いくらおにぎりブログ

邦画中心の映画感想ブログです。ネタバレがありますのでお気をつけ下さい。

【映画】燃ゆるとき

2010-01-25 | 邦画 ま行
【「燃ゆるとき」細野辰興 2006】を観ました


おはなし
東輝水産の米国子会社・サンサンインクは経営不振。そのため、社長と資材担当を入れ替えて、事態の打開を図るものの、アメリカの壁は高くて……。

マルチャンこと東洋水産がモデルの映画です。ノリとしては、プロジェクトXみたいな路線を目指したんでしょうが、結果はかなりトホホなものに。出演者は中井貴一や鹿賀丈史など豪華なんですけどねえ。

どどーんとアメリカ地図が映ります。そこに「資本主義の頂点であるアメリカをラーメンで制す」という声が聞こえました。ここは東輝水産の会議室で、ラーメンをすすりつつ話しているのは、社長の高木(津川雅彦)です。ところが、掛け声はともかく、東輝水産の米国子会社であるサンサンインクが14億円の赤字なのも事実。幸いというのもヘンですが、アメリカの大手リベラコーポレーションがサンサンインクの買収を提案していることもあり、この際、撤退もやむなしというのが財務担当役員の意見です。しかし、津川雅彦は創業時からの部下、深井(鹿賀丈史)に視線を向けました。「深井。なんとか一年で立て直してくれ。頼むぞ」。

アメリカのどこまでもつづく真っ直ぐな道をタクシーが走っています。後部座席では「My name is Kiyoshi Kawamori」と川森(中井貴一)が英語の練習中。そう、彼はこれからサンサンインクの資材担当マネージャーとして赴任するところなのです。まあ、この段階でマイネームイズとかやっているのを見ると、かなり前途多難な雰囲気が漂いますね。

はい、工場に着いた中井貴一。ちょうど、前日に着任した鹿賀丈史の挨拶が、カフェテリアで始まるようですよ。ちょっと聞いてみましょうか。「昨日付けでサンサンインクの社長になりました。名前は深井と申します」。なんか現地従業員たちは、やる気がなさそうな感じです。「現在、この工場はたいへんな赤字です。半年以内に立て直しができないと閉鎖されます。大幅なコストカットが急務です。そこで従業員のレイオフを行います」。と、現地従業員たちの顔色が変わりました。怒号の響く中、次々と読み上げられるレイオフの対象者たち。もう大騒ぎです。

ちなみに、ここで工場の日本人スタッフを紹介すると、新社長は鹿賀丈史で工場長は大村(伊武雅刀)。営業マネージャーが小田島(長谷川初範)で、経理マネージャーが西村(中村育二)。あと開発担当の山口(木下ほうか)の他に、若手社員が2名ほど。そして、今日、資材担当マネージャーの中井貴一が着任したところです。

中井貴一にはキャサリンがアシスタントとして付くことになりました。これが、とても有能。学歴はありませんが、資材の知識や工場の知識に加え、英語はもちろんスペイン語もペラペラ。さらに日本語もカタコトですが話せるという、まさに中井貴一の懐刀といってもいい存在です。

さて、中井貴一はレイオフされた元従業員が工場にピストルを撃つのを見てビビったりしつつも、持ち前の「熱血」でスーパーに行って「勝手に」商品を並び替えたりと、仕事をバリバリこなしているようです。まあ、商品並び替えが資材担当の仕事かというとかなり疑問は残りますが。そんな中井貴一に、日頃はいがみ合っている営業の長谷川初範と工場長の伊武雅刀はかえって団結。「君な、時差ぼけの頭で分かったようなことを言うなよ。こっちは、ここで何年苦労してると思ってるんだ」と言いたくなっちゃいます。そんな大荒れのマネージャー会議ですが、鹿賀丈史は重々しい声で当たり障りのないことを言うだけです。とにかく、目玉商品を作ろう。そして、コストも下げよう。そうしないと韓国系に負けちゃうぞ。「とにかく、どこも必死なんだ。次には中国系も出てくるぞ」。えーと、それは分かってるんですけど、具体策が思う浮かばなくて困ってるんですが。

中井貴一は商品開発にもくちばしを突っ込みました。開発担当の木下ほうかが作った試作品を食べて、つぶやきます。「具かなあ」。クンクン。「いや、コレ油がいまひとつなんじゃないんですか」。「そうなんです」とうれしそうな木下ほうか。ちょっと、こっちの油で揚げたメンを食べてもらえます。……。うん、こっちの方がおいしいですよ。その激ウマオイルは、キャサリンが教えてくれたというアミーゴオイル。でも価格がまったく折り合わないそうです。「小田島さんも行ったんですけど、コスト面で諦めたみたいです」とションボリな木下ほうかに中井貴一は断言します。「いくらコストカットって言ったって、味が悪くちゃ話になりません」。ようやく、中井貴一にも資材担当としての腕の見せ所がやってきたようです。

早速、キャサリンに案内してもらって、アミーゴオイルの社長を訪ねることにした中井貴一。しかし連れて行かれたのは飲み屋です。ほら、あそこで飲んだくれているのが、社長のマルケスさん。「あっ、ないすとぅみーちゅー。まいねーむいずカワモリ」。しかし、マルケスさんは日本人が嫌いらしく、「日本人価格」を下げようとしないのです。仕方ない。「This is Japanese Style」とキャサリンを先に返した中井貴一は、マルケスさんとテキーラをグイグイと飲みあって勝負するのです。まあ、確かに商談に酒が絡むのは日本流と言えなくもないけど、コレはまた別物なような気がしないでもありません。

翌日、ベロンベロンの二日酔いで出社する中井貴一。どうでした?と心配そうな木下ほうかにVサインです。やったあ、と大喜びな木下ほうかに、中井貴一は言います。「それと、あのレモン味ってどうでしょうか」「レモン味?」「ええ、メキシコ系の人は、よく料理にレモン絞るでしょ」。そういう問題か。

感動的な音楽が高まる中、アミーゴオイルのトラックがやってきました。「カワモーリ」とマルケスさんは中井貴一と抱き合います。まるで、このまま映画は終わるイキオイですよ。しかし、まさかココで終わるわけにもいきません。というのも、中井貴一提案のレモン&チキン味のラーメンが完成したんですから。感心しながら食べている伊武雅刀たち。そして、そんな姿を柱の陰からウンウンと見ている鹿賀丈史。ほとんどギャグの世界です。

ともあれ、中井貴一の企画したレモン&チキン味のラーメンは、モニター調査の結果も上々で、目玉商品として売り出されることに。しかし、営業の長谷川初範はちょっと不満。「オレが紹介したグレートオイル社はもっと安く入るはずだ。どうして供給に不安のあるアミーゴを使っているんだ」「会社は小さいですが、アミーゴに不安はありません。それに品質もグレートオイル社よりも上だと思います」。また、この二人は喧嘩です。どうもアメリカ流が染み付いた長谷川と、日本流の中井貴一は水と油みたいですね。アメリカでは……、を連発する長谷川に中井貴一はキレました。「我われがアメリカ人のようにやることが、本当にいいことなんですか」「なにい」「私は、そうは思いません」。ここで、険悪な雰囲気を収めるべく、社長の鹿賀丈史がまたもドスの効いた声で、オイルは半分ずつ使おうと提案してみました。「5割も入れると、かなり品質が変わります。せいぜい2割です」と抗議する中井貴一。「分かった。いいだろう」。えーと、鹿賀丈史って風采は立派だけど、リーダーシップないんじゃ。

レモン&チキンはバカ売れ。工場は24時間フル稼働することに。「もし資材が足りなくなって、ラインが停まると日に9万ドルの赤字だ」と言う鹿賀丈史に、中井貴一も顔を引き締めます。で、こういうことを言うと、起きるんですよね。見ててくださいよ、ほら。

夜中に電話でたたき起こされる中井貴一。なんと、グレートオイルのトラックが来ないので、オイルが足りなくなりそうだと言うのです。部下の調べたところによると、オイルは朝の7時にはカラになるそうです。そして、グレートオイルに電話しても夜中なので、誰も出ないありさま。どうするどうするとウルサイ鹿賀丈史に、「アミーゴから持ってきてもらいます」と断言する中井貴一。しかし、部下の「そのアミーゴも誰も出ません」にプチパニックです。えーと、マルケスに会いに行こう。「飲み屋。場所わかんない。場所。キャサリン。キャサリンなら知ってる」。「彼女、自宅に電話がありません」。ガガーン。マジですか。ぶろろー。車を飛ばす中井貴一。目指すはキャサリンのトレーラーハウスです。しかし着いてみると、キャサリンは夫婦喧嘩の真っ最中。それも、夫がバクチで母の病院代を使ってしまったとか何とか、かなりビンボー方向にヘビーな内容。でも、ヘビーさならこっちだって負けません。なにしろ、このままじゃラインが停まっちゃう。キャサリンを借り出し、マルケスさんの飲み屋に案内してもらう中井貴一。酔いつぶれているマルケスさんに水をばっしゃー。

ビーボッ、ビーボッ。オイルの残量が減りアラームが鳴っている工場。「あと15分だ。それで間に合わなかったら停めるぞ。出荷もストップだ」と重々しい声の鹿賀丈史。と、伊武雅刀が大声をあげます。「来ましたぁーー」。派手なメキシコ歌謡曲をガンガン慣らしながら走ってくるアミーゴのトラック。もちろん、マルケスさんは助手席でノリノリに歌っています。良かった。これでラインが停まらずに済みましたね。

一見すると吉田拓郎にしか見えない中村育二が言います。「このちっぽけな工場で作ったものがアメリカ全土に。夢でしたね」。鹿賀丈史も渋くキメます。「たかがラーメンかも知れんがぁ、我われの英知の結晶だっ」。

中井貴一を褒める鹿賀丈史。「いや、私より、業者の立ち回り先まで控えていたキャサリンのおかげです」と中井貴一が言うと、横にいるキャサリンはニッコリしてますよ。「彼女は優秀です。他の従業員のモチベーションのためにも、彼女をぜひ管理職に」。キャサリンは「まだシゴトがノコてました」と部屋を出て行きますが、内心では「ひゃっほー」気分まちがいなしってトコですね。なにしろビンボーなので。しかし鹿賀丈史は「今は余裕がない」とひとこと。「社長。結局、我われもアメリカの企業と一緒なんですか」と中井貴一は抗議しますが、(今回の)決断は変わらないようです。

マルケスさんは、偶然、キャサリンがシックスツリー投資銀行に入るのを目撃しました。そこだけスローモーションになったりして、意味深な雰囲気です。そして……。
中井貴一がノンキに在庫チェックをしていると、キャサリンが思いつめた表情でやってきましたよ。「結局、私は信用されなかったのね」「そんなことない、そんなことない。We need a little more time 」。日本人以上に頑張ったのにと恨めしそうなキャサリンは、帽子を取りつつ言います。「落ち着いて話したいの」。

ここは高層ビルにある弁護士事務所。そこではテープが再生されています。「やめてください。何するの。大声出すわよ」「どうしたのキャサリン」「信じられない。あなたがそんな人だったなんて」。ここサンサンインクの顧問弁護士の事務所に集まっているのは、鹿賀丈史や中井貴一の日本人。そして、キャサリンの弁護士です。「これは重罪になる可能性があります」と言うキャサリンの弁護士。そう、中井貴一はセクハラの疑いをかけられているのです。キャサリンの弁護士が得意げに去って行くと、サンサンインクの顧問弁護士は言いました。「川森さんはハメられたのです」「全てが録音されていた。これが罠である証拠です」。ただし、裁判やったら負けるよ。示談にしといた方がいいんじゃないかな。「それと川森さんは日本に帰してください」。怒る鹿賀丈史に、ショボーンな中井貴一が好対照です。

キャサリンが投資銀行に出入りしてたことを、マルケスさんが教えてくれました。「キャサリンの事件は仕組まれたということか」と重々しい声の鹿賀丈史。そして中村育二によると、投資銀行の顧客は大手のリベラコーポレーションだと言うじゃありませんか。「リベラ!」と、鹿賀丈史はグワーッとした顔をしました。映画冒頭の、津川雅彦の話を思い出しています。業績を不振にした上で安く買収。それが奴らの手なのか。グワーッ。「川森、日本に帰ってみるか」と言う鹿賀丈史。「俺は、いや俺たちはお前の潔白を信じてる。だが被害を最小限に食い止めるためには示談しかない。そうなると、お前をここに置いておくワケにはいかない」。

本社に戻った鹿賀丈史と中井貴一。「明日、社長に辞表を出してくれ」と中井貴一は鹿賀丈史に言われちゃいました。「明日ですか」「そうだ。いいか、かならず社長に渡すんだぞ」。ガガーン。そうくるとは思わなかった。ショックを受ける中井貴一ですが、もっと驚いたのは奥さんの大塚寧々。「どうして。あなたはやってないんでしょ」「もういいんだ。それが会社だよ。俺も納得はできないけど腹をくくったんだ。分かって欲しい」。そう言われるとなんとなく納得してしまう大塚寧々。ここらへんはとても、日本的ですね。

はい、翌日、中井貴一は津川雅彦に辞表を出しました。それを見た津川雅彦はちょっと絶句したあと言います。「そうか。そのことか。分かった、辞める必要はない。こんなことでくじけちゃダメだ」。やっぱりね。「アメリカは怖い国だ。いい勉強になったな」と肩ポンする津川雅彦に、中井貴一は猛烈に感動しています。ありがたや、もったいなや。思わず泣きながら土下座をする中井貴一。これこそ、まさにジャパニーズスタイル。素晴らしいぞ、日本的経営。

「三年後」。って、いきなり3年も経過しちゃったんだ。ともあれ、3年後のある日、鹿賀丈史のところに電話が入りました。電話の主は、今では千葉工場の副工場長になっている中井貴一です。中井貴一によると、サンサンインクのカリフォルニア工場にユニオン結成の動きがあるそうです。「ユニオン。聞いてないぞ」「リーク情報らしいんですが、その出所が気になるんです。どうやら、投資銀行の、インベストメントバンクの連中が流してるらしいんです」。

確かに顧問弁護士に聞くと、投資銀行がそういった噂を流しているのは事実でした。以前使ったような、経営を悪化させた上で買収、という筋書きを狙っているようです。「何人か応援が必要かもしれんな」とつぶやく鹿賀丈史。そう、まだ工場が一つしかなかったころの、あのゴールデンメンバーを集めて対抗するのだっ。そして、もちろん、あいつ、あの川森も呼ばなくては。「カワモーリ、ノーウェイ」と顧問弁護士は大反対ですが、鹿賀丈史は言い切ります。「今度もあいつが必要だ」。

はい、以前のメンバーがみんな集まりました。「さあ、はじめようか」。説明によるとサンサンインクを狙っているのはローカル2000というユニオン。アメリカのユニオンにも色々種類があるそうですが、このユニオンは会社を食い物にして潰していく悪党ユニオンだそうで、すでに韓国企業も犠牲になっているそうですよ。鹿賀丈史は集まったゴールデンメンバーに檄を飛ばします。「ローカル2000が来なければ、いま工場にいる従業員は5年後には3倍になるかもしれない。これまでの苦労を思い出せ。我われが負けるのを舌なめずりして待ってる奴らがいる。この会社は誰のもんだ。この会社をここまでもってきたのは誰だ。ここで負けるワケにはいかないぞぉ」。

アメリカのユニオンと言うのは、従業員の50パーセントを一人でも越えると、独占的な力を持つそうです。ということで、盛んに行われるローカル2000の勧誘説明会。もちろん、鹿賀丈史たちも負けてはいません。従業員を反ユニオン派、中間派、ユニオン派に分けて、ミーティングで説得することにしました。

まずは、反ユニオン派。これは伊武雅刀が「アミーゴ、ノープロブレム!」を連発して、なんとなく和気藹々としたまま終了。そして中間派は、キザな長谷川初範が、弁舌サワヤカに組合ができたら会社が潰れますよお、と説得して終了。そして、難関なのがユニオン派のミーティングです。ジャック率いるユニオン派相手のミーティングは、最初から怒号渦巻くギスギスした雰囲気。とても一回では話が通るわけもなく、二回、三回とミーティングは続くのです。

その三回目のミーティングで、リーダーのジャックが言い出しました。「俺は会社の不正を立証する証拠を掴んだ」。ギクッとする鹿賀丈史たち。「会社は3年前にセクハラを起こした男を密かに使っている。これは背信行為だ」。ウォーッと激怒する従業員のみなさん。後ろではローカル2000の悪者たちが、ニヤリとしていますよ。

仕方ありません。ここは中井貴一が出て行くしかないでしょう。「3年前のことについて、今さら話すつもりはない」と前置きをしてから、会社の現状について話し始める中井貴一。ユニオンが入ると、会社側とみなさんとの間で直接の話し合いができなくなります。「だから、この会社にユニオンは必要ありません」。しかし、ジャックは自信満々です。
「騙されるな。この男は会社の不正の象徴のようなものだ。騙されるな。証人がいる。キャサリン」。
おおっと、キャサリンが出てきました。「キャサリン、何があったか話すんだ」と促すジャック。しかし、先に中井貴一が語りに入りましたよ。「君の、君の暮らしぶりを傍で見ていながら、何もしてあげられなかった。上司として、もう少し何かできたはずだ。いやすべきだった。そうすれば、あんなことをさせずに済んだんだ。それが悔しくて、申し訳なくて」。なんか自分の言葉に酔って、中井貴一はエグエグしていますけど。すると、キャサリンはローカル2000の方たちがビックリするような爆弾発言を始めたのです。

「私はウソを言いました。投資銀行の人に、セクハラされたと言えばお金が入るといわれて……」。ぽかーんとするジャックさんを尻目にキャサリンは続けます。「今日、ここに来たのは……その理由は……、この3年間、ずっと罪悪感を感じて……謝りたかった。川森さんとご家族に私がしたことを……。ごめんなさい」うわーん。

そそくさと逃げ出すローカル2000の工作員のみなさん。以前、レイオフされたときに、工場に銃弾を撃ち込んだ陽気なメキシカンが言います。「アミーゴ、祭りは終わりだ!」。みんなは唱和します「イエーッ!」。「この会社にユニオンはいらない。これからも会社と直接話し合って、決めればいい」「イエーッ!」。「仕事に戻ろう。俺の子はここのラーメンが好きなんだ」「イエーーーィッ!!」。

ここぞとばかりに高まる感動的な音楽。働く陽気なみんな。血も涙もなさそうだった顧問弁護士は鹿賀丈史につぶやきます。
「あなたに見せてもらいました」「何を?」「真のエクセレントカンパニーの姿をです」。フフッと軽く笑ったあと、鹿賀丈史はキリリとした表情で、働くみなさんを見つめるのです。


トホホ。スゴイ映画を観ちゃいましたよ。この映画って、実はイベントが実にショボイんですよね。まとめると、次のとおり。

中井貴一はアメリカに赴任。マルケスさんとアミーゴになり、レモン&チキン味を考える。油がなくなりそうになったけど、マルケスさんが届けてくれたよ。でも、キャサリンにセクハラで訴えられたんで日本に逃亡さ。
3年後、ユニオン騒ぎが起きたのでまたアメリカに行ったら、キャサリンがごめんなさいって言ってくれたんだ。これも、すべてアミーゴ精神だね。いぇーい。

おそらく、映画を製作した人たちの伝えたかったメッセージ(あるとすればですが)は、この台詞に尽きると思います。
「我われがアメリカ人のようにやることが、本当にいいことなんですか」

それはそうなんですよ。アメリカ流のグローバリズムが日本にもたらしたものは、むしろ害悪ばかりだったと個人的には思います。たとえ滅私奉公とバカにされようが、組織に絶対の忠誠心を持って、組織のために生きる。これこそが日本型組織の力の源泉だったのに、それを捨ててしまったあとに、ふと周りを見回してみたら、何も残っていなかった。これが現状なのでしょう。そして、これからどうすればいいのか。真のジャパニーズスタイルは何だろう。昔に戻ることがいいの?それとも、まったく新しいパラダイムはあるの?

その答えが、この映画だとしたら、あまりにも惨めです。酒を飲んだり、土下座をする。それがジャパニーズスタイルの本質だというんでしょうか。それはアンマリだと思いました。

ちなみに、僕はマルちゃんの「赤いきつね」を愛しています。ほとんど準主食と言っても差し支えのないくらい。なので、ひとこと。ガンバレ、マルちゃん。


ショボくて、すみません

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2 コメント

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なんか (ATG)
2010-01-27 08:35:39
ゆるキャラ大集合みたいな感じの作品ですね(笑)
ミ○プルーンのCMでも充分いけそうな感じです。
陰から感動して見ている鹿賀丈史が明子姉ちゃんに思えてしまいました(笑)
Re:なんか (いくらおにぎり)
2010-01-27 10:13:49
ATGさん、こんにちは。
ゆるキャラですかあ。だとしたら、タイトルは
「萌ゆるとき」の方がよかったかも。

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