甘い生活 since2013

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Inception 2010 ……発端

2016年10月16日 08時37分38秒 | 映画の日記
 「ダークナイト」のクリストファー・ノーラン監督の作品がBSでオンエアされるということでした。ヒマな私は、自宅で奥さんにサンパツしてもらったあと、20時半から2時間少し、ずっとまじめに映画を見ました。

 夢の中に突入していく映画なので、それはもう奔放なイメージが炸裂します。とはいえ、映画の中で再現できるイメージって、どんなにCGなどを駆使したとしても、どんなにキレイで、見事で、奔放なイメージであったとしても、それでもやはり人のイメージを具体化するってむずかしいし、やはり現実に縛られてしまうんだなと思います。

 確かにすごいのだろうけれど、実写するとなると、多少の難しさと不満は残るのです。とはいえ、私たちはどれくらい自分のイメージを具現化できるのかというと、これがこころもとなくて、ほとんど具現化できないのが私たち人間の日常ではあるので、その限界にチャレンジしたんだから、そりゃ、たいしたものなのです。

 いやむしろ、今の若者の一部は、いつもバーチャルなものにどっぷり浸かっていて、現実の方がおろそかになって平面画像の方が大事で、そちらのイメージが先行してしまって、伸ばすべき自分のイメージが貧困になっていないのか、そちらも心配です。まあ、お節介な心配です。ゲーム漬けの日々だとしても、いつかはそこから抜け出すこともあるのでしょう。そうこうするうちに、政府が若者たちにどんどん借金させること、こちらの方が確信犯ですね。とてもよろしくない。

 イメージって、大事なものではあるけれど、どれだけ私たちはそれを確固たるものとして保持しているのか、というと、少しあやしい感じですね。



 冒頭にあげたのは、ポスターか何かみたいで、映画のイメージ画です。6人のメンバーが繁華街の真ん中の交差で話し合う場面はありましたが、ビルの上で上下になった街に向き合う、というのはなかったような気がします。

 私の記憶は、それこそあやふやで頼りないものだから、まったくあてにはなりません。

 さて、物語です。夜の海岸、レオナルド・デカプリオさん(レオさん)が倒れています。海岸沿いのお城みたいなお屋敷に連れて行かれたら、なんと老人メイクの渡辺謙さんがいて、以前君に出会ったね? とか言っています。

 ここから過去なのか、夢なのかわからない世界へさかのぼり、突然謙さんは今の渡辺謙さんになります。どこかの会社の経営者で、イメージを操作するレオさんにある依頼をします。

 ライバル会社の経営者が近々亡くなるが、跡を継ぐその息子に会社を破壊するイメージを植え付けて欲しいという依頼です。レオさんは、潜在意識に植え付けをするその発端(映画のタイトルのinceptionです)を研究している人らしいのです。研究者というのか、夢マニアというのか、とにかく人の夢に入り込むのを商売にしている。

 そして、何回も出てくるんですが、みんなで夢を共有し合い、そこでそれぞれの潜在意識がいろんなものを夢の中に呼び込み、騒動を起こします。また、夢は個々が見ているのですが、個々の現実にも左右されて、夢を見ている本人が水を浴びたり、音楽を聴いたり、揺さぶられたりしたら、当然夢も影響を受けるのです。

 レオさんは、本国では妻殺しで手配されていて、子どもたちの待つ本国には帰れないという設定になっています。「もし今回のミッションに成功したら、あなたの殺人罪をチャラにしてあげよう」と渡辺謙さんは言います。

 そんなことが可能なのか、それはわからないけど、謙さんはそんなことが可能なような雰囲気を持っていて、お客は、このミッションはどうなるんだろうという気になりますし、ぜひ会社の跡継ぎの夢の中に入って欲しいと思い込まされます。

 いつもコンビを組んでいる若い男のほかに、何人かを招集することになりました。レオさんの舅であるマイケル・ケインさんは、パリの大学で心理学を専攻されています。そこへ現れたレオさんは、だれか夢を上手に設計できる学生を紹介してくれと依頼して、舅であるケインさんは、婿と孫たちが一緒になれるのであれば、仕方がないと、若い女性を紹介します。

 それがエレン・ペイジさんで、現在は29歳で、当時は23歳ですね。まるで日本のごく普通の女子高生が変なお化粧をして、無理に大人ぶっているような感じの子でしたが、それなりに演技力はあったんでしょうね。

 その他のメンバーも集められ、さあ、跡継ぎ息子が飛行機で10時間の移動というチャンスを使って、この跡取り息子の夢の中に入り込むミッションが始まります。渡辺謙さんは依頼者なのに、確認したいからとついでに入ってきます。

 夢の中で、レオさんたちが息子を拉致して、息子を監禁し、息子が頼りにする幹部になりすましたり、息子のこころの奥底に入り込むように、次から次とイメージの転換を図ります。だれかがイメージの奥に入っていくためには、だれかがその場に残り、それぞれが現実に戻るためのきっかけを与える役目が担わされ、メンバーは役割分担を変えながら、息子のイメージの奥に入っていきます。

 また、夢の中では、奥に入り込めば入り込むほど、時間は長くなって、実際にはほんの5分しか経過していないのに、夢の中では1時間ということになっているみたいで、時間はどんどんひきのばされていきます。その伸びた時間の中でメンバーは、息子のイメージを探ろうとする。

 そして、たどりついたのは、雪山の中の城塞です。それくらい息子の心は寒々しいところにあって、その城塞の奥に息子の秘密が隠されているのです。たくさんの苦労を経て、秘密の扉は開かれると、死の直前の父が現れ、「おまえには失望した」と語りますが、この夢では、つづきが作られます。

 現実の父は、息子を突き放していましたが、つづきは、父はこう言います。
「なぜかというと、おまえはあまりに私をマネようとしていた。もっと自由にじぶんらしくせよ。会社なんか関係ない。おまえのやりたいようにやれ!」と言い、

 指示された金庫を開くと、父との思い出の風車がしまわれていて、父から許しを得たという、渡辺謙さんたちが望んでいたものを見させることに成功します。



 ハッピーエンドですけど、だったら冒頭の老人メイクの謙さんがわからないし、お姉ちゃん役のエレン・ペイジさんのいいところがないです。

 謙さんは、メンバーとともに息子の夢をめぐっているとき、夢の中で死んでしまったのです。普通の夢では、死んでしまったら、ハッと目覚めて、現実に戻れるのですが、今回のミッションでは特別の鎮静剤が使われていて、この夢の中で死んでしまうと、本人は現実に戻っても何もできなくなるというのです。

 だから、冒頭の海に打ち上げられたレオさんと老人メイクの謙さんは、レオさんが助けに来て、謙さんを現実に戻す工作だったのだと、あとで知ることができますし、お姉ちゃん役のエレンさんは、レオさんの夢の中でいつも亡くなった奥さんが出てきて、レオさんの仕事の邪魔をするのです。

 レオさんの奥さんは、ダンナといつも夢の共有ごっこをしていて、現実と夢の区別がつかないようになり、死んだら現実に戻れるというのを、現実の中で選び、死んでしまったのです。だから、レオさんは、いつも夢の中で亡くなった奥さんに申し訳ないと思い、詫びるし、彼女と一緒にいてあげたいと思うのです。そこでそれは夢の女なのだから、私たちのミッションで夢の女にとらわれてはいけないと、夢の中でレオさんの奥さんを殺してしまいます。それでレオさんは吹っ切れて、仕事ができた。

 さて、飛行機の中で、鎮静剤は切れて、レオさんは目覚め、他のメンバーたちも元気そうです。渡辺謙さんだってピンピンしている。飛行機はアメリカ本国に着いたようで、入国手続きも済んで、さあ、外だと見ると、舅のマイケル・ケインさんと、孫であり、レオさんの子どもたち2人がいて、やっとレオさんは帰国を果たすのでした。

 それで、映画は終わります。

 長いストーリー紹介でした。おもしろいといえば、おもしろく、よくわからないといえば、イマイチわからず、二度見るかというと、自信がなく、音楽はずっと鳴りっぱなしで、ケジメがなく、C・ノーランさんの意欲作であり、ビジュアルはおもしろかったのです。

 でも、こころに残る作品だったのかというと、そこが微妙です。あとしばらくしたら、印象が湧いてくるでしょうか。

 長々と書きましたが、この文もわけのわからんことを書いてそうで、また見直す機会があったら見直します。

 ここまでどれくらいの人がたどりつけたでしょうか。本当にありがとうございました。

 ウネウネする文章が書きたかったんですけど、そんなの私は読みたくないです。失礼しました。
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