甘い生活 since2013

俳句や短歌などを書きます! 詩が書けたらいいんですけど……。

写真や絵などを貼り付けて、二次元の旅をしています。

腰痛と知事さん

2016年10月22日 04時50分01秒 | 私たちの社会・世界
 今朝、早起きをしました。何しろ昨夜は22時半には寝ていましたので、4時半に目覚めてしまいました。そうしたら奥さんはカンカンです。確かにその通り。私もこんなの普通ではないと思います。でも、目覚めてしまった。

 野良犬をうちに連れてくる夢を見ていました。仕事場でたまたま野良犬がいたので、それを私が保護して、家に連れて帰ることになったのでした。うちに電話して首輪とリードを買っておいてと伝言したということになっていました。犬専用のおうちはまだないので、とりあえず玄関で過ごさせることにしていました。

 とはいえ、家族の一員になったのだから、風呂にも入れなきゃいけないし、そうしたらドライヤーをしてあげなきゃいけないし、その前に散歩に行かなきゃなあ。スコップ持ってビニール袋を持って行こう。

 首輪をいやがる光景が見えました。犬は何度かかみつきますが、夢の中の私は、よしよしとムツゴロウさん状態です。現実にはそうはいかないだろうけど、夢ではやけに寛容でタフでした。何度かまれても平気でよしよしと言っていた。

 散歩に連れて行く光景も見えた気がしましたが、それはそういう気分であったというだけで、具体的に歩いてない感じでした。そりゃ、実感がないので、夢では省略されてしまった。

 それにしても、私がもらってきた犬はどんな顔? 大きさはどれくらいで、何色なんだろう? 黒色がいいんだけど、顔をじっくり見てみよう。元気そうな犬じゃなくて、ショボクレ系がいいなあ、などと夢の中でリクエストしながら顔を見ようとしましたが、はっきり見えなくて、なんだかハッキリしないなあと思ったら目が覚めていました。

 4時過ぎくらいでした。なんだ、まだ早いなあ。もう少し寝ようと思ったのに、すぐに眠りに入れなくて、たしか昨日は22時半に寝たわけだから……いち、にい、6時間には足りないけれど、それなりには寝たのかなあと、起き出してパソコンを開いた次第です。

 それで奥さんは、私がこんな時間に起き出すので、「眠れなくなった」とカンカンになったんでした。まさしく奥さんのお怒りはごもっともで、私がいけない。

 それにしても、どうしてそんな時間に寝てしまったのか、いつもより少し早いだけですけど、久しぶりの休み前ということだったので、寝てしまったのか。たぶん気がゆるんでダラダラしているうちに寝てしまうことになったんでしょう。ブログに何か書こうという気持ちはあったんですけど、書けなかった。



 ブログの前に、昨日の朝からイマイチ調子の悪かった腰を、久しぶりにうちの子にもんでもらっていたんです。そうしたら、すべての意識が飛んでしまって、寝ること優先で、すべてを投げ出してしまった。



 昨日、鳥取県中部で地震があったそうです。14時ころ、私は感じなかったけれど、三重県でも地震は観測されていました。実家の大阪では、緊急地震速報が大音量で突然流れてきたそうで、母はびっくりしてケータイを握りしめて、家の外に出てみたということでした。母のように家にいる人はあまりいなかったのか、とりあえず揺れたけれど、それほどではなかったようだし、家の中にふたたび入ったそうです。

 それから母は、いつもの通りに19時くらいにはフトンの中に入ることができて、私が昨夜電話してみたら、半分寝ているような声でした。いやはやのんきな母というべきか、母らしいというのか。それでも、実家は古い家だから、何かあると心配にはなりますし、夜中はグッスリだろうから、夜中はあぶないです。

 地震で、つい考えてしまいました。



 私たちは今さらながら、不安定な日本列島の上に暮らしていて、国策だから電力会社も調子に乗って原子力発電所を運転しようとしているけれど、これはとても危険な行為であると思いました。これは私だけではなくて、みんながそう思っているのだと最近つくづく思います。

 新潟県の前知事さんは、保守系ではあるけれど、「福島原発の事故の徹底検証をし、徹底的に事故ゼロが証明されるまで柏崎原発の再開を認めない」としていました。これはごくあたりまえのことでした(保守系にしては珍しいというべきか……)。あんなに経営陣に誠意がなく、国策だからと責任は政府にゆだね、ものすごく頑張っている現場をどれほど配慮しているのかわからない会社は何だか信用できないような気がします。

 「すべては国策ですから」という他人任せの気分でやっている会社に対して、前知事さんは責任を追求しようとした。けれども、この当たり前の主張は通らなくて、この知事さんを引きずり下ろす方策は練られ、あらゆる方法で前知事さんは引き下ろすことに成功し、選挙になりました。与党の候補と民進党をのぞく野党連合の候補との対決で、県民は原発の再開を厳しくチッェクする与党候補ではない人を知事に選んだのでした。

 新潟の皆さんは、福島県のことを他人事として見ていなかった、自分たちの置かれた危険を身にしみて感じておられたので、ちゃんと原発運用のことを少し考えたかったのだと思います。

 国会議員さんは、あまり地元のことを考えてはくれません。福島原発の事故で福島から出ている国会議員がどれだけのことをしたのか、私はあまりニュースを見ていないからわからないけど、前面に立っていたのは佐藤エイサクという知事さんでした。国に対して最後の防波堤になってくれるのは知事さんしかいませんし、働きかけをするのも知事さんの役割でしょう。

 地元の人は、自分たちの暮らしを守り、自分たちの生活圏が汚されないようにしてほしい。なのに都会と国家から原発は持ち込まれる。大都市圏を維持するためにわざわざ田舎・周辺部に原発は作られてきました。

 鹿児島県の川内市、佐賀の玄海灘沿い、愛媛県の中央構造線の先端にある佐田岬、島根県の島根半島の海側のへんぴなところ、関西の都市圏から近い福井県の若狭地方(ここには十個以上の原発)、石川県の金沢から遠いところにある志賀町、新潟市からは少し離れている柏崎市、太平洋に面した静岡の浜岡町、首都圏からは少し離れた茨城県の東海村、東北・北海道ももちろん都市部から離れたところに原発は設置されてきました。



 2011年以降、わたしたち国民は少しだけ変わったような気がします。ピンチになれば、自衛隊や県、まわりの自治体など、いろいろと助けてくれるかもしれないけれど、ある程度は自己責任で自分のことは自分で守らねばならないし、まわりの人と協力しながらやっていくしかない。それが災害列島に暮らす私たちのあり方なのだと学びつつあります。

 国は金は出しますが、ただそれだけです。

 時々心配そうな顔をして、部下を引き連れてのぞきには来るでしょうけど、お金さえ出せばいいと思っているし、「自分のことは自分でしろ」というのがありありと感じ取れます。彼らは忙しいし、そんなに災害に関わっていられないのでしょう。災害がお金になるのなら、やってくるかもしれないけれど、災害は金食い虫だとでも思っているのかもしれない。

 そして、お金になるなあと思った凍土作戦には莫大な税金を投入し、効果は知らないで平気でやっている。地元の人のことより、手持ちのお金をどうするかばかり考えている。

 もうそんなのは飽き飽きしました。私たちは、自分の暮らしを守るために、知事さんを押し立てて国と戦うしかないのです。

 鹿児島でも、沖縄でも、新潟でも、放置しておくと原発や基地が次々と作られ、知らぬ間にフル回転していることでしょう。それは国家のためなのかもしれないけれど、国民を犠牲にして国家を運営するというのはダメです。

 県民は、国策を優先する政府にNOを突きつけなければならない。政府は、県民の暮らしよりも国家を優先している。

 国家を運営する人々はそういう立場にあるのだから、ある程度は仕方のないことなのかもしれない。けれども、県民・国民は疲弊しても、国家が世界で誇れる存在であればそれでいいみたいなのはダメです。

 それらをストップさせるために、地元民は知事さんを前面に押し出すことにした。沖縄、鹿児島、新潟、東京(?)、国と地元の対決は続くでしょうし、国は地元をどのようにしてまるめこむか、あれこれ方策を練って挑んでくるでしょう。時にはやさしく、時には居丈高に迫り来る国家に対して、私たちはしたたかに対応して行かなくてはなりません。

 とりあえず、自分たちの暮らしは自分で守り、どんな危機になったとしても自分でやれる方法を考えなくては! 例によって口だけです。サバイバルのために何かしなくては! 口だけではいけない!


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