甘い生活 since2013

俳句や短歌などを書きます! 詩が書けたらいいんですけど……。

写真や絵などを貼り付けて、二次元の旅をしています。

飼坂峠を越えられず

2017年03月04日 05時54分22秒 | 街道を歩こう!
 三重県に住んでいるので、いくつもの街道には興味があります。あれこれ歩いてみたいとは思いますが、なかなか歩けていない。それに、もう1ヶ月ほど右足の関節・膝などが痛めていて、テキパキ歩けません。もともとトボトボ歩きだったのに、もうヘロヘロ歩きかな。

 それなのに、峠越えにチャレンジしようと思いました。あと数百メートルに迫ったものの、目的は達成できず、花粉だけをたくさん浴びて退却してきました。再チャレンジしてみたいけれど、そういう日は来るのだろうか。



 伊勢奥津(いせおきつ)という名松線の終着点から歩くことにしました。去年の今ごろ、名松線が全線開通することになり、試験運転の電車を追いかけて、何度か通ってきた町でした。ここは伊勢本街道の伊勢奥津の宿場町になるんでしょうか。

 津の中心市街地から2時間くらい走らなければならない田舎なのに、昔はそれなりに開けていて、銀行・映画館などの中心街の機能があったようです。それらがすべてなくなって、ポツンとした現代に取り残された終着駅の町になりました。

 現代は、田舎切り捨てというのか、周辺部の自然崩壊というのか、そういうのを着実に推し進めている時代です。だから、この津市美杉町の伊勢奥津地区も、古くは交通の要衝であったものが、現在は滅びていく田舎として存在している。

 そこを地域活性化とか、三浦しをんさんの「神去りなあなあ」ゆかりの地として生きていこうとしている。しをんさんの小説、残念ながら私はまだ読んでないけれど、それなりにおもしろいはずなんだけど、映画も作られたのだけれど、だから聖地巡礼してみようという若者を呼び寄せられていないようです。

 そうしたヒット狙いではダメなのかもしれません。もっと地道に何かしなくてはならない。とりあえず空き家対策で、駅にも掲示してありましたが、たくさんある空き家に住んでみようという人たちを呼び寄せなくてはならない。日曜には空き家を紹介する移住キャンペーンイベントがあるようでした。

 私も興味はありますが、何をして生活するかですね。農業で自給自足。できたらいいけど、農地とかあるんだろうか。農業以外の楽しみもなくてはなりません。となると、山歩き・トレッキングなどの道路整備。これはぜひしてほしいけど、なかなか手が回らないし、人がそれだけを楽しみに来てくれないみたいです。どうしたらいいのかなあ。

 伊勢奥津で電車をチラッと見て、一度歩いてみたかった伊勢本街道を東に進んでみました。西にはもうだいぶ昔、サクラの名所の真福院(しんぷくいん)まで歩いたことがありました。だから、今度は飼坂峠をめざしたのです。

 装備は何もなく、厚着して、手袋・帽子・ネックウォーマーをつけただけです。興津の町は何度も歩いているので、スイスイとすり抜けて、とりあえず谷口の常夜灯をめざします。途中で適当なポイントがあれば、電車も撮ろうとは考えていました。でも、街道歩きを始めると、電車はもう視界から遠くなってしまいました。
 


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