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邦画中心の映画感想ブログです。ネタバレがありますのでお気をつけ下さい。

【映画】お琴と佐助

2006-06-18 | 邦画 あ行

【「お琴と佐助」衣笠貞之助 1961】を見ました。



おはなし
山口百恵の「春琴抄」と同じです、はい。ほら、男が針で自分の目をぶすーっとするホラーの。

これは究極のツンデレ映画ですね。それくらい山本富士子のツンデレっぷりが際立っています。「春琴抄」は、山口百恵の幸薄そうな感じとあいまって、三浦友和との静かな愛情が迫ってきて、アイドル映画としては出色のデキでしたが、こちらは違います。なんといっても、山本富士子が女王なんですよ。もう、目が見えないなんて、なんのその。「ほーほっほ、ほら佐助付いて来るのよ」みたいな感じで、佐助(本郷功次郎)をがんがん引っ張っていきます。また、本郷功次郎は「釈迦」でメバリをバリバリ入れて釈迦を演じちゃう、まるでキアヌ・リーブスのようなキャラですから、いじめられると「ちょっと」嬉しそうなんですよね。そんな二人ですから、山本がツンツンすると本郷は至福の表情。そのうえ、ちょっと山本がデレデレすると、本郷はもう舞い上がってしまって、「なんでもやりまっせー」状態に。
三浦「佐助」は、自分の目を針で突くとき、そこには諦念とそれを上回る愛情の勝利があったと思うんですが、本郷「佐助」は、服従とそこに迸る肉体的な快感があったとしか思えません。
ある意味で、増村保造の「盲獣」にも似た、爛れた世界がそこにはあります。







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