いくらおにぎりブログ

邦画中心の映画感想ブログです。ネタバレがありますのでお気をつけ下さい。

【映画】処女宝

2006-06-22 | 邦画 さ行

【「処女宝」島耕二 1950】を見ました。

おはなし
真弓(高杉早苗)は美人で評判。劇作家の船田(上原謙)と付き合っていたものの、金持ちの塙(山村聡)に求婚され、あっさり乗り換えます。いったんは落ち込む船田ですが、真弓の妹の真金(高峰秀子)の献身的な愛に支えられ、劇作家としても頭角を現し、真金と結婚、幸せな生活を送ります。
ところが収まらないのが、真弓です。いまや成功者となった船田をさかんに誘惑するのですが。

高峰秀子ファンなので、デコちゃんの出ている映画は全て見ようとは思っているのですが、やはり本当に良いなあ、と思うのは中年以降の高峰秀子。それも成瀬巳喜男か木下恵介の作品ですね。
この映画のように、新東宝の頃の作品は、正直言って「うまく」はあるけど「良い」とは思えないです。他の出演者も上原謙が「ハンサムで優しいけど、意思が弱い」、山村聡は「金持ちで頭がいいけど、傲慢」など、何のひねりもないもの。
これを見るくらいなら、高峰、高杉、上原、山村も出ている上に、田中絹代も付いてくる小津監督の「宗方姉妹」を見たほうが、はるかに有意義な時間を過ごせること請け合いです。


(処女宝の台本表紙です)


(中身はこんな感じ。ガリ版刷りですね)

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6 コメント

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田中絹代も付いてくる (シャケ)
2006-06-23 20:50:40
なんですか。フィギュア?もっさりしてそうですが。



高峰秀子は中年以降がいいのは確かですが、それは「子役出身はは大成しない」ということへの反発というか恐怖が、あれだけいい仕事をさせているのでしょうかねえ。それはそれとして『秀子の車掌さん』とかもいいんですが。

ただ、同じ新東宝だからって小津の『宗方姉妹』と比べるのは、ちょっとかわいそうですよ。小津はこのころもう「先生」ですからねえ。
処女宝はなんと読むのですか (快傑赤頭巾)
2007-04-09 09:45:53
日本映画を調べています。
この題名はなんと読むのでしょうか。
ぴあ、には、しょじょたから、とのルビが
ありますが、しょじょほう、とばかり覚えていました。もし御存知でしたら教えて下さい。

この原版は、存在がなく改題版が現存しているのは
知っていますが、菊池寛の原作を探しても見当たりません。新聞縮刷版にも、ルビはありません。
ポスターは、改題版なので注釈はあるものの
これにもルビがないです。
どうぞよろしくお願いします。
おそらく (いくらおにぎり)
2007-04-09 19:14:20
快傑赤頭巾さん、はじめまして、こんにちは。

調べましたが、確実なことは分かりませんでした。いちおう、ぼくの勤務する大学図書館のデータベースには「ショジョホウ」としてエントリーされていますが、それでは「証拠」というには弱い気もしますし。ちなみに、本文記事に写真をアップしたとおり、大学所蔵の台本を借り出してきましたが、そこにも特に「ルビ」は振っていませんでした。

でも、実務的に考えると、大学図書館でタイトルのルビを入れる際には「その読み方が誤解の余地もないほど当たり前」であるか「寄贈者に念のため確認して入れるか」が通常ですので、まず「ショジョホウ」で間違いないと思います。

ちなみに、ぼく自身も快傑赤頭巾さんと同じように、普通に「ショジョホウ」と理解していました。さすがにショジョタカラは無いんじゃないでしょうか。
ありがとうございました (快傑赤頭巾)
2007-04-13 12:15:46
いつも拝見しています。
すごいですね。
また寄らして貰います。
もひとつありました (快傑赤頭巾)
2007-04-13 12:21:37
想像ですが、クチキカン先生が、処女峰を
イメージした改題したもの、との思いが
永い間ありました。
最も、処女だから→処女宝、という
オトしかたも、あるのかなあ、ないなあ。
んぷぷ (いくらおにぎり)
2007-04-13 17:13:07
んぷぷ、面白い。

おい山田君、快傑赤頭巾さんに座布団一枚やっとくれ。

快傑赤頭巾さん、こんにちは。いくらおにぎりです。

いや、面白いコメントありがとうございました。

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