がやって来て言うには、明智光秀を挑発すれば信長を倒すことができる、とのこと。早速、光秀に取り入った五右衛門は、工作を開始。本能寺の変に乗じて、見事に信長を倒すことに成功します。しかし、平和もつかの間。羽柴秀吉に襲われた雑賀は、根来に救援を求めていた五右衛門ただ一人を残し全滅。五右衛門は半蔵に貰った聚楽第の図面を手に、秀吉暗殺に赴くのでした。


前作のダイジェストに続き、信長(城健三郎=若山富三郎)登場。忍者狩で、捕らえた忍者を殺しまくっていましたが、「磔も飽きたのう」とか物騒なことを言っています。さすが若山先生。前作より顔つきが粗暴、いやワイルドになっています。地中に首だけ出して埋め、竹の鋸でギコギコ挽いたらどうでしょう、と家臣に提案され、ふむふむとうれしそう。


(ワイルドな若山先生)

五右衛門のもとに迫る信長の忍者狩り部隊。五右衛門の子供は、火の付いた囲炉裏に思いっきり投げつけられるという悲惨な殺され方をします。
傷心の五右衛門とマキが身を寄せるのは雑賀。「また物騒なところに、どうせなら東北地方にでも逃げればいいのに」と思うのは後生の後知恵、というか話の都合ですね。とりあえず五右衛門が雑賀にいないと話が進まなくなりますし。さて、雑賀にやってくるのが服部半蔵(伊達三郎)。半蔵は信長がいかにヒドイ奴かを力説するために、「心頭を滅却すれば火も自ら涼し」で有名な恵林寺の焼討ち事件を物語り始めます。
そして、ここから映画はおかしな方向に進みだしてしまうんです。一言で言うと、大河ドラマのダイジェスト版。忍者の話なんて、どうでも良くなってしまったみたい。
信長の武田家征討。光秀による家康の供応。本能寺の変。山崎の戦い。と、歴史上のお話が、手短に語られていきます。

秀吉役は前作では妙にカッコよかったんですが(丹羽又三郎=ゲルショッカー:ブラック将軍)、今作では東野英治郎にスイッチ。まあ、サルっぽさがあって、良いキャスティングですね。明智光秀は山村聰。さすがに東大卒だけあって、いかにも賢そうな光秀でした。

なんか雷蔵は何の役にも立たないまま、本能寺の変。混乱に乗じて、若山先生の寝所に潜入する雷蔵。復讐鬼と化した雷蔵は、若山先生の片腕をばっさり斬りおとします。しかし、相手は若山先生。よりパワーアップして暴れ狂います。さらに片脚を斬りおとす雷蔵。若山先生の毒気に当てられてすっかりヒートアップした雷蔵は
「死ね、俺の見ている前で死ね」と高笑いです。



その後は、山本薩夫お得意の「帝国主義者どものずらりと並んだ大砲で、無辜の市民たちが虐殺される」パターン炸裂。雑賀は壊滅します。

ひとり残った雷蔵は、半蔵(伊達)にそそのかされ、聚楽第の図面を懐に秀吉暗殺に向かいます。とりあえず「帝国主義者どもの争いに利用される正義のテロリスト」と言ったところでしょうか。

しかし聚楽第の鴬張りに気づかず、捕縛される雷蔵。あわれ釜茹での刑に処せられることになりました。まあ、役名が石川五右衛門ですからね。当然の結果でしょう。でも、実際に茹でられるシーンまでは映ってませんから、、きっと死んでないな。

 

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