経済中心に書いてます!

趣味の範囲で…園芸・沖釣り・漢方・医食同源の投稿をします…業務はCX・225指数・FX Pro. …

[FT]ドゥテルテ氏の強権はマルコス時代に相似

2016年12月20日 17時47分02秒 | 市場動向チェックメモ
http://www.nikkei.com/article/DGXMZO10872120Q6A221C1000000/?n_cid=DF150220104320

[FT]ドゥテルテ氏の強権はマルコス時代に相似
(1/2ページ)2016/12/20 15:00
フィリピン

Financial Times
 フィリピンのドゥテルテ大統領は、率直な物言いで、犯罪を摘発し、殺人を伴う自身の麻薬撲滅の闘いに対する国際社会の非難を一笑に付す絶対的指導者としての姿を見せてきた。今、ドゥテルテ政権がマルコス元大統領と同様の独裁主義に傾いているのかについての議論が高まっている。

ドゥテルテ大統領。フィリピンでは、マルコス元大統領と同様の独裁主義に傾いているのかについての議論が高まっている=ロイター

 ドゥテルテ氏(71)の支持者らは、政敵を弾圧し、マルコス・スタイルの権力掌握をもくろんでいるという主張をはねつけた。ドゥテルテ氏は先週さらに暴走し、病気かクーデターか暗殺で6年後には「居ない」こともあり得ると、同氏らしい素っ気ない口ぶりで言い放った。

 この論争の背景には、同氏の大統領としての存続可能性を疑う声が広がっていることがある。東南アジア2位の人口を持つ同国の大統領となった同氏は、就任後6カ月で既に多くの波風を立てている。同氏が高い支持率を維持する一方で、一部のフィリピン国民の目には、これが過去の圧政や政治混乱の不安な再来に映っており、この独裁スタイルが選挙運動の報酬と同様に危険を生む初期の兆候だと見ている。

■騒乱の1カ月

 南部ダバオ市の市長だったドゥテルテ氏のこの1カ月は、同氏を基準にしても、5月の驚きの大統領当選以来で騒々しいものだった。同氏の一部の政策に反対するレニー・ロブレド副大統領は、閣僚職を辞任し、自分を政権からもまとめて追放する陰謀が存在すると主張した。

 また、ドゥテルテ氏の批判でよく知られるレイラ・デリマ上院議員もドゥテルテ派の議員から、下院で「無礼を働いた」として刑事告訴の標的にされている。元法相のデリマ氏は、推定5000人以上が殺害されたとされる麻薬撲滅運動を非難しており、今回の攻撃を「ハラスメント」だとしている。

 ドゥテルテ氏は先週、同氏の支配(の是非)を巡る議論をさらにあおった。経済界の聴衆に対し、「自らが」ダバオの警察官を率いて、ダバオ市長時代に自身が始めた取り締まり運動で麻薬犯罪の容疑者を捜索することがあると述べたのだ。同氏は「殺害できる犯罪者を本気で捜していた」と述べたが、その後、自分が殺害したのは「役人に抵抗した」者だけだと弁明した。

 同氏はまた、大統領の任期を全うできない可能性を示唆したが、側近はそれを一蹴した。その数日後、同氏は地方権限を拡大する移譲プロセスが完了したら大統領を辞めるという公約を復活させた。

 常軌を逸脱した行動や暴挙、政治的な脅迫を次から次へと起こす同氏を、一部の評論家はマルコス氏になぞらえる。マルコス氏は1965年の選挙で初めて政権を握った後、72年には戒厳令を布告して独裁体制を確立した。最後は86年の「ピープルパワー革命」で追放されたが、それまでの間に、反体制派を数千人殺害し、国家資産100億ドルを仲間とともに横領したといわれている。

 同氏が亡命先で亡くなってから25年以上たった先月、ドゥテルテ氏がマルコス氏の英雄墓地への埋葬を決めたことで、マルコス時代の記憶は今なおも鮮明さを増している。

■支持率は63%

 同国の独立系調査機関であるソーシャル・ウエザー・ステーションズが先週発表した世論調査では、支持率から不支持率を差し引いた純支持率はプラス63%だった。だが、回答者の大部分は、自分や周りの誰かが超法規的殺人の犠牲になるのを懸念している。

 他国の首脳に対するドゥテルテ氏の暴言が外交関係にダメージを与えると考える回答者は半数余りだった。同氏は先週末に再び「米国と決別」すると脅している。米国が「法の支配と市民の自由への懸念」についての調査結果が出るまでフィリピンへの支援プログラムを延期すると決定したことを受けてのことだ。

 ドゥテルテ氏は、現代の民主主義において、独裁主義と暴言でここまでやれるということを示してきた。だが、同氏が死者数を増やし、国民の記憶や国益への感覚というセンシティブな部分をさらに刺激し続ければ、その手法がどこまで通用するかはやがて明らかになるだろう。

By Michael Peel

(2016年12月20日付 英フィナンシャル・タイムズ紙)

(c) The Financial Times Limited 2016. All Rights Reserved. The Nikkei Inc. is solely responsible for providing this translated content and The Financial Times Limited does not accept any liability for the accuracy or quality of the translation.
ジャンル:
ウェブログ
コメント   この記事についてブログを書く
この記事をはてなブックマークに追加
« 女性役員の報酬額、1位は米... | トップ | メルケル首相、独トラック突... »
最近の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

市場動向チェックメモ」カテゴリの最新記事