arudenteな米

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アイドル・ハンズ

2005年10月02日 | 映画
ホラーコメディとしてはなかなか良い部類

アイドル・ハンズ(IDLE HANDS)
1999年(米)

監督 ロッドマン・フレンダー
出演 デヴォン・サワ セス・グリーン エンデル・ヘンソン ジェシカ・アルバ ヴィヴィカ・A・フォックス

《ストーリー》
ハイスクールにも行かずマリファナを吸いながらMTVを観るだけの自堕落な生活を送ってるアントン。自分の住む町で奇怪な連続殺人が起きていることも知らないアントンだったが、ある日右手の異変に気づいた。自分の意思で動かないこの右手が次々と殺人を起こしていたのだ。両親や親友たちもその犠牲となり、遂には長年恋焦がれてきた彼女にまで右手が襲いかかろうとしていた…

思った以上に楽しめた。
この映画の発想は英語の『Idle hands are the devil's workshop.(暇人の手許は悪魔の仕事場)』からモロに来ている。
意外なほど快作なので楽しめると思う

以下ネタバレ感想









カール・H・トンプソンの怪奇小説『粘土』のコメディみたいな話だが意外な程、豪華な配役のホラーコメディ。

主人公デヴォン・サワは「キャスパー」の子役だし友人のボンクラはセス・グリーン、「オースティンパワーズ」のドクター・イーブルの息子スコットだし(というかお笑い巧い役者だよなミニミニ大作戦とかスクービー・ドゥ2とかラットレースとか)ヒロイン役ジェシカ・アルバは「シン・シティ」「ファンタスティック・フォー」と快調だし悪魔祓いのヴィヴィカ・A・フォックスは「キル・ビルVOL1」の最初に闘う黒人母だし。

話の方向性は「ショーン・オブ・ザ・デッド」に少し雰囲気が近いボンクラ男達の恐怖体験と恋愛というか正直 主人公達がボンクラ過ぎて最初引いてしまったが後半 死んだボンクラ友人二人(セス・グリーンとエンデル・ヘンソンという素晴らしすぎる絵面!)がゾンビになってからオフビートながら非常に話のテンポがよく笑いどころもブラックがキツイがなかなか良い。
主人公が殺人右手と決別(切断)した後も右手だけ動き回って暴れるのは意外だった。
この右手がなかなかお茶目で鉛筆削り機に指突っ込んで指先尖らせたりする。

一応スプラッター要素も楽しめるしラストのオチも良い。
吃驚したのがミュージシャンのオフスプリングが出演し、尚且つ殺された事(笑)

なんでもコロンバインの銃乱射事件の影響とかで未公開だったらしいが類似性がよくわからない。
ホラーってだけだからこじつけの宣伝なのかもしれないが。

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