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揺れるシャチホコ 名古屋城を巡る攻防

2016年12月20日 17時38分36秒 | 市場動向チェックメモ
http://www.nikkei.com/article/DGXLASFD14H5L_U6A211C1CN0000/?dg=1

揺れるシャチホコ 名古屋城を巡る攻防
2016/12/20 14:12日本経済新聞 電子版

 名古屋市議会会期中の11月末、市民グループ「名古屋城の天守閣を木造復元し、旧町名を復活する有志の会」の会合が名古屋市内で開かれた。

 話題は、金のシャチホコが載る名古屋城天守閣の木造復元構想。「名古屋城を木造復元すれば街の活性化につながる」「市側の事業計画は実現性が低いのではないか」。メンバー約40人からは、様々な意見が出た。北見昌朗代表は「経済効果のある木造復元は実現すべきものだ。だが、現在の市の収支計画を見通しが甘いとして、賛同しないメンバーもいる」と語った。

竹中工務店が示した名古屋城天守閣の完成予想イメージ図(左)と現在の名古屋城

 11月市議会で3回目の審査を迎えていた木造復元の関連予算案は完成時期や収支計画などを巡り紛糾。6月、9月に続き、3回目の継続審議が決まった。早期着工を求める河村たかし市長に対し、議会側は拙速だとして、天守閣木造復元構想は宙に浮いた状態が続く。

竹中工務店が提案書の中で示した木造復元の名古屋城天守閣の内部イメージ

 木造復元構想のきっかけは2010年。市が実施した診断で耐震性の低さがあらわになったことだ。河村市長は現在のコンクリート製天守閣に耐震補強ではなく、文化財としての将来的な価値向上を見据え、木造での復元を打ち出した。河村市長は「世界の宝になる」と必要性を訴える。

 実は木造化構想は名古屋城だけではない。小田原城(神奈川県小田原市)、駿府城(静岡市)など日本各地で構想が動く。その背景にあるのが、耐震化に加え、「街のシンボル」を“築城”したいという思いだ。熊本地震で被害を受けた熊本城(熊本市)では11月から市が「復興城主」を募集。12月19日現在で約2万9千人が寄付し、約4億7千万円に達した。三沢純・熊本大准教授は「熊本城は熊本県民の精神的な支柱の結果」と分析する。

 名古屋市の調査では、全国主要8都市で「行きたくない街」ナンバーワンとなった。追加調査で結果を「当然と思う」と回答した市民の6割があげた理由は「象徴的な建造物や街並みがないから」だった。古建築を専門とする三浦正幸・広島大教授は「『国宝』だった頃の木造天守に復元することが、名古屋市民の誇りを取り戻すことにつながる」と指摘する。

 シンボルだけではなく、城ブームを追い風に、観光の目玉としての期待も大きい。「平成の大改修」を終えた姫路城(兵庫県姫路市)では再オープン後の年間入場者数は286万人と大幅に増えた。名古屋市も木造化で入場者数が約170万人から400万人に増え、経済効果も100億円とはじく。

 「尾張名古屋は城で持つ」とうたわれた名古屋城の焼失から70年余り。名古屋市は戦後の復興を経て、今は「ものづくり愛知」の玄関口として人、モノが集まる。27年のリニア中央新幹線開通を控え、名古屋の街並みが変貌を遂げる中、市民のシンボルの“木造復活”はなるのか。その「未来予想図」はまだ、見えない。

 ▼名古屋城 徳川家康が加藤清正らに命じ築城、1612年に完成した。5層5階建て高さ約36メートルで、日本の城では最大級。1930年に城郭建築として初めて国宝第1号に指定された。空襲で大半が焼失。59年、鉄筋鉄骨コンクリート造りで再建された。市の当初の木造復元構想では2020年7月完成を目標に、総工費270億~400億円と想定。現在は22年7月完成、総工費505億円の計画が議論中だ。復元中の本丸御殿は18年の完成予定。
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