エリア55レポート 

勝手気ままに海外TV情報をお届けします

続続『オスカー・ワイルド』読んでます

2017年03月19日 | 読書


昨日に引き続き「オスカー・ワイルド」に関する話題です
コメントのお返事も兼ねます


緑のカーネーションを秘密の符号として襟に挿して観劇したエピソードが出てきます
緑が倒錯を象徴し、自然界に存在しない色が自然に背く罪(男色)を連想させたらしいです
一般人にはその意味するところがわからないようにしていたこともあるし
逮捕となるともっとちゃんとした根拠がないとできなかったのでしょうね

この「オスカー・ワイルド」もようやく作品の紹介・解説が出てくるところまで読み進んだのですが
この方の紹介・解説はとても面白いです
読んでみたい!という気持ちにさせられます

「ドリアン・グレイの肖像」のあらすじをwikiだったかで読んだときは
大して興味をそそられませんでした
「肖像」が老けていくのにドリアン自身は若いままというプロットは発表された当時としては斬新だったのかもしれませんが
現代ではその後に出た小説や映画などで使い古された感じさえしますよね
私もそう思って読みたい気にはならなかったのです
しかし「オスカー・ワイルド」ではもう一歩踏み込んだ解説がしてあり
ドリアンと肖像画の関係が実は逆転していて
ドリアンが肖像画に支配されてしまう
というところまで書かれています
ここまで読むと俄然興味が湧きます

「サロメ」もヨハネの首を欲しがった王女という”あらすじ”だけでは面白味をそこまで感じないのですが
この本での紹介だとワイルドの表現の仕方が絶妙な感じがして
【銀の皿に載せられた血も滴る生首をかき抱き、恍惚として死者の赤い唇に口づけを繰り返す生娘】
なんて紹介の仕方だと読んでみたい気にさせられます

ただ読む私自身の感性が問題だなと気づかされたのが「W・H氏の肖像」で
肖像画に入れ込む青年の姿が肖像画との同性愛関係を含有している(意訳・元も日本語だけど)
という感じで解説されています
私はこの短編を最近読んだのですが、正直に言うとここまで鑑賞できませんでした
「クィア短編小説集」か「ゲイ短編小説集」に収録されていたので
(同時に借りたのでどちらに収録されていたかわからなくなってます^^;)
そういうお話なんだという先入観があったから、かろうじてそんな感じがしただけで
それも肖像画の人物ではなく最初に肖像画に入れ込んだ青年の美貌の描写に
同性愛の風味を感じただけでした
その程度にしか鑑賞できない私では「ドリアン・グレイの肖像」も一体どこまで読みとけるやら・・・
隠された表象を読みとくのが苦手なんだろうなぁ;;

『太陽と月に背いて』は私も思い出しましたw
なんでかってーとヴェルレーヌはランボーとの同性愛で有罪になって投獄されたというのは勘違いなのか?
という疑問が出てきたからですね^^;
この時代もうフランスでは同性愛が犯罪ではなくなっていたなら投獄されるのおかしいじゃないか?
ってなってググったらヴェルレーヌはランボーを拳銃で撃ってて、それが投獄の理由なんですね
あぁぁ、勘違いの記憶ですね><
そうなんですよ!きっとレオナルド・ディカプリオがまだ細くてヒョロヒョロした美少年ぶりを発揮していたせいで
そんな勘違いが生まれてしまったんですよ、きっと

衆道って若い男限定なんですね
あまりそこらへん詰めて考えてなかったです
そういわれればそうですね^^;
まだ若いうちは女性的な美しさがあるからとかそういうこともあるんでしょうかね?
そうだとしたら若者の向こうに女性性が垣間見える気がしますねw

女性の若さに価値を置くというのは私は処女性、処女信仰から来てるんじゃないかって考えてます
処女を崇めるのは突き詰めれば生まれた子供が自分の子供だという確信が欲しいから、だと解釈しています
あと征服欲かな、最初を奪う的な
少年に対する欲望もかなりの割合で征服欲があるのかな?なんて思ったりもしています
征服欲を満たすために若年の相手を選ぶのは
自分よりも下位だったり年が若く判断力が乏しい(育っていない)人間だと達成しやすいからです
どちらも対等な関係ではないので私は嫌いなんですよ
(と言いつつ、私が嵌りに嵌りまくってるルートヴィヒとホルニヒの関係は圧倒的な身分差がありますが^^;
そのことに関してまた別にいつか語っていきたいような、ないような・・・
無理やり正当化する自信はあります 笑)



ゲイ短編小説集 (平凡社ライブラリー)
Oscar Wilde,William Somerset Maugham,David Herbert Lawrence,Sherwood Anderson,Edward Morgan Forster,Henry James,大橋 洋一
平凡社


クィア短編小説集: 名づけえぬ欲望の物語 (平凡社ライブラリー)
Arthur Conan Doyle,Herman Melville,大橋 洋一,利根川 真紀,磯部 哲也,山田 久美子
平凡社


太陽と月に背いて [DVD]
クリストファー・ハンプトン
紀伊國屋書店

これ絶版なんですよね?
再販希望も多そうですね~
というかどこかで放送しませんか?







ランキングに参加しています
 ←これをクリック
別タブで開くバージョン


 ←これをクリック
タブが開かないバージョン





ジャンル:
ウェブログ
コメント (2)   この記事についてブログを書く
この記事をはてなブックマークに追加
« 続『オスカー・ワイルド』読... | トップ | 『オスカー・ワイルド』読ん... »
最近の画像もっと見る

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
太陽と月に背いて (morningglory)
2017-03-19 15:34:46
太陽と月に背いては昔レオ様目当てで見ましたが、
レオ様が美しかった事以外、正直全然理解できなかったです。
今見たらまた違う感想を持てるかな??
そう言えば、昔友達が持っていた風と木の詩も読んだ事があります。
若年の相手(しかも美少年)というのは漫画とか映像で見ている分には美しいので美味しいんですけどね。
でも実際となると、私も征服欲とか感じて許せないので嫌かもです。
記事にしていただきありがとうございました! (タイコ)
2017-03-19 23:40:12
『クイア短編小説集』の表紙の絵を日本の美術館で見た気がするんですが、気のせいかしら?(^_^;) 勘違いかもしれませんが、観賞時はそういう絵だと全く気付きませんでした。

萩尾望都や竹宮惠子の漫画を読んでた少女だった私には、パブリックスクールだの美少年とかの作品は大好物なんです!
アナカンやモーリスで誤解しているかもしれませんσ^_^;

『太陽と月に背いて』絶版なんですか...
若い腐の方が観たら、身悶えると思うのに。
それ位当時のディカプリオは綺麗だったのに><
ワイルドもそうでしたが、魅力的な妻がいても男に走らせる魔性がありましたよね!
そう言えば、放送も無いですね。
大昔にBSPで放送した気がするから、リクエストしてみようと思います^_^

コメントを投稿


コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

数字4桁を入力し、投稿ボタンを押してください。

あわせて読む