結構良作 気軽にみれば小気味良い。
セルラー(CELLULAR)
http://www.herald.co.jp/official/cellular/index.shtml
あらすじ
高校教師ジェシカは突然、自宅に侵入した見知らぬ男たちに拉致される。監禁された部屋には粉々になった電話が一台。電話線を復旧させ、やっと繋がった相手は全く知らない若者ライアンだった。ジェシカと家族に命の危険が刻々と迫る・・・果たして誘拐犯の正体は? そして彼らの真の狙いは?
公式サイトにはスリラーサスペンスと表記してますが自分が観た感じではシチュエーションサスペンスコメディ。
同じ原案者ラリー・コーエンの「フォーン・ブース」のプロット「知らない人からの電話」のもう一つのパターンです。
ジェシカ(キム・ベイシンガー)が主役みたいに宣伝されていますが主役はあくまでライアン(クリス・エバンス)です。
自分が気に入ったところは全体のライト感
監督が「デッドコースター」と同じデヴィッド・エリスで相変わらずクラッシュシーン等は思いっきりが良い。
しかし演出がコメディとサスペンスのギリギリの線をうまくかすっているので気軽に見れる。
これ以上軽くても不真面目だしこれ以上重くても説得力がない。
それとジェシカとライアンの間に何も無いのが良い。
愛も友情もなにもない
ひたすら懇願し相手を信頼するしかないジェシカとぼんくらだが自分しか助けられない状況に追いこまれたライアンの対比が素晴らしい。
回りを固める登場人物の動きもよい(グラスの金魚「20分持ってって」や「美容院でないデイ・スパだ」や非常に感に触る弁護士には笑った)
BGMも個人的には好みで時計の秒針のような緊迫感を感じられた。
真面目にみればアラや矛盾は多い映画ですが突っ込んでもしょうがない
で、劇場で人にすすめるか?と聞かれれば自分のおすすめ度は低い
ここ近年映画は高い娯楽になってきているので普通の人はじっくり余韻に浸りたいんじゃないかと思う
(コメディが評価低いのは日本の映画料金が高いからだと自分は思っている)
「給料でたから久しぶりに映画いこうかー!」とか「デートコースに映画を組みこもう」「家族そろって楽しめるものがみたいなぁ」って1本みたらしばらく映画みない人々には絶対すすめれない。
「大作疲れて…」とか「時間があるからなにか…」みたいな人がみれば大当たりだとおもう
気楽でもたれない映画なのです。
辛くいえば「TVの2時間ドラマ」っぽいのかもしれないで多分深夜地上波でみれば当たりを引いた気分でしょう。
映画二本立ての時代には濃い空っぽ大作と地味な良質作品(例:トータルリコールとカナディアン・エクスプレス)があったり1本で満足できなくても2本で丁度良い組み合わせ(例クリープショーとXYZマーダーズ)や2本だと胸焼けする組み合わせ(例:ファントム・オブ・パラダイスとロッキー・ホラー・ショー)がありましたがシネコン全盛になってどんな映画でも封切り1本¥1800だとなかなかちょっと良くても「おすすめ」はつけづらい世の中になりました ハイ。
自分はこの映画お気に入りですけどね
セルラー(CELLULAR)
http://www.herald.co.jp/official/cellular/index.shtml
あらすじ
高校教師ジェシカは突然、自宅に侵入した見知らぬ男たちに拉致される。監禁された部屋には粉々になった電話が一台。電話線を復旧させ、やっと繋がった相手は全く知らない若者ライアンだった。ジェシカと家族に命の危険が刻々と迫る・・・果たして誘拐犯の正体は? そして彼らの真の狙いは?
公式サイトにはスリラーサスペンスと表記してますが自分が観た感じではシチュエーションサスペンスコメディ。
同じ原案者ラリー・コーエンの「フォーン・ブース」のプロット「知らない人からの電話」のもう一つのパターンです。
ジェシカ(キム・ベイシンガー)が主役みたいに宣伝されていますが主役はあくまでライアン(クリス・エバンス)です。
自分が気に入ったところは全体のライト感
監督が「デッドコースター」と同じデヴィッド・エリスで相変わらずクラッシュシーン等は思いっきりが良い。
しかし演出がコメディとサスペンスのギリギリの線をうまくかすっているので気軽に見れる。
これ以上軽くても不真面目だしこれ以上重くても説得力がない。
それとジェシカとライアンの間に何も無いのが良い。
愛も友情もなにもない
ひたすら懇願し相手を信頼するしかないジェシカとぼんくらだが自分しか助けられない状況に追いこまれたライアンの対比が素晴らしい。
回りを固める登場人物の動きもよい(グラスの金魚「20分持ってって」や「美容院でないデイ・スパだ」や非常に感に触る弁護士には笑った)
BGMも個人的には好みで時計の秒針のような緊迫感を感じられた。
真面目にみればアラや矛盾は多い映画ですが突っ込んでもしょうがない
で、劇場で人にすすめるか?と聞かれれば自分のおすすめ度は低い
ここ近年映画は高い娯楽になってきているので普通の人はじっくり余韻に浸りたいんじゃないかと思う
(コメディが評価低いのは日本の映画料金が高いからだと自分は思っている)
「給料でたから久しぶりに映画いこうかー!」とか「デートコースに映画を組みこもう」「家族そろって楽しめるものがみたいなぁ」って1本みたらしばらく映画みない人々には絶対すすめれない。
「大作疲れて…」とか「時間があるからなにか…」みたいな人がみれば大当たりだとおもう
気楽でもたれない映画なのです。
辛くいえば「TVの2時間ドラマ」っぽいのかもしれないで多分深夜地上波でみれば当たりを引いた気分でしょう。
映画二本立ての時代には濃い空っぽ大作と地味な良質作品(例:トータルリコールとカナディアン・エクスプレス)があったり1本で満足できなくても2本で丁度良い組み合わせ(例クリープショーとXYZマーダーズ)や2本だと胸焼けする組み合わせ(例:ファントム・オブ・パラダイスとロッキー・ホラー・ショー)がありましたがシネコン全盛になってどんな映画でも封切り1本¥1800だとなかなかちょっと良くても「おすすめ」はつけづらい世の中になりました ハイ。
自分はこの映画お気に入りですけどね
私も良作だと思いました。
が、やはり\1800出して…となると、ススメにくいですね(笑)
lalala50さんの文章がとても的確なので、感嘆致しました。
またお邪魔します。
>hi-chan様
コメントありがとうございます
こちらもよろしくお願い致します。
レディースディや映画の日とかでないと見ない人も多いですからねぇ 料金高すぎ。
面白かったです。チラシのイメージ(キム・ベイジンガーの表情とか)と実際の内容が全然違う気がしたんですけど。。。
期間限定公開って、結局あまり人が入らなそうってことですよね。宣伝失敗?
要は単品だと弱いって事なんですよね。
いまの映画館は大作扱いの映画ばっかりですから佳作クラスはみんな2週間終了なんですよね…
昔だったら多分「ボーンスプレマシー」か「サスペクト・ゼロ」の2本立て同時上映だったと思います。
>宣伝
チラシやHPはキム・ベイシンガーで「売って」ますからねぇ。
私はいきなり冒頭 屋根裏で電話壊したところで笑い転げました。
中々面白くて、私も結構お勧めの映画だと思います。
TBさせて頂きました。
映画の値段って高いから人にすすめる時はおっかなびっくりだったりします。
レンタルが始まったりTVで放送されるときならすすめまくりな映画なんですが。
今後ともよろしくお願い致します
まだまだ敷居が高い人も多いですよね。
確かに30本あるうちの1本としては・・・ススメ難い気もしますが、
細かい粗探しが好きな人でなければ楽しめそうな作品だとも思う。
見終わった後、あーだこーだと話も弾みそうですしね(笑)
ので、私はオススメ度をちょびっと高めにしてみました!
正直、大画面でならではって映画ではないですが今見て楽しい映画ではあります。
昔みたいに1本¥500とかの映画館があるならそこでみんなで楽しむ事もできるのですが今は友人誘って観るとなると映画館でないとみれないものになってきてます。
DVDとか衛星放送が進歩したのもあるのですがハコでなきゃ!って思わせる新作が少なくなってきてるのも確かです…
とことん携帯にこだわっているつくりに感心しました。
これに続けて「ドッジボール」を見て、こういったいかにも娯楽映画らしい、見た後の楽しい感触の映画に1800円は高い…というのも事実だなあ、と思います。
気軽に見て「楽しかったなあ」という楽しみも映画の素敵な楽しみ方ですのに。
日本の殆どの人が映画館に笑いより泣きにいきますからねぇ。賞や評価も泣きの方が笑いより高いですし。
昔を懐かしむわけではないのですが2本立て時代のほうが映画の色々なジャンルに触れられたような気がします。
自分は『泣きの感動作』なコピーの映画に行くようになったの最近で泣き映画はビデオで鑑賞か2本立ての1本での鑑賞が多かったです。