トルコから石灰棚を眺めながら生活する日記

ラム子のロカンタ(日本食食堂)、
ゴールデンレトリバーとカンガル犬との日常を綴ります。

おこさまなし夫婦ご注意!相続問題について

2017-07-13 23:17:59 | 日記
今日のパムッカレ

『おこさまなし夫婦』の相続問題。
トルコだからではなく、世界中で妻が不利。

調べてみると、日本はまだましかも。

配偶者の財産は、妻に行くんでしょ?
なんて、思っているあなた、ご注意!

そして、うちの家族に限って、相続問題は起らないわ~と、
私と同じくお花畑人間のあなた、ご注意!

ちなみに私の日本の家族は、トルコでの私の資産に興味なく、
勝手に処分をしてこい、と言っている。

先日、10か月要した遺産分割協議、相続裁判が終了した。
裁判所には、これまで4回出廷し、そのたびに、日本からの回答が無いからと
3分で終了。

私が外国人であって、『おこさまなし』だったことが、理由の一つ。
そして、国同士の相互主義に基づいて、
日本側に法律の照会を求め、参考にする、とは出廷命令書には記述されていた。
日本からの回答が無いとされ、毎回延期にされたと見られる。

4回目の出廷の際、
日本の外務省に確認したけれど、
そんな照会書なんて、届いていないと言っていましたよ、と
クレームを出したら、裁判官がちょっと動揺し、
そして、一緒に付き添ってくれた甥も、
かれこれ半年以上かかっていますが?と、援護射撃してくれたおかげで、
裁判官から、次回で終わらせます、という回答を得ることが出来たのだ。

本当に日本側に問い合わせをしたのか怪しい。

実は、法定相続人として、私が何パーセント、相続できるかはまだ不明で、
トルコの法律に基づいたなら、妻が50%、残りの50%を義父母が相続することになる。
正式な審判は1週間後。

日本の法律なら、妻が3分の2、義父母が3分の1、つまり、
日本の法律のほうが、妻が優遇されるわけだ。

夫の結婚前からの資産なら、私は義父母に権利が移っても文句は言わない。
でも、食堂の土地建物は、夫婦で築き上げてきたもの、これは誰にも踏み込まれたくはない。

そして、高齢の義父母が死去した場合は、新たに兄弟8人の法定相続人が誕生するのである。
これが、トルコでのおこさまなし夫婦の現実。
外国人、トルコ人関係なく適用される。
トルコでは、何よりも血縁関係が優先されるのである。

去年、亡くなった村の人は、新婚10か月でご主人を失った。
子供無、そして、義母だけが健在だったので、ご主人の法定相続人は
兄弟5人も入ったそうな。

私は結婚生活10年。一緒にして欲しくない。一緒に築いてきた財産だもの。


なので、今後おこさまなし夫婦でいる場合で、
財産は夫婦間で相続したい場合、
是非、居住国の法律を確認してください。
そして、遺言書を作成してもらってください。

ただ、トルコでは、トルコ国籍保持者だけ
遺言書が公証役場で認められるようです。

私はトルコの相続に関する法律に無知だったこと
が災いしました。
かといって、夫が病弱な私より先に死ぬなんて
予期していなかったし、夫名義の資産は私にくると思い込んでいたもの。

夫に遺言を書けと言っても、
夫は、『オレが死ぬわけない!』
と突っぱねたでしょう。

私が悔やまれるのは、共同名義にしなかったこと。

私もいつまで生きるのか、わからないし、
日本の家族に迷惑もかけたくないので、
遺言を残すことにした。外国籍なので、
公証役場での認定は無理でも、
弁護士に依頼することによって、多少は効力を
発揮するみたい。

今回の記事で、何か間違っていることが
あったら、ぜひ、指摘してください。

悲嘆の差はあっても、死別は人間なら誰でも経験します。
寂しさ、悲しみ、心細さはエンドレスだけど、
この相続の苦悩による、憎しみ、恨みを
抱いて生きることは、相当なエネルギーを要します。

残された家族が余計な苦悩を抱え込まないですむように、
生前出来ることはやっておいて欲しいのです。

まさかのまさかは、突然やってくるのです。

望んでも子供が出来ないから、老後のために必死に働いて来たのに、
子供がいないために、半分奪われる。
こんな理不尽なことってありますか?
法律は必ずしも、自分の味方にはなってくれないのが現実です。


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14 コメント

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初めまして (かたつむり)
2017-07-14 03:32:13
こんにちは。ずっと隠れファンで、のぞきに来ていたものです。
今回の人生の展開には本当になんとことばをかけたらよいか……
お二人で築き上げたレストランやその場所、空間、そして人との繋がりなど……それを感じながら生きる決心をしていらっしゃるのに、今度はまた法律とか、そういうことでの壁に突き当たったと言う……
でも、こちらのblogにその経験を綴ってくださった勇気に感謝したくて、初めて書き込みました。

大切なことなのですよね。そして、何も起こらないうちは、本当に行動を起こすまではなかなかならない。だからこそ、貴重な体験談だと思います。

とにかく、お体を大切になさって、無理をしすぎずに、いらしてくださいね。子どもがまだ小さくて、大好きなトルコにもずいぶん行っていませんが、次回訪ねる場所がひとつあることを楽しみに暮らしております。
かたつむりさん♪ (ラム子)
2017-07-14 15:49:41
はじめまして。
ありがとうございます。

>その経験を綴ってくださった勇気に感謝したくて

私の気持を汲んでくださって、
嬉しいです。
はい、多少、勇気がいりました。

それでも、私の愚行な体験が
誰かの役に立てたらという気持ちが
優先されました。

ただ、まだ審判が下されているわけでも
ないので、時期尚早かとは
思いましたが、一分でも早く
子供がいない場合は、100%、
妻が相続するわけではないという、
情報を発信したかったのです。
なので、かなり端折った文章にもなっています。

最初から、私一人の相続にはならないので
会計士を通して裁判所に申請をしました。
なので、夫家族と揉めたから
遺産分割協議に入ったわけではありません。

まだ、はっきりと何パーセントと
決まったわけではありませんし、
また、夫は兄弟と共有の財産があり、
そちらにも私の権利があります。

もしかしたら、そちらを放棄することに
よって、私の食堂が守れるかもしれません。

経過はブログに載せたいと
思っています。

かたつむりさんも、どうぞ、身体に気を付けて
暑い夏をお過ごしください。
お子様の健やかな成長を心からお祈り申し上げます。

理不尽この上ない (いづみ)
2017-07-14 18:41:49
ラム子さんの置かれた状況を読み。この世はつくづく理不尽なものだと感じます。はっきり言って、法律なんて糞喰らえ。(すみません。こんな表現を使って)子供のいない夫婦でどちらかが亡くなったら、残された方にすべていくべきだと私は思います。そこになんでじじばばだの、兄弟が出てくるかね。腹立つ!ラム子さんに不利ではない判決が下りますよう、お祈りしています。
いづみさん♪ (ラム子)
2017-07-15 02:40:43
いつも、ありがとうございます。

ホント、法律なんて、クソくらえ、
バカヤローです。

相続問題はホント複雑ですが、
一括りにしないで、個別に判断して
欲しいと思います。
もしも、不服申し立てが可能なら
挑戦するかも知れません。
行政(悪代官)に気をつけて (歌は世に連れ)
2017-07-15 14:23:24
9ヶ月前と同じタイトルです

許認可権を握っていますから

3兄弟お前も悪よのう

がもっとも怖いです

トルコには水戸黄門はいないようです

https://www.youtube.com/watch?v=5QQBwuE7FrY

ごめんなさいです

一回忌にあたり第三者の見解です

世は歌に連れ
歌は世に連れさん♪ (ラム子)
2017-07-16 19:03:40
またまた、コメントありがとうございます。

でも、行政に気を付けろと言われましてもね~
これは不可抗力というものです。

法律って、世界各国、差異はないようです。

日本でも、私に子供がいなかったら、
全部、私が相続することは出来ないのですから。

まだ、決定通知が来ていないのに、
このような記事を出したのは、
子供がいない夫婦の相続に
関して、対象者のみなさんに
知って欲しかったからです。

ちなみに、YOUTUBE,見ていないです。
初めまして (まるこ)
2017-07-18 01:57:37
ラム子さん、いつもブログ拝見しています。
私の夫もトルコ人!うちも子供なしで今後も見込みなし。日本在住です。
しかし、彼には離婚したトルコ人妻の間に息子が1人います。近々トルコの年金も受給出来るらしいですが、ポックリ逝かれると遺族年金など私に入るか不安です。まして私はトルコ語なんて出来ないし。。人生何が起こるか分かりませんよね。やっぱり遺言を書かせるべきなんでしょうかね
最悪ケース (歌は世に連れ)
2017-07-20 05:36:49
まるこさん

>ポックリ逝かれると遺族年金など私に入るか不安です

まず入りません
日本の公証役場での遺言なんて役に立ちません

とてもきついことを言いますが
夫は一人息子に年金も遺産(あれば)相続させたいでしょうね

トルコ人社会なんてそんなものなのです
それを知らずにのこのこカッパドキアに出かけて

というのはまた次の機会に


不可抗力というのは知らなかっただけです
ごめんなさいです

>誰かの役に立てたらという気持ちが

役に立てるかどうかは微妙ですが
警鐘にはなったのかなと

世は歌に連れ
まるこさん♪ (ラム子)
2017-07-20 17:37:14
初めまして。
コメントありがとうございます。

私は詳しく分からないので
機会があったら、誰かに
聞いてみたいと思います。

もしも、遺言が可能なら
もちろん、トルコ国籍なら
トルコの公証役場ですよ!!

息子さんがいるというのが微妙ですね。
ご主人が生存中に年金受給されているか
私のように年金受給あと一歩で急逝し、
遺族年金になるかで、受給金額も
変わってきます。

年金はトルコの銀行振り込みと
なりますし、相続関係には
法的な手続きが必要です。
なので、トルコ語が出来ない場合は
弁護士を雇うしかないと思います。

私の勝手な憶測では、
ご主人にもしものことが
あれば、年金は離婚した奥さんの息子さんと
まるこさん、半分ずつかも知れません。
これは確認してみます。
知れませんね。

人生何が起こるか
わかりません。
備えあれば憂いなしです。

世はなんとかさん♪ (ラム子)
2017-07-21 03:49:43
>>誰かの役に立てたらという気持ちが

>役に立てるかどうかは微妙ですが
警鐘にはなったのかなと

知らなかったので、大変助かりました、
というような内容のメールが
100通以上きましたよ!









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