今日、エアブラシ・ハンドピース、Beauty4の0.2mmノズルセットが届きました。
( Amazon 詳細:エアテックス ビューティー4+用 ノズルベースセット 0.2mm )
(現在本体内部は、0.5mm用の 「ニードル」「ノズル」「ノズルキャップ」がついています。0.5mm用の7ccカップに代えて0.2mm用の2cc小型カップを取り付けてあります。袋のセットは、0.2mm用「ニードル」「ノズル」「ノズルキャップ」です)
もともとサーフェイサーやシルバー塗装で苦労がないように0.5mmを用意していたのですが、最近 1/72の小さいスケールの飛行機を作るようになって、「0.2mmだとうまく使うことが出来たら具合よさそう」と思うようになりました。
0.2mmノズルのハンドピースをもう一つ別に用意するのも考えたのですが、ここはノズル口径を変更可能なBeauty4なので、安価にとりあえず0.2mmを試してみようと思ったわけでした。
小型模型を塗装するのに、0.2mm口径のノズルが使いやすいかどうか確認できたうえで、またあらためて0.2mm口径ハンドピースを考えてみようと思っています。
○ なかなか繊細な道具 0.2mmハンドピース 2016.11.06
過日、エアテックス ビューティ4用の0.2mmノズル・ニードルセットを購入し、0.2mmエアブラシ・ハンドピースとして、少し試してみました。
結論から言うと、うーん、なかなか微妙で繊細なことになるなあという個人的印象です。
その意味はどういうことか?
たしかにエアテックス ビューティ4(もともと所有していたハンドピースは0.5mm仕様)は、ノズルとニードルを変更することで、エアブラシの口径を変更して利用することが出来ます。
実際、まずノズル交換の作業は素材のこと(柔らかさ)も十分考慮して、無事交換作業を進めることが出来ます。そのように作られている道具なので、物理的には口径の交換は確かに実現します。
次に0.5mm口径から0.2mm口径に変更して、実際エアブラシ吹き付け塗装を行ってみると・・・これがなかなか安定した吹き付けが実現しませんでした。
これはきっと、今回0.2mm口径が初めてということと、ノズル交換して塗装をするのが初めて、という個人的な条件が重なっているためだろうと思うのですが・・・。
というのも、0.5mmは口径がかなり大きいので、ここまで利用していていても、道具としての動作にそれほど神経質になることなく使うことが出来ていました。
例えば、0.3mmでは濃度の違いで吹き付けが出来たり、できなかったりするサーフェイサーの吹き付けや、銀色のようなキラキラした粉の入っている塗料での塗装が、0.5mm口径のハンドピース(ビューティ4)では、試し吹きをしながら塗料の濃度の再調整であまり神経質になることなく、吹き付けをすることが出来るようになりました。
(個人的にはそのための0.5mm口径をもうひとつ用意したわけです)
それを、今度は0.2mm口径にして利用するというのは、当然その逆になります。
塗料の濃度の問題、エアブラシで吹き付けるときの圧力・距離・吹き付け塗料の量の問題・・・これらの要素が、一気にシビアになります。
「道具にそった使いこなし」を習得するのは基本であり、事前にわかっていることでもあるのですが、やはり初めて0.2mm口径を使ってみたものとしては「うーん、繊細な使いこなしが必要になるなあ」というのが、今回体感できたことでした。
もともと0.2mm口径エアブラシの扱いの経験値、技術を十分に習得している人にとっては、必要に応じて0.2mm口径を「取り付けて」、一時的に0.2mm口径に変更して必要な吹き付け塗装を行うことが可能になる!!というのは、大きなメリットがあると思います。
ところが、自分のような初心者にとっては、(とくに同じハンドピースで0.5mmから0.2mm口径へ変更)では、おなじハンドピース・・・道具なのに、なにもかもが随分と変わってしまって、なかなかうまく扱うのが難しい道具に思えてしまいました。
そんなこんなで、初めて0.2mmを扱おうとする場合は、(贅沢な話ですが)0.2mm用のハンドピースを一つ手元に用意して、その専用のハンドピースで「手にした時の重さ」「レバーの可動範囲」「レバーの重さ」を全部まとめて、0.2mm口径での吹き付け作業を重ねて、道具を手になじませる!というのが、やっぱり基本かなあと感じたのでした。
その意味で、口径を0.5mm-0.3mm-0.2mmと一つのハンドピース(道具)でへんこうできるというのは、とても便利だと思いますが、結論として「0.2mm口径での吹き付け」はもう少し細かく繊細な作業であるということが体感できました。
(・・・ある意味それも体験してみたくて、0.2mmノズルセットを用意したのですが)
今となっては、ビューディ4を0.2mm用ハンドピースとして使っていくか、0.5mmでサーフェイサーやメタリック塗料用で使っていくか、どっちでいくかなあと、個人的には思っています。
ちなみに0.2mmは、0.3mm口径ハンドピースでもカバーできますが、0.5mmを必要とする場面では0.3mm口径ハンドピースはやや大変になるかなという印象なので、ビューティ4についてはこのまま0.5mm口径でしばらく使っていくことになりそうだなあと思っています。
実際、同じビューティ4のハンドピースで、0.5mm口径ノズルから吹き出る霧の具合と、0.2mm口径ノズルの吹き出す霧とでは、あまりに、極端に、ぜんぜん別物!になってしまうので、ハンドピースを持った時の感触や操作そのものが同じなだけに、とても戸惑って混乱してしまうところがあります。
いずれにしてもエアブラシって面白いですね。こんな0.3mm、0.2mmとちょっとの普通の日常生活ではほんのちょっとの違いでしかないのですが、ぜんぜん別の世界が出現するのですから。おもしろい、おもしろい(^-^)。
プラモデル環境TOP 2014-2015
0.2mmって凄い世界ですね。
そうですね、0.2mmとはすごいですねえ。0.5mm、0.3mm、0.2mmと用意してみましたが、大きいほうの0.5mmはエアブラシが極端に別物になってびっくりしました。
それに対して、1/72スケールのモデルを作るようになって、0.2mmのほうは0.5mmの目の前の大きな効果はないように感じましたが、0.2mmで緻密な吹付の可能性が広がる感じです。( 標準のようになっている0.3mmは本当に万能だなあともあらためて感じさせられました)
・・・・ 何でもないことですが、とても楽しんでいます、はい。