甘い生活 since2013

俳句や短歌などを書きます! 詩が書けたらいいんですけど……。

写真や絵などを貼り付けて、二次元の旅をしています。

名松線と草花 ヒマワリ、カンナ、麦の秋

2016年07月23日 08時08分42秒 | 三重・熊野さんぽ
 名松線は、夕暮れの空の下で、松阪に向けて出発です。お客は、あまりいません。せっかくの車窓風景は、乗っているお客さんにはつまらないものなのか、みんなブラインドを下ろしています。そりゃ、西日は目に痛いですからね。車窓なんかよりも、快適なのがイチバンなんでしょう。

 だから、もちろんヒマワリなんか無視してしまいます。

 それに、夕暮れのヒマワリなんて、何だか魅力半減です。青空にスックと立つヒマワリ、そういうのがステキですね。でも、名松線と一緒に並べると、夕暮れでもいい気がします。ヒマワリが名松線にエールを送っているみたいです。

1 ヒマワリのエール汽車は夕暮れの中へ



 家城の駅から1つだけ松阪に近づくと、関ノ宮という小さな駅に着きます。踏み切りのすぐとなりにホームがあります。単線なのでホームは1つです。そこでルドベキアが咲いていましたが、それは鉢植えのようでした。だれかがルドベキアだと思って、それを飾ってあげようと意識して用意してくれたようです。小さな駅だし、ほとんどの駅にひとかげはありません。

 でも、人知れず駅をきれいに管理してくださる人がいるようです。そういう人たちに支えられて名松線は走り続けている。そういう力のない地域では、同じ名松線ではありますが、駅は少し荒れています。ゴミが散乱し、若者がたむろするようなところになっていたりする。

 人が町を汚してしまうのは、仕方のない部分があるのかもしれません。それでも、きれいに公共の場所は使ってもらいたいし、みんながそれを意識できないところは、自然に荒れていくようです。

2 踏み切りの鉢合わせ夏の夕暮れ



 ルドベキアが囲われて咲いています。確かにこれくらい大きな株は、風には弱いこともあるかもしれない。でも、こんなにまでするということは、カラスよけなんだろうか。

 花を楽しむ人のすることではないような気がします。

3 ツバメの子 囲われモノのルドベキア



 ヒマワリと名松線のスポットで、朝写真を撮りました。この日はいい天気で、しっかり構えたつもりでしたが、あっという間に電車は目の前を通り越していきました。

 折り返して来るのを待てばいいだけの話ですが、待つことのできない私は、もうそこを離れてしまいました。ああ、何たるイラチなんでしょう。

 写真としてはポイントが何もなくて、ただ空だけが美しい。

4 夏空や 汽車はゆき過ぎて静か



 ふたたび、松阪へ向かう汽車を待ちました。

 あっ、向こうから姿が見えた。連写はできないカメラなんだから、適当に間隔を詰めて、タイミングをみはからって写真を撮らなきゃ! と覚悟したところで、それから3枚撮りましたが、まともに撮れたのが表紙の一枚でした。

5 ヒマワリや 鉄道オタクで花好きで




★ 奥さんはもうすぐお出かけです。私は駅まで見送りに行きます。帰りは、どこかで待ち合わせかな?

 土曜の朝だというのに、お隣では庭仕事みたいです。まあ、当たり前ですね。他人の物音は気になるもんなんだ。そういえば、このお隣さんのダンナさん、最近見ないです。単身赴任かな? だから、奥さんが1人で頑張っているのかも……。ああ、人生いろいろだ。




 汽車は道の彼方へ、向こうの方の歩いている人のそばを走って行きます。

 カメラで追いかける私は、無駄な抵抗としてシャッターを切っています。何も撮れていない。ただ夏の空気感、それも撮れてないかも……。



6 朝の駅 今日の猛暑をまだ知らず

7 朝の駅 線路を渡る風涼し



8 麦の秋 だれも飛び込んではくれず

9 心だけ ダイビングして麦の秋

10 麦の秋 話題をつなぐ努力する


ああ、やっと無理無理俳句が十コできました。よかった。




 伊勢八知の駅から歩いて5分のところに、カンナを見つけました。汽車が来ないか待っていると、くるくる! だいたいこの時間と思って来たんだから!

 そうだ! ヒマワリのポイント、一眼レフを構えたオッチャンが望遠でねらっていました。すごいですね。望遠で撮れちゃうんだと思って、感心しました。私は、それができないですもんね。

 1万円カメラで、ドタドタ行くのだ!



11 名松線 線路脇のカンナをつかまえる


12 軽トラの前突き進みカンナ撮る


13 線路脇 オレンジカンナ 踏み切り待ち


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