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不破共産前議長「自民は変質」 「かつては弱点突くと改めた」

2017年08月24日 04時48分29秒 | 市場動向チェックメモ
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO20293590T20C17A8I00000/?dg=1

不破共産前議長「自民は変質」
「かつては弱点突くと改めた」
2017/8/23 19:35日本経済新聞 電子版

 2006年に共産党中央委員会議長を退いた後も党運営に強い影響力を持つ不破哲三前議長は、1969年の衆院選で初当選して以降、佐藤栄作首相ら計17人の歴代首相に国会などで論戦に挑んできた。かつての自民党は「弱点を突かれると改めた」と振り返り、安倍晋三首相が総裁の現在の自民党は「僕らが付き合っていた自民党とは違う。変質した」と話す。小池百合子東京都知事は「国政に出られない」との見方も示した。

不破 哲三(ふわ・てつぞう)氏 東大卒、1947年に共産党に入党。鉄鋼労連書記、党書記局長、党委員長などを経て、2000~06年に中央委員会議長を務めた。日米安全保障条約破棄の主張の一時凍結や、当面の自衛隊の存在・活用を容認する現実路線への転換を主導した。1969年の衆院選で初当選し、2003年に引退するまで11回連続で当選。自由党の小沢一郎共同代表とは当選同期で、党委員長として野党共闘に連携して取り組んだ。「党の理論的支柱」とされ、現在も党内で強い影響力がある。東京都出身、87歳

 ――共産党結党から95年になりますが、政権にたどり着いていません。

 「自由な人間社会を展望しながら、悪政には反対を貫き、社会の進歩をめざしてきた歴史だった。1970年代に共産党と社会党が推す革新自治体が全国で人口の43%を占め、公害対策や福祉政策などを認めざるを得なくなった政府を動かす力もあった」

 「流れを変えたのが、80年に社会党と公明党が連合政権構想で合意し、共産党排除を打ち出したことだ。それを旗印に共産党との共闘はタブーとする時代が始まり、34年間続いた。過去の政権交代は共産党を排除し、失敗した。2014年に基地問題で保守と革新が連携する『オール沖縄』という団結の旗が揚がり、翌年に市民と野党の共闘が始まった。安全保障関連法の成立で共闘が始まり、政界に大きな変化を生み出した。本当に日本の政治を変えるなら野党の連合戦線は避けられない」

 ――共産党は安保法の廃止を目的に非自民政権に代わる野党による暫定的な「国民連合政府」の樹立を掲げました。閣内に入れば天皇陛下による認証式があります。

 「それは決まっていることだ」

 ――儀式として受け入れますか。

 「ええ」

 ――共産党の志位和夫委員長が16年1月召集の通常国会の開会式に出席しました。

 「うちは開会式のやり方自体には意見はある。帝国議会の時代のままでしょ。形式を踏襲することには意見があるけれども、出席することにした」

 ――資本主義をどう見ていますか。

 「危機的な様相を強めている。社会的な矛盾が高まり、政治もかつてなく動乱的になっている。トランプ米大統領は政権自体が危機的で、欧州でもリーダーが既成政党以外から出る。政権党の主流が、ウルトラ右翼の系統に変質したのは日本独特の現象だが」

 ――資本主義の矛盾とは何でしょうか。

 「一番大きいのは社会的格差の拡大だろう。資本主義が格差を拡大するのは昔からの法則だけれど、これほど極端になったことはない。日本でも、戦後は生活が苦しかったが、国民の大部分は生活可能な一定の範囲内に入っていた。その最低保障が崩れている」

 ――共産党が国政選挙や都議選で党勢を拡大しています。底流には何がありますか。

 「いろんな要素がある。『安倍首相がいなかったら共産党は伸びなかった』と言われても困るしね。世界の資本主義国で一番発展している共産党だと言われる。かつて強力な共産党があったイタリア、フランスは力を失った。理論も全部ソ連流で、抜け出せなかったからだ。ソ連や中国の干渉を跳ね返し、定説を全部振り捨てマルクスやレーニンを自分の頭で研究した。それが力になっている」

 ――どうしてウルトラ右翼という日本独特の現象が生まれるのでしょうか。

 「自民党は僕らが付き合っていた1970年代の自民党とも、90年代の自民党とも違う。70年代の(三木武夫、田中角栄、大平正芳、福田赳夫、中曽根康弘の各元首相の)三角大福中の時代は弱点を突かれると改めた。例えば、田中角栄は石油危機で(売り惜しみなどを取り締まる)価格調査官、物価Gメンを任命した。僕が物価Gメンに電話で『何をやっている』と聞いても誰も何もやっていない。任命されたのを知らなかったり、1週間に1回市場に行っているだけだったり。(田中角栄に)実態を言ったら弱っちゃってね。『すぐ改める』と、2日後に専任の物価Gメンを何十人か任命した」

 「原子力潜水艦が日本に入るときに、放射能をまき散らさないかどうかの点検をするが『点検装置がインチキだ』とやったら、田中角栄は『すぐに全面的に改める』と言って研究所を解散させた。本当に弱点を突かれたらそれぐらいのことをやる。それがいまの内閣はやらない。ごまかされる」

 「(元首相の)橋本龍太郎と僕は付き合いが大変良かった。自民党総裁になって、共産党本部に勝手に挨拶に来たのは彼だけだ。新聞記者をいっぱい連れてきて待機している。30分ぐらい話して帰ったら記者に『何をしゃべったんですか』と聞かれるから『登山の話だ』と。橋本さんが首相を辞めてから『中国に行かないか』と言うから『何しに行くの』と聞いた。『登山がしたい』と言うから『あなたは暇だけど、こっちはそんなに暇じゃない』と。政治の立場が違うけど、そういう付き合いが成り立つ。いまの内閣は(かつての自民党から)変質している」

 ――今までの政治人生で自民党ながらあっぱれという方はいましたか。

 「褒められたら困るんじゃないかな。自民党の政治家で一番長く付き合ったのは橋本龍太郎さんだ」

 ――いまは与野党の党首会談がありません。

 「安倍晋三さんになって変えちゃった。福田赳夫首相の時にこんなことがあった。朝早くに自宅に電話がかかってきて、うちのが『どなたですか』と言ったら『福田です』。『どちらの福田さんですか』と言ったら『総理の福田です』と。僕がかけ直したら『これから緊急に米国に行って首脳会談をやるけど、野党との党首会談をやる暇がなかった』と。弁明だ。それぐらい野党にいちいち事前に連絡した。いまは国会論戦しかなくなった。異常なことだ」

 ――小池百合子東京都知事という政治家をどう見ていますか。

 「都政ではもつけれど、国政に乗り出したらどうなるかなと思う。彼女の政治姿勢は自民党でも右の方だ。国政に出たら憲法問題などで自分の立場を明確にせざるを得ない。ふわっとした個人人気で済まない世界になる。都議選のようにはうまくいかないだろう。だいたい彼女は国政に出てこられない。東京五輪を投げ出したらおしまいでしょ」

 ――冷戦から30年近くを経て世界の秩序が変化しました。

 「世界は随分変わった。今年7月の国連での核兵器禁止条約の成立は、世界秩序の大きな変化をあらわした。20世紀のような大国が国際政治を支配する時代は過去のものになりつつある」

 「現在の世界で、社会主義に到達した国はひとつもない。社会主義の社会は、資本主義時代に経済の発達した土台ができ、その上に成立する。旧ソ連は革命後に土台作りに取り組んだが、その途中でスターリンが抑圧型の国家に変質させてしまった。中国やベトナムは、その土台作りの過程にある」

 ――中国が旧ソ連のように抑圧的になり得ると見ますか。

 「その危険はある。毛沢東時代に私たちは中国から猛烈な干渉攻撃を受けたが、1998年に中国側が反省の態度を取って34年ぶりに党関係を回復した。しかし、世界を押さえた大国の歴史を持っている国は復活する。スターリンが『大ロシア主義』と命懸けの闘争と宣言した。そういう国は警戒しないといけない。いまの中国は領土問題でそれがまた始まっている。尖閣問題や南シナ海での軍事拠点づくりなどは大国主義だし、国際会議で核兵器禁止の決議を裏工作でつぶすような動きもある。大国流の態度を見せ始めている。そのたびに警告している」
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