いくらおにぎりブログ

邦画中心の映画感想ブログです。ネタバレがありますのでお気をつけ下さい。

【お知らせ】インデックスができました

2006-09-27 | その他の映画
いくらおにぎりブログも感想の数が増えてきたので、インデックスを作りました。
いまは「あいうえお順」だけですが、そのうち年代順とか監督別などのインデックスも作りたいと思っています。
新しい感想以外にも、インデックスでお好きな映画の感想を探していただければうれしいです。
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【映画】片腕カンフー対空とぶギロチン

2006-09-23 | その他の映画
【「片腕カンフー対空とぶギロチン」ジミー・ウォング 1975】を見ました。



おはなし
中国を清朝が支配していたころのお話。片腕ドラゴンという漢民族支持派を清朝派の殺し屋が襲いました。しかし、返り討ちに。そこで、盲目の師匠が、弟子たちの仇をとるため片腕ドラゴンに襲い掛かります。果たして、片腕ドラゴンの運命は……


「洋画は見ないんですか?」というコメントをいただいたので、それならばと見てみました。振り返ると、今年になって見た映画は500本を越えていますが、そのうち洋画は12本しか見ていなかった。これはいかにも偏りすぎですね。(もっとも見た洋画も「北斗の拳」実写版とか……)

この映画はキルビルの元ネタになったということで、一躍有名になった「傑作」ということですから、期待して見てみましたが……

オープニングは、弟子が片腕ドラゴンに返り討ちにあったことを知った盲目の師匠登場です。とても怒っています。怒りのあまり、ジャンプして自分の家の天井をぶち破ってしまうくらいです。ああ、あとで困るのに、と思っていたら、そのまま自分の家に火をかけて旅立っていきました。

これ、知ってます。宮本武蔵と佐々木小次郎が戦ったとき、鞘を捨てた小次郎に武蔵は「小次郎、敗れたり」って言ったんですよね。勝つもりなら、鞘を捨てることは無い、って理由で。
それと同じじゃないですか、この師匠。
もう、このシーン一つで、日本人には展開が読めてしまいます。こいつ、負けるな。

次は片腕ドラゴン。カンフーの道場の先生をしているみたいですね。よく分かりませんが、天井とかも歩けるみたいです。ふむ。強そうだな。

良く分かりませんが、鷹爪という流派が天下一武道会を開くようです。片腕ドラゴンの弟子たちは、師匠に「出てみれば」と勧めますが、師匠は清朝の目が光っているから、とか言って出場しません。まあ、弟子を連れて見学には行くそうですが。
一方、盲目の師匠は、とりあえず片腕の男はみんな殺してみるという方針のもとに、手当たり次第、首チョンパしています。
あ、言うの忘れてましたが、師匠の武器は刃がたくさんについた鉄の帽子。それに鎖が付いていて、投げると、敵の首にスポっとはまり、そのまま首をチョキンと切ってしまいます。

さて、天下一武道会ですが、さすがに天下一だけあってグローバル。躍馬次郎という日本人も参戦しますが無刀流と言いながら仕込んだ刀で敵を倒す卑怯な奴。まあ、他にも志保美悦子風の女の子やら、とりあえず踊るムエタイ戦士、それに手がびよーんと伸びるヨガ戦士などがいるので、まあ何でも有りってことなんですね。
そんな中、片腕ドラゴンとはまったく関係無い出場者が、たまたま片手だったのでギロチン師匠に首チョンパされ、大会はワヤワヤに。主催者の鷹爪師範も殺されました。

とりあえず、自分が恐るべき敵に狙われていることを察知した片腕ドラゴンは、さっそく迎撃体制を整えます。ギロチン師匠とムエタイが手を結んだことを知り、
「とりあえずムエタイから片づける」と言っています。
どう聞いても悪党の台詞ですが、気にしないことにしましょう。

準備は万端。ムエタイを小屋に誘い込む片腕ドラゴン。小屋の床には鉄板が引いてあり、外からじゃんじゃん火を燃やします。すると、徐々に床の鉄板が熱くなるという仕掛け。そこで、ムエタイと片腕ドラゴンの戦いが繰り広げられます。でも、ムエタイは裸足ですから、アチチです。たまらず窓から小屋の外に飛び出そうとするムエタイ。しかし窓には片腕ドラゴンの弟子たちがばっちり待機し、槍でムエタイを外に出しません。そうして片腕ドラゴンはムエタイに見事勝利するのでした。
どう見ても悪党の行動ですが、気にしないことにしましょう。

その後、「鷹爪の娘を助けたのは俺だからよこせ」と理不尽なことを言う、悪の日本人をサクっと殺します。

次は悪の親玉、ギロチン師匠をやっつけるだけです。またも、あれこれ準備をする片腕ドラゴン。

まずは、竹の棒が林立するところに誘い込みます。
必殺のギロチンも、障害物があっては、その真価を発揮できません。片腕ドラゴンは逃げまくり、徐々に師匠のギロチンの刃は折れていきます。でも、ギロチン師匠も強いので、気を抜くと首をチョッキンされてしまいそうです。

よしっ、ということで移動する片腕ドラゴン。次の場所は鳥屋さん。盲目のギロチン師匠は聴覚が頼り。それならば、鳥のさえずりでかく乱してしまえ、というセコイ作戦です。でも、さすが達人。最初は困惑したものの、片腕ドラゴンのことをあざ笑うかのように、攻撃をしかけてきます。

そんなら、これでどうだ、と移動してきたのが棺おけ屋さん。片腕ドラゴンはあちこちに飛び出す斧をしかけておいたので、さすがのギロチン師匠も血まみれになり、息も絶え絶えです。そんなギロチン師匠を片腕ドラゴンは正々堂々と倒すのでした。
最後、片腕ドラゴン必殺の攻撃で、ギロチン師匠は屋根を突き破り高々と舞い上がります。そして、落下。片腕ドラゴンはチョンと棺おけを押しだすと、そこにスポンとギロチン師匠の死体がはまりました。
どう考えても悪党の策略ですが、気にしないことにしましょう。

うーん、突っ込みどころ満載です。でも、突っ込みたくない。なんか、突っ込むと負けな気分がするんです。「やーい、引っかかった」とか言われそうで。どこまでマジメに作っているのか知りませんが、これは明らかに確信犯ですよね……。

とにかく、全編に渡り「安い」映画ですが、音は気に入りました。師匠がギロチンを飛ばす時の「バキューン」という効果音や、カンフーの音も、おいおいというくらい大げさで最高。それにムエタイ戦士が踊り出す時に、どこからともなく音楽が流れてくるところなんて、バカすぎて楽しくなります。あとBGMもカッコいいし。

あと、ギロチン師匠の名前は封神なんですけど、むちゃくちゃ強い武器を持っているところからして、封神演義の宝貝(パオぺエ)を連想しました。と、無理やりまとめてみる。

それから誘惑に負けて、ちょっと突っ込み


(卑怯な日本人、躍馬次郎)


(それを見た主人公は怒る…)

(のかと思ったら…)


(ついでに、インド人はみんな手が伸びーる、のか?)

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400本突破

2006-07-14 | その他の映画
今年見た映画が400本を越えました。400本目は川島雄三の「グラマ島の誘惑」です。

ちなみに、今年の記念すべき第1本目は増村保造の「盲獣」。
50本目が吉田喜重の「ろくでなし」、100本目が神代辰巳の「かぶりつき人生」。
150本目は小泉堯史「雨あがる」、200本目は新藤兼人「裸の島」。
250本目は塚本晋也の「東京フィスト」、300本目は鈴木清順の「オペレッタ狸御殿」。
そして350本目は大林宣彦の「時をかける少女」でした。

正確には数えてませんけど、洋画はせいぜい10本前後しか見てないと思います。とにかく徹底した邦画野郎。別に洋画が嫌いというわけでは無いんですけどね。

最近の悩みは、ブログの原稿書きが間に合わないこと。

小学生の夏休み、宿題の作文が書けず「死にたい」と思ったくらい、文章を書くのが苦手なので、こんなブログの原稿でも、一本あたり1時間以上は優にかかっています。

このままだと、ブログのために、映画を見る本数を減らさなければならなくなりそうで、本末転倒な気がします。

今は、映画を見るのが楽しくて楽しくて、とにかく一本でも多く映画を見たくて仕方ないんですけどね。

角川3人息子

2006-07-01 | その他の映画

角川3人娘といえば、薬師丸ひろ子原田知世、そして渡辺典子です。みな、角川映画から巣立ち、人気女優、人気歌手として一世を風靡しました。(まあ、少し例外はありますけど)


もちろん、角川映画から巣立った女優は、3人娘だけではありません。
「ぼくらの7日間戦争」の宮沢りえ、
「花のあすか組」のつみきみほ、
「REX 恐竜物語」の安達裕実、
それに「天と地と」「天河殺人事件」「幕末純情伝」の財前直見


などは、もしかしたら次代の角川映画を支える人材として期待されていた「かも」知れません。もっとも、このころになると角川映画自体が失速気味だったので、女優自身が、角川映画に深入りして心中する気はさらさら無かったとは思いますが。



さて、「女優を育てた角川映画は、男優を育てなかったのか」が今回のテーマです。



ここで、恨み言を言うと、何で3人なんですかね。世界三大珍味とか、世界三大建築とか、必ず3じゃないですか。場合によっては「2つしか選べないな」とか「この4つで決まりでしょ」みたいな場面があると思うんですけど。


ともあれ、あくまで自分が見た角川映画「のみ」を対象に、角川3人息子は成立するのか、するとすれば、それは誰なのかを検討していきたいと思います。(ちなみに、現在意中の人は一人だけ)


まず条件として、若手俳優さんにしぼります。
いくら角川映画によく出ているからといって夏(八)木勲を角川息子とは言いにくいですし。


次に、角川映画がデビュー作もしくは、2〜3作目の人。
ここで、古尾谷雅人は角川映画に多数出てますが、それ以前に「ヒポクラテスたち」を始め、多数の日活ロマンポルノに出ているようなので除かれます。



それでは、以上の条件に従って、角川息子を考えてみましょう。


 


まず、当確は野村宏伸。


彼の場合、デビューが「メインテーマ」で薬師丸ひろ子の相手役。それ以降も角川春樹監督の「キャバレー」や「恋人たちの時刻」での主演など、経歴的には申し分なし。
まさに、角川息子中の息子。角川第一息子の称号を与えたいと思います。



さて、次は高柳良一。


この人も凄い。日本映画DBで見ると、映画出演は7本。そのうち角川映画は7本。なんと100パーセントです。常に脇役なので、野村宏伸ほどのインパクトはありませんが、薬師丸ひろ子と原田知世の相手役を2回ずつ勤めたのは立派。
角川第二息子の称号を、って、ちょっと待ってください。彼の出演作7本のうち、大林宣彦監督の作品が5本。それ以外の2本は、かなり端役っぽいです。
これは、もしかしたら彼は尾美としのりに続く、大林宣彦息子かもしれません。ちなみに3番手は林泰文、もしくは「尾道市の人々」ということで。



うーん鹿賀丈史ってどうでしょう。


ちょっと歳は行ってますが、「野獣死すべし」で映画デビュー。つづいて「悪霊島」で金田一耕介役をゲット。さらに「麻雀放浪記」「キャバレー」と出ています。うーん、微妙だ。劇団四季だしなあ。とりあえず、人数が足りなかった時には角川息子にするということで、補欠にしておきます。



おっ草刈正雄


と思ったら「汚れた英雄」の前にずいぶんと映画に出てました。ぼくは「エスパイ」しか見てませんが。



いたっ真田広之


草刈正雄同様、角川以前にそこそこ映画に出てるけど、「魔界転生」「伊賀忍法帖」「里見八犬伝」「麻雀放浪記」「カムイの剣」(声)、「キャバレー」の出演歴は立派。
ただ、問題は彼の場合、千葉真一の息子という匂いが強すぎる。うーむ、勿体無いけど落とすか。



おおっ渡辺謙


いました、いました。渡辺謙はデビューは違うものの映画2作目で「結婚案内ミステリー」、さらに「幕末純情伝」で坂本竜馬を。そして角川春樹御大の「天と地と」では白血病で降板を余儀なくされたものの主役でした。これは出演本数は若干少ないものの、角川的にはプリンス待遇。
おめでとう、角川息子内定です。もっともケン・ワタナベはうれしくないと思いますけどね。



そのうえ榎木孝明


すると「天と地と」で渡辺謙に代わって主役を射止めたラッキーボーイ榎木孝明を忘れてはなりますまい。その後は、「天河殺人事件」で浅見光彦に抜擢。「幕末純情伝」にも出て、さらに角川春樹御大の「時をかける少女」にも出ています。


おめでとう、角川息子内定です。榎木孝明は優しそうなので、うれしがるかもしれないな。



ここまでで、角川息子が決定しました。


野村宏伸、渡辺謙、榎木孝明の三名。


一応、順位としては野村宏伸の一位は揺るがず。二位は、クスリもやり刑務所にも入った後の角川春樹御大の映画「時をかける少女」に出演した、すなわち御大も信頼している榎木孝明ですかねえ。



結論


角川3人息子


筆頭 野村宏伸


次席 榎木孝明


三席 渡辺謙


番外 野生軍団のみなさん