気ままに戯言 ・・・

日々の出来事であったり、見聞きしたものへの感想であったり、時には不動産の知識や裏話であったり、気ままに書き綴ります。

ムリと思うなら・・・

2016年11月02日 | 業界裏話
 昨日、最近一緒に飲みに行ったりと懇意にしている同業のKさんが、ニ三ヵ月前から交渉して貰っている弊社物件への買付証明を手に、事務所へ顔を出されました。前々からお客さんの予算がギリギリで、「もう少し価格交渉は出来ませんか?」と言われてはいたのだけれど、その買付証明を見て愕然!・・・販売価格を20%以上も下回る金額で差し入れてきたのです。「ちょ、ちょ、ちょっとコレ! 冗談にもほどがあるヨ!」と呆れ顔で言うとKさん・・・「そ、そうですよね!・・・お客さんには『絶対にムリだ!』と言ったのですが、無理を承知で何しろ交渉だけはしてきて欲しい! と頼まれちゃって。」と、Kさん自身も困惑顔。いかにお客さんからそう頼まれたからと言って、よくもまあ恥ずかしくもなく素直に持ってこれたモンだと内心思いましましたが・・・

 一般の住宅用地ではなく事業用地だったので、実のところ多少価格にアロアンスは設けていたのですが、まさか私もそんな金額で差し入れてくるとは夢にも思っていませんでした。Kさんも本音は恥ずかしながら・・・だったのでしょうが、だからと言って私も売主さんに対し 「恥ずかしながら・・・”」とその買付を差し出し、判断を仰ぐ訳にはいきません。話としてはお伝えしようと思っていますが、私のスタンスとしては「こんな話もありましたが、お断りします! 宜しいですね!」・・・です。買い手さんの事情も分からぬではないものの、相場以上の価格付けをしたならともかく、その事情を売主さんが受け入れねばならぬ義務などありません。第一、そんなことが罷り通れば相場自体を崩してしまいます。勿論、最終価格決定権者は売主さんであり、売主さんが良しと言うならば相場もへったくれもなくなりますが・・・

 不動産に限らず、価格というものは安ければ安いほど売り捌けるのは早いですが、不動産は業者の立場として “安過ぎ” は禁物なのです。それは前述の如く相場を崩しかねないということ。相場を落とすということはそのエリアに住まわれる、或は不動産をお持ちになる多くの方の資産を目減りさせることです。一業者、一売主さんの判断で出来ればそんなことはしたくありません。買主さんにとっても購入する不動産の資産価値はより高くあって欲しいと思われているでしょうし、長い目で考えれば相場価格=購入価格であればあるほど、売主さんにとっても買主さんにとっても有益ではないかと思われます。買主側の心理として「出来るだけ安く買いたい!」は誰もが一緒ですが、土地は消耗品ではありませんので、それこそ “金” でも買うつもりでどうぞ・・・
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